先週のある日、Sバーンで中央駅を通ったら、キリル文字の入った見慣れないブルーの車体が停まっていました。一体どこに行く列車だろうと気になったので思わず見に行くと、行き先はベラルーシの首都ミンスクとなっていたのでちょっとびっくり。
ホームの表示板にはモスクワ行きとなっていたので、途中で切り離されるのかもしれませんが、ICEなどが頻繁に発着するこの長距離列車用のホームにおいて、ブルーの重々しい車体は古色蒼然とした趣を漂わせていました。モスクワ行きの列車はかつては東のリヒテンベルク駅から出ていたものですが、中央駅の開業に伴って現在はツォー駅始発になっているようです。
そうこうするうちに発車時刻が迫ってきました。
ベルリン中央駅発15時24分のこの列車に乗ると、ミンスク着は翌日の11時25分、そしてモスクワのベロルスカヤ駅到着は22時31分となっています。
そこから先は、シベリア鉄道経由でウラジオストック、あるいは北京に抜け、さらには船で日本にも帰れるのだなあと思うと、なにか壮大なものを感じてしまった午後のひと時でした。
SECRET: 0
PASS:
世界は、どこまでも続いているんですね。
SECRET: 0
PASS:
うをおおお,ベルリン発ミンスク経由モスクワ行き???
乗ってみたい!!!
SECRET: 0
PASS:
DBでは、ウラジオストクまでの連絡きっぷを売っているときいたことがあります。
線路の幅が広い、旧ソ連邦諸国に直通するので、国境の駅で台車を交換するのでしょうね。こういう国境を感じることのできる、国際列車に一度乗ってみたいものです。
SECRET: 0
PASS:
あ,そういえばリトアニアからポーランドに入国したとき,
線路の幅が変わってたのを思い出しました.
SECRET: 0
PASS:
そうなんだ!中央駅からモスクワ。何だか東ベルリンを始発としていた時とは大違いですね。時の流れを感じさせられます。
SECRET: 0
PASS:
屋根の汚れ方がすごいですね。
よくトーマスクック時刻表を眺めては「欧州の電車ってどこまでも行けるんだなあ」と思ったものですが、モスクワとなるとさらに日本までの
道のりも想像しちゃいますよね。
SECRET: 0
PASS:
>Tilさん
まさに「線路は続くよどこまでも」ですね!
SECRET: 0
PASS:
>ymzkさん
おー、久々のコメントですね。 こういう話題なら食いついてきてくれるんじゃないかと思っていました(笑)。今度ビールの話をするので、またコメントお願いします^^)
SECRET: 0
PASS:
>hiro_hrkzさん
お久しぶりです!
キエフからワルシャワに夜行で戻ってくる際に、国境付近でまさにこういう場面に遭遇しました。深夜なのに容赦なく起こされて、荷物チェックとかされたことを思い出します。
SECRET: 0
PASS:
>zaichikさん
これまたお久しぶりです。
ロシア通のzaichikさんなら、一度は列車でモスクワに行ってみるのもいいのではないでしょうか。僕もいつか乗ってみたいです。よい夏を!
SECRET: 0
PASS:
>MOTZさん
屋根の汚れは確かにすごいですね。
日本に昔走っていた20系客車を想起させます(←マニアック)。
確かに、地続き&多文化の欧州を実感させてくれる列車でした。
SECRET: 0
PASS:
マサトさん、こんにちは。
この列車、私も先日のベルリン滞在時に中央駅で見ました。
MINSKのところではなくMOSOAWのところのプレートの
写真を撮ったのでいつか旅行記に載せようと思っています。
私が見たのは午前9時ごろで、Zoo-MOSCOWとプレートでは
なっているのになんで中央駅?と思い
帰ってきてからドイツ鉄道のHPで確認したのですが
該当する時刻表がなくいまだに???です。
しかし、陸続きなので当然といえば当然なのですが
物凄く私もこの列車を見て感動しました。
ロシアが身近に感じた一瞬でした。
SECRET: 0
PASS:
>しゅりさん
しゅりさんがご覧になったという列車、DBのHPで調べたらちゃんと載っていましたよ。モスクワを8時に出て、ベルリンが翌朝の9時4分着だからまさにこれでしょう。モスクワが東への玄関口だということを実感させてくれる列車ですよね。
SECRET: 0
PASS:
マサトさん、こんにちは。
わざわざお調べくださってありがとうございます。
そうですよね、ベルリン発ばかり考えていましたが
モスクワ発をすっかり忘れていました(汗)。
それではあれは、長い旅路の果てついた列車だったのですね。
SECRET: 0
PASS:
>しゅりさん
いえいえ、僕もちょっと気になったのでついでです。
>それではあれは、長い旅路の果てついた列車だったのですね。
これだけの長距離列車は貫禄がありますよね。
日本では夜行列車がどんどん消えつつあるのが残念です。
SECRET: 0
PASS:
戦前の鉄路ですと、伯林、モスクワからずっと西比利亞を通り、満州里(マンチュウリ)、斎斎哈爾(チチハル)、哈爾濱(ハルピン)で乗り換え、新京(現長春)、奉天(現瀋陽)から大連へ向かわず朝鮮半島に向かい、安東、平壌、京城(現ソウル)を通り釜山から連絡船で下関へ渡るのが2週間弱と一番速かったとか。船で一箇月かかったことを思うと、アンカレッジも経由しない飛行機の12時間なんてわけないです。
当時の切符は通しで買うと、上野發伯林行なんてのもあったと聞きました。
SECRET: 0
PASS:
>gramophonさん
何と壮大な旅路でしょう!戦前の下関行きの特急冨士は国際列車で大陸行きの船や列車に接続していたという話を、宮脇俊三さんの本で読んだことがあります。すごい時代があったものですね。