ポツダムのアルター・マルクト広場

Alter Markt Potsdam (2008年12月4日)
先日書いた「ポツダムへの道(1) – もう1つの王宮再建 –」の続きとして、かつて王宮があったアルター・マルクト広場(Alter Markt)を紹介したいと思います。
アルター・マルクトは「旧市場」の意で、戦前の写真を見ると、いくつもの市が並び、ポツダムの台所だったことを伝えてくれる。もともとは、18世紀半ば、フリードリヒ大王がイタリアの広場(Piazza)にならって造り変えたこの広場。第2次世界大戦末期の空爆とDDR時代を経て、かつての華やかさはすっかり消えてしまった。いま広場の中央に立って南側を見ると、こんな風景が広がっている。右側が王宮の跡地、ぽっつりと建っているのは東独時代のビル(現メルキューレ・ホテル)、左側の丘に突き出ているのが現在のブランデンブルク州議会だ。
アルター・マルクトで一際目立つ建築物が2つある。1つは広場に面したかつての王宮の厩(Marstall)だ。1685年に建てられ、18世紀半ばに拡張されて今の姿になった。現在は映画博物館(Filmmuseum)として使われている。王宮が再建されたら、この厩とどういう調和を見せるのか、楽しみではある。
もう1つの目立つ建物は、やはりシンケルが設計したニコライ教会だろう。神殿を思わせる古典様式のこの教会が1837年に建てられた当時は、てっぺんのドームはなく、平べったい形だった。78メートルのドームが完成したのは、シンケルの没後だったという。
広場中央に立つ大理石のオベリスクは、1979年に再建されたもの。
旧市庁舎(ちょうど改装中だったので写真はなし)の2つ隣のクノーベルスドルフハウス(Knobelsdorffhaus)は、その名の通り、建築家ゲオルグ・ヴェンツェスラウス・フォン・クノーベルスドルフ(1699-1753)の作品。
ベルリンとポツダムで、この人が残した建築は一体いくつあるのだろう。代表的なものだけでも、ベルリンの州立歌劇場、聖ヘトヴィヒ大聖堂、シャルロッテンブルク宮殿の拡張、ポツダムの王宮の改築、そしてあのサンスーシ宮殿・・・。
グリーンのファサードは、かつては輝いていたのだろうが、近付いて見ると至るところで表面が剥がれ落ちていた。王宮も含めて、ポツダムの中心部がよみがえるのは、まだしばらく先になりそうだ。

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