ベルリーナーになるための100の問い(8) – これで最後! –

フリードリヒシュトラーセ駅にあるTränenpalastにて(7月24日)
訳す側としても数々の難問、奇問(?)に悩まされてきましたが、「ベルリーナーになるための100の問い」、ついにこれで完結です。今回は最後だけあって、いつにも増して難問が多い気がします。問いを読んでも多くがチンプンカンプンだと思いますが、どうぞあまり気になさらずに。それにしても、この100問を考えた人ってすごいですね。よっぽどベルリンに精通した人か、よっぽどのヒマ人か。いや、それを全部訳した自分も自分ですが・・
91. 2種類の”Sperrungen” (禁止)がベルリンにはない。それは何か?
92. アルマジロの中で仕事をしているのは、どこの会議所?
93.” Tränenpalast”(「涙の宮殿」)はPalastes der Republik (共和国宮殿)の解体を泣いている、かどうかはともかく、Tränenpalastはなぜこのような名前が付いているのか?
94. ベルリンの通りに犬が置いていくもの(つまりフン)は、一日何トンに及ぶ?
95. “Avus”は何の略語?
96. “Bonnies Ranch”はLübarsを舞台にしたベルリンのVorabendserieの名前だが、これはシュテーグリッツのカントリーバンドの名前?それとも他の何かを指すのか?
(この問いは何のことだかいまいちよくわかりませんでした)
97. „jwd”とはどこにある?
98. アメリカ人は自分たちの”Neighborhood”に住む。ドイツの小さな町の人たちは自分たちの”Viertel”(地域)に住む。では、ベルリーナーはどこに住んでいる?
99. 他の人々はこの付近を歩く。ベルリーナーはこの中で勉強をする。さて、求められている言葉は何でしょう?
100. ベルリーナーは口厚かましく、不機嫌(miesepetrig)なことが多い。しかし他方において、この町にはそれとは正反対のライフモットーがある。何という?
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それでは解答と補足説明です。
91. ベルリンには“Sperrbezirk”(売春禁止地帯)と“Sperrstunde”(飲食店・風俗営業などの法定閉店時刻)がない。
(両方とも普通は辞書に載っていない言葉です。ネットで調べて「なるほど」と思いました)
92. ベルリン商工会議所はファザーネン通り85(Fasanenstr. 85)に居を置くが、 グリムショウ(Grimshaw)が設計したその建物はアルマジロ(Gürteltier)のような外観をしている。
Foto: http://www.tagungsplaner.de/
93. フリードリヒシュトラーセ駅のかつての国境検問所にあった“Tränenpalast”(涙の宮殿)で、東ベルリンの人々は西からの訪問者と別れなければならなかった。よってこのような名前が付いた。

(現在ここはコンサート会場などに使われていますが、経営難のため今月末で閉鎖されることが決まっています。文化財ゆえ建物としては残るものの、一部は取り壊しになるそう。昨日初めて入り口から中に入った時、なんともいえない気分になりました。近いうちに写真をアップするつもりです)
94. 清掃会社のBSRによると、ベルリンの通りに犬が残していくフンの量は、一日55トンに及ぶ。
(もうちょっと何とかならないんでしょうか、これ)
95. „Avus”とは“Automobilverkehrs- und Übungsstraße”(自動車交通・練習道路)の略。
(「ベルリン郊外にあったサーキット。世界初の自動車専用道路でもある」ウィキペディアより)
96. “Bonnies Ranch”とは、ライニッケンドルフにあったかつての Karl-Bonhoeffer-Nervenklinik(カール・ボンフェッファー神経病院)の俗称。 今日この場所には処分執行の病院、Vivantesのセンター及び精神医学の移動診療所がある。
97. “Jwd”“janz weit draußen”の意味で、いわば“Ende der Welt”(世界の果て)。
(こんなベルリン方言まで普通に載っている「独和大事典(小学館)」には感服します。町の中心からずっと離れた場所を指すときに使うそうです。
例:Er wohnt jwd. 彼はずっとへんぴな所に住んでいる)
98. ベルリーナーは自分たちの“Kiez”に住んでいる。
(これはベルリンではよく聞く言葉ですね。ベルリーナーは自分の住む家の界隈のことを、愛着を込めてキーツと呼びます。もともとはスラブ語からきた言葉です)
99. その言葉とは“Rostlaube”(さび色の葉っぱ)。ベルリン自由大学のある講義室は、その外観からこの名が付いた。
100. ベルリーナーの愉快なライフモットーとして“Lebe glücklich, lebe froh, wie der Mops im Paletot!”(幸せに楽しく生きよ!) というのがある。これは古い童謡にちなんだもので、Paletotは古い紳士用のコートと考えられている。
(Mopsというのはマルチーズ系の小型の犬のことなんですが、この比喩の意味がいまひとつわかりませんでした)
これでおしまいです。辞書には載っていない事柄も多かったですが、自分で調べていて相当いろいろな発見がありました。みなさんの出来はいかがだったでしょう?自分が何問できたかはいちいち確かめませんでしたが、ベルリーナーへの道はやはりかなり遠そうです(笑)。でも楽しませてもらいました。

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2 Responses

  1. ガーター亭亭主
    ガーター亭亭主 at · Reply

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    堂々。一問も出来ませんでした。
    う~ん、ベルリンと縁のない人間にはあまりにも難しいですぅ。

    パリジャンになるための、って誰か作ってくれないかなぁ。

  2. berlinHbf
    berlinHbf at · Reply

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    >ガーター亭亭主さん
    かなり年季の入ったベルリーナーでもこの100問は難しいと思いますよ。半分冗談のような問いもありましたし。パリだったら、こういう問題もっとありそうな気がします。出版物の量もベルリンとは比較になりませんからね。

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