消えゆく夜行・長距離列車
「夜行列車」という言葉には、洋の東西を問わず旅心を誘う響きがあります。今年の3月限りで日本のブルートレインは全廃されることになりましたが、残念ながら欧州でも、夜行列車や長距離列車は縮小傾向にあります。昨年12月14日のド…
発掘の散歩術(54) -ノイケルンの天井で遊ぶ-
地下鉄U7のノイケルン市庁舎駅で降りて地上に出ると、ショッピングセンター「ノイケルン・アルカーデン」は目の前だ。トルコ系移民の家族連れが目立ち、ベルリンのショッピングセンターの中でもとりわけ混み合っている。大手家電量販店…
岩波書店『世界』2015年2月号 – アウシュヴィッツ解放70周年 –
岩波書店の月刊誌『世界』2月号に、「インゲ・ドイチュクローンが心に刻んできたもの—アウシュヴィッツ解放70周年—」というタイトルのルポを寄稿させていただきました。間もなくやって来る1月27日のアウシュヴィッツ解放70周年…
細貝萌選手インタビュー(ドイツニュースダイジェスト掲載)
昨年11月に行ったサッカーブンデスリーガのベルタ・ベルリンの所属する細貝萌選手のインタビュー記事が、ドイツニュースダイジェストの2015年新年号に掲載され、オンラインでも全文をお読みいただけるようになりました(こちらより…
ブランデンブルク州ユーターボークの旧市街を歩く(2)
ダム・トーアと呼ばれる門が、鉄道でユーターボークに来る場合の街の入り口になる。ユーターボークの帰属は何度も変わっている。30年戦争期間中の1635年、この街はザクセン選定侯領に組み込まれた。そして1756年、プロイセンの…
ブランデンブルク州ユーターボークの旧市街を歩く(1)
ちょうど1年前、近所に住む友達の車を借りる機会を得て、妻と日帰りでどこかに行こうという話になった。私はこの機会に、ユーターボーク(Jüterbog)に行ってみようと思った。何年か前に、ベルリンの新聞で「中世の面影がほぼ完…
Frohes Neues Jahr 2015!
新年あけましておめでとうございます。 昨年はいつになく時間が経つのが早く感じられました。特に9月から12月中旬まではこれまで経験したことがなかったほどめまぐるしい日々でしたが、お仕事に恵まれ、充実した年を送ることができた…
Frohe Weihnachten 2014
今日12月26日はクリスマス休みの2日目。少し遅くなってしまいましたが、クリスマスの様子を何枚かお届けしたいと思います。 1週間ほど前、知人のドイツ人家族のお宅へお邪魔しました。かれこれ10年以上いろいろお世話になってい…
クロイツベルクのココロラーメン
仕事が一段落した先週末、ちょっとしたお疲れ様会ということでクロイツベルクにある「ココロラーメン」に行ってきました。U1のKottbusser Torから南に5分ほど歩くと(U8のSchönleinstr.からも同じぐらい…
『ベルリンガイドブック』が増刷されました
昨年7月に『素顔のベルリン』(ダイヤモンド社)の増補改訂版として刊行された『ベルリンガイドブック』が、おかげさまでこの度増刷されることになりました。早いもので初版から5年が経ちましたが、いまも多くの方に読んでいただいてい…
ベルリンの秋 2014
Volkspark Wilmersdorf (2014-10-28) U-Bahnhof Spichernstrße Mauerpark (2014-11-02) Hof in der Kastanienallee Te…
発掘の散歩術(53) -21世紀の「消費のカテドラル」が誕生-
バスがポツダム広場を過ぎ、ライプツィヒ通りに入ると、左手に広大な空き地が広がる。ここを通るとき、私は「Tresor」と手書きで書かれた看板を見るのが好きだった。「金庫室」を意味する壁崩壊後の伝説的なクラブは、2005年に…
(続)村上春樹氏がヴェルト文学賞を授賞
作家の村上春樹氏が、ドイツの大手日刊紙ディ・ヴェルトが主催するヴェルト文学賞を授賞し、11月7日、出版社アクセル・シュプリンガーの本社ビルで行われた授賞式に参加しました。 ナチスが台頭する以前の1920年代のベルリンは、…
「家庭画報」2015年1月号 特集「ベートーヴェンの軌跡を巡る」
最近発売になった「家庭画報」2015年1月号が、「ベートーヴェンの軌跡を巡る」と題して、ベートーヴェンの特集を組んでいます。彼の生誕地であるドイツのボンと作曲家としての飛躍の場となるウィーンの2都市で構成されており、ボン…
第1アドヴェントはスウェーデン・マーケットへ
この秋はかつてないほど忙しい日々を送っているせいか、明日からもう12月という時の流れの早さに唖然とします。これから長めの原稿のまとめに着手するため、あと2週間ぐらいは息が付けないのですが、第1アドヴェントの今日は気分転換…
エネルギー問題をテーマにした展覧会
ベルリン市中心部のジャンダルメンマルクト広場やフンボルト大学などから近い連邦外務省では、定期的に展覧会が開催されています。10月16日から約1カ月間、Lichthofと呼ばれる入り口のホールで、日本の新進作家から成るグル…
イラストレーター高田美穂子さんが描くベルリン・パノラマ(晩秋編)
今日から当ブログのトップ画像が変わりました。前回に続いてベルリン在住のイラストレーター、高田美穂子さんによるオリジナルの新作です。今回美穂子さんが紅葉の季節に合わせて描いてくださったのは、プレンツラウアー・ベルク地区にあ…
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