『素顔のベルリン』の増刷

『素顔のベルリン』の増刷

私の最初の著書『素顔のベルリン』が、お蔭さまでこの度増刷されることになりました。大変うれしく思うと共に、これまで多くの方々にご覧いただいてきたこと、心より感謝申し上げます。この本が出版されてからかれこれ2年近くが経ち、デ…

発掘の散歩術(14) -ミース・ファン・デル・ローエのバースデーパーティー-

発掘の散歩術(14) -ミース・ファン・デル・ローエのバースデーパーティー-

夕暮れ時のレムケ邸で踊る人たち (2011-08-14) アレクサンダー広場からトラムのM4に揺られること約25分。ヴァイセンゼーという湖を過ぎて間もなく、ブッシュ・アレー/ハンザ通りという停留所で降りた。普段ベルリンの…

追悼クルト・ザンデルリンク

追悼クルト・ザンデルリンク

大指揮者のクルト・ザンデルリンクが亡くなったそうですね。享年98歳。あとわずか1日で99歳の誕生日だったといいます。2007年に彼の95歳のバースデーコンサートを聴く機会があり、この時どなたかが「次はマエストロの100歳…

記憶の鉄路をたどる(3) – グライスドライエックの貨物駅跡(下) –

Gleisdreieck(2008-08-17) (前回のつづき) 工事中のグライスドライエックの敷地内を西に向かって歩いて行くと、やがて現役の線路に行き着いた。ここからは夕暮れ時のポツダム広場のビル群がよく見渡せた。 …

ベルリンの壁 記憶の場所

ベルリンの壁 記憶の場所

壁建設50周年の式典に際し、ドイツの各政党から贈られた花束 初めてベルリンに来た方に、ベルリンの壁の遺構を見せると、「意外に低いんですね」とか「背が高い人なら、よじ登れそう」という感想を漏らされることがあります。そう感じ…

記憶の鉄路をたどる(2) - グライスドライエックの貨物駅跡(上) -

記憶の鉄路をたどる(2) – グライスドライエックの貨物駅跡(上) –

Gleisdreieck(2008-08-17) 先週末、建設中だったグライスドライエックの公園の一部がオープンするという新聞記事を目にした。グライスドライエックは地下鉄U1とU2の駅名にもなっているが、ポツダム広場の南…

眞峯紀一郎さんインタビュー - 9/9のチャリティーコンサート -

眞峯紀一郎さんインタビュー – 9/9のチャリティーコンサート –

9月9日、ベルリンのカイザー・ヴィルヘルム記念教会で、東日本大震災のチャリティーコンサートが開催される。ベルリンのプロオーケストラに在籍する約15人の日本人音楽家が一同に会するという初めての試みだ。このコンサートのまとめ…