昨日の午後、このブログで何度も登場していただいているメヒティルトさんにお会いしました。近々別の媒体にベルリンのクリスマスについての記事を書くため、生粋のベルリーナーの彼女からベルリンの昔のクリスマスにまつわる話を伺いに訪ねて来たのです。
私が訪ねると、クリスマスにまつわるいくつかのケーキを出してくださったので、今日はそれをご紹介しましょう。まず一番手前は、Mohnkuchenと呼ばれるケシの実のケーキでメヒティルトさんの手作り。すりつぶしたケシの実はゴマのような食感で、香ばしいおいしさでした。これは特にクリスマスの時期限定というわけではないようです。その左の、ニュルンベルクのレープクーヘン(Nürnberger Lebkuchen)は、ドイツのクリスマスの代名詞とも言えるもの。はちみつや香辛料がたくさん使われ、しっとりとした風味です。
右上に見える細長いのは、アーヘンのプリンテ(Aachener Printen)という名のレープクーヘンの一種です。食感は固めのクッキーという感じなんですが、シナモン(Zimt)やクローブ(Belken)などが効いていて、びっくりするほどスパイシーでした。その奥には、写真では見にくいですがチョコレートがけのバウムクーヘン(Baumkuchen)も。昔ベルリンで有名だったケーキとしては、プフェッファークーヘン(Pfefferkuchen)というのが挙げられます。Pfefferといっても胡椒が入っているわけではありません。昔は香辛料のことを総称してPfefferと呼んでいたのだとか。香辛料をたっぷり使ったこれらのケーキは体にいい上、日持ちもするという利点があったのでしょう。
おいしい紅茶もいただきながら、(まだ11月ですが)クリスマス気分の盛り上がる楽しいひと時でした。
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ポーランドにもMakowiecというケシの実のケーキやPiernikというレープクーヘンがあり、おいしいですよ。おいしさのあまり食べ過ぎて体重増えますけどね。
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>ヒロさん
これはどうも!やはりお隣同士、名前は異なれど似たようなケーキはあるんですね。機会があったら試してみたいです。カトリックの国ポーランドのクリスマスは、北ドイツとはまた一味違うのでしょうねー。
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うちは、夫がMohnkuchenを焼いてくれます。
もちろんケシの実をすりつぶすときは手伝いますが。
あれが手間がかかるんですよね。
Aachener Printen、Pfefferkuchenというものは知りませんでした。
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>Tilさん
>もちろんケシの実をすりつぶすときは手伝いますが。
>あれが手間がかかるんですよね。
へーそうなんですか!恥ずかしながら、ケシの実と聞いてもピンときません。今度作るところを手伝いながら見てみたいです。
Aachener Printenは僕も初めて食べました。あれは好き嫌いが分かれるかもしれません。