「実録・連合赤軍」がベルリナーレで受賞

ベルリナーレの受賞作品が決まりました(くわしくはこちらにて)。
前回の記事でご紹介した若松孝二監督の「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」が2つの賞を受賞したそうです。ほんの少しだけとはいえ、自分が今回直接関わった映画がこのような賞を受賞し、大変うれしく思いました。映画祭最終日の今日、「実録・連合赤軍」も12時半よりポツダム広場のKino Arsenalにて最後の上映があります。
若松監督「連合赤軍」などが受賞 ベルリン映画祭で
(2008年02月16日21時19分, asahi.comより)
 開催中の第58回ベルリン国際映画祭で16日、若松孝二監督「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」が、アジア映画の秀作をたたえるNETPAC賞を贈られた。「実録~」は映画祭の中でも前衛・実験的な作品を集めたフォーラム部門に参加していた。あわせて、国際芸術映画評論連盟賞も贈られた。
 「実録~」は連合赤軍の成立や訓練中の「粛清」、警察との銃撃戦を生々しく再現した。
 また、荻上直子監督「めがね」が、新味ある芸術表現が評価されてマンフレート・ザルツゲーバー賞を贈られた。
以下はベルリナーレの公式サイトPreise Unabhängige Jurysのページから抜粋。
Preise der C.I.C.A.E.
Forum
United Red Army

von Wakamatsu Koji
United Red Army ist ein interessanter und beeindruckender Film, der es seinem Publikum erlaubt eine tiefgehende kinematografische Erfahrung zu machen. Das Schicksal der radikalen jungen Menschen von damals nachzuerleben, ist auch für junge Menschen von heute eine wertvolle Erfahrung. Es ist ein Film, der auch in seiner Länge nicht schwächer, sondern stärker wird. Sein Thema ist ein interessanter Startpunkt für Diskussionen.
訳)「実録・連合赤軍」は、聴衆に深い映画体験をもたらす、興味深く感銘を与える映画だ。当時の過激な若者の運命を追体験することは、今日の若者にとっても価値ある経験となるだろう。作品の長さも短所ではなく長所になる映画であり、そのテーマは議論のための興味深い開始点となっている。
Kino Arsenalでの上映後、質問に答える若松監督(右)。

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11 Responses

  1. つーたん
    つーたん at · Reply

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    あさま山荘事件は、親から何度か話を聞いたことがあります。全国民がテレビにくぎづけだったと。ちょっと怖そうなんだけど、観てみたいです。

  2. hiro_hrkz
    hiro_hrkz at · Reply

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    この映画は見てみたいと思いました。
    最近は警察側からの視点であさま山荘事件にアプローチしたものはいくつもありましたので、今度は、なぜ起きたのか・・ということを理解するためにも。

    もうすぐ事件が起きた2月19日ですね。

  3. 第三市民
    第三市民 at · Reply

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     同世代としては忘れたい悪夢ですが、幾多の星霜を踏んだ今、直視できるのだろうか、劇場の暗闇で啼いてしまいそうで怖ろしいです。

  4. berlinHbf
    berlinHbf at · Reply

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    >つーたんさん
    あのときの視聴率は、日本の報道番組史上いまだに破られていないそうです。お茶の間にもたらした衝撃は、さぞやのものだったのでしょうね。

  5. berlinHbf
    berlinHbf at · Reply

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    >hiro_hrkzさん
    >最近は警察側からの視点であさま山荘事件にアプローチしたものは
    そういう視点からのみ撮られた映画に対する強い不満が、今回の映画を作る大きな原動力になったと監督自身語っていました。一見の価値はある作品だと思います。

  6. berlinHbf
    berlinHbf at · Reply

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    >第三市民さん
    あの時代を同時代人として生きた方の感想もぜひ聞いてみたいです。よかったらまたお書き込みくださいね。

  7. pfaelzerwein
    pfaelzerwein at · Reply

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    ドキュメンタリーとしては嘗てないほど優れた映画のようですね。私は珍しく雪の降る日にこれまた珍しく勉強しながらライヴのラジオをつけていたのを良く覚えています。当時は、年長の兄弟などがいる家庭では、学生運動の活動もその父兄での話題「誰それさんは逮捕されて、嘆いている・子供を信じている」というのが普通でした。超過激派といっても何処かで他人事ではなかったのです。だから、あんなに酷いことになっているとは誰も思わなかったのです。

    正直言うと、このような内容の映画が何故今評価されるか分からないのです。上のような当時の感覚からしても大分特異な事件でしたから。この事件によって、一般人は大きな失望を与えられたのはないでしょうか?

  8. berlinHbf
    berlinHbf at · Reply

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    >pfaelzerweinさん
    >当時は、年長の兄弟などがいる家庭では、
    この映画でもそういう兄弟が出てきます。悲劇的な展開に至るので、本当に胸が痛みました。

    >超過激派といっても何処かで他人事ではなかったのです。
    なるほど、そういう感覚だったのですか。自分の母親がほぼその世代なので、一度話を聞いてみたいですね。

  9. Yozakura
    Yozakura at · Reply

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     話題となっています「実録・連合赤軍」ですが、映画そのものは未見であり、視聴できる機会も当分なさそうです。
     ただ、若松監督のトークショーが、今月・03月15日、東京都内の映画館にて開催される予定です。当該・受賞作品は、その映画館では上映されないのですが、同監督作品の上映特集週間に併せて開催の模様で、発言内容が楽しみです。
     機会があれば、当日の模様など紹介できるやも知れません。お元気で。

  10. berlinHbf
    berlinHbf at · Reply

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    >Yozakuraさん
    ご無沙汰しています。コメントありがとうございました。
    若松監督といえば、先週号のニュースダイジェストにインタビュー記事が載っています。ネットでも読めますので、ぜひご覧ください。
    ベルリンでの監督の話しぶりが頭に浮かんでくるようです。

    http://www.newsdigest.de/newsde/content/view
    /1053/99/

    >機会があれば、当日の模様など紹介できるやも知れません。
    それはぜひよろしくお願いいたします!

  11. Yozakura
    Yozakura at · Reply

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    Masato様:NewsDigestの記事を熟読
     上記に案内のありましたインタビューを興味津々に熟読。ご案内、有難う御座います。
     で、肝心の若松監督トークショーですが、昨日は多忙のため映画館へ行けず仕舞い。期待に応えられず、申し訳ないですね。若松監督の特集上映期間は、もう少し続いている模様なので、その間に行ければ—-と願うだけです。
     ただ、監督が精力を傾注した力作であることはよく理解できました。お世話様でした。お元気で。
     

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