前回ご紹介したリューバースの湖を西に折れて、なだらかな坂を下って行くと、「壁の道」はライニッケンドルフ北側の住宅街を通って行きます。「壁の道」(Mauerweg)といっても、昔の壁のあった場所全てが道路になっているわけではないので、実際の壁のラインから少し外れることがあります。このあたりの住宅街は旧東側になるのですが、落ち着いたいい暮らしぶりが垣間見れて、ここが昔東西のどちらに属していたのか、ちょっと走っただけではもはやわかりません。
民家の庭に壁の1セグメントが丸ごと置かれていました。どこかのお金持ちがチャリティーオークションで買い取ったものなのかも。
やがて、Oranienburger Chausseeという交通量の多い通りに出ると、今度は北上します。途中マクドナルドを見つけたので、小休憩。暑い日だったので、「マックフルーリー」の冷たさと甘さが体に沁み入りました^^。
元気になったところで、再出発。このまま大通りを北に進めばわかりやすいのですが、「壁の道」は再び住宅街をうねうねし、やがて森の中へと突入します。「ベルリンの壁」というのがいかに複雑に入り組んでいたかを、体で実感します。
Hubertusseeという小さな湖をぐるりと回り、再び西へと走ります。この日の終着点ホーエン・ノイエンドルフが近づいて来た頃、思わぬ出会いが待ち受けていました。
(つづく)