週末を利用して、昨日からプラハに来ています。プラハに来るのは、あの大洪水直前の2002年8月以来なので、かれこれ約8年ぶり。ベルリンからの列車は予想外の大混雑で、ドレスデンまで座れませんでした。プラハは変わったといろいろな人から聞いていましたが、まずあの薄暗かった中央駅が完全に改装されていてびっくり。町並みも人々の表情もより明るくなっている気がしました。でも、あの核シェルターにも使えそうな地下鉄は当然そのままで、黄泉の国に続いていそうな深い地下の底をエレベーターから覗き込むのはスリル満点でした。
こちらはちょうどプラハの春音楽祭が始まったところで、昨晩は恒例のスメタナ「わが祖国」のコンサートもあったようですが、私たちは国民劇場(写真)でヤナーチェクの「イェヌーファ」を観ました。国民劇場の「イェヌーファ」は1999年の来日公演で実演に触れ、深い感動を味わった、私にとって特別な演目。今回観たのは2005年プレミエのあの時とは違う演出でしたが、ほぼ地元チェコ人のキャストで固められた歌手陣はさすがに安定した実力で聞かせてくれました。大感動とまではいかなかったものの、プラハでヤナーチェクのオペラを観れて幸せでした。
この週末、天気はあまりよくないようでしすが、これから街をぶらぶら歩くのが楽しみです。