近代化の最中のオストクロイツ駅
久々に変わりゆくベルリンの風景をお届けしたくなりました。まずは、あのオストクロイツ駅。2008年から折りに触れて変化の様子をブログで紹介してきましたが(下の「Ostkreuz」のタグをクリックすると、ご覧いただけます)、…
ベルリンでの12年間 1933-1945, 2000-2012
何のあてもないまま、私がベルリンにやって来たのは2000年の9月25日。高橋尚子がシドニー五輪で金メダルを獲得した翌日だ。いつの間にか、丸12年を迎えたことになる。2年前の10周年のときも一区切り付いた感じだったが、ベル…
発掘の散歩術(32) – テーゲル湖の「マリー」に会いに –
何年住んでいてもドイツの冬の寒さは身にこたえるが、「今週末の気温は零下10度を下回る見込み」などという予報を耳にすると、たじろぐ反面、心のどこかでときめいている自分がいる。そんな予報が出された1月末、ある期待を胸に、テー…
パノラマで体感する「ベルリンの壁」
かつて東西の国境検問所があったチェックポイント・チャーリーの跡地は、年間を通して多くの観光客が訪れる場所。昨年秋からここで、ベルリンの壁をテーマにしたパノラマ展「Die Mauer(壁)」が開催され、話題を呼んでいます。…
発掘の散歩術(31) – クロイツベルクの夜は長い –
現在私が住んでいるのは、ヴィルマースドルフという西側の地区。地下鉄の駅やスーパーマーケットが近くにあり、生活する上では便利な住宅街なのだが、ときどきふと6年間住んだクロイツベルクの、特に夜の雰囲気が懐かしくなる。 氷点下…
古き時代のカフェ文化に誘う「グロス」
ベルリンの西地区を代表するショッピング街、クアフュルステンダム(通称「クーダム」)は、19世紀後半、時の宰相ビスマルクの「ベルリンにも、パリのシャンゼリゼ通りのような華やかな通りを」という願いのもと、発展を遂げていった通…
発掘の散歩術(29) – 解剖劇場へようこそ –
Brandenburger Tor (2009-06) 初めてベルリンを訪れる人の多くは、まずブランデンブルク門に立ち寄る。あの古代ギリシア様式の門を設計し、歴史に名を残したのが建築家カール・ゴットハルト・ラングハンス(…
スウェーデン風味のクリスマス・バザー
バザーで見つけた手作りのかわいらしいオーナメント ドイツのクリスマスマーケットといえば、ドイツ最古の歴史を誇るドレスデンやニュルンベルクのものが特に有名です。でも、首都のベルリンも負けてはいません。近郊まで含めるとクリス…
ベルヴュー宮殿の市民祭
多くの人で賑わったベルヴュー宮殿の庭園 毎年夏、ドイツ連邦大統領の官邸であるベルヴュー宮殿では「Sommerfest(夏のお祭り)」が行われます。これは、ドイツ社会で功績を成し遂げた一般市民を招いての行事ですが、今年は様…
ヒンデミット広場のカフェ・リヒターで一休み
Café Richter (2010-02-28) 私が今住むヴィルマースドルフ・シャルロッテンブルク地区では、1970〜80年代の西ベルリンの面影を残すカフェにときどき出会います。クロイツベルクやノイケルンの新しいカフ…
発掘の散歩術(27) -よみがえる市営浴場-
Stadtbad Prenzlauer Berg (2012-09-09) 「アルトバウ」と呼ばれるベルリンの古いアパートは、19世紀末から20世紀初頭に建てられた、つまり築100年を越えるものが多い。私が今住んでいるア…
発掘の散歩術(26) -市制775年!中世のベルリンを掘り起こす-
お祭りが行われたニコライ教会前にて。プロイセンの地方警官に扮した男性は、頻繁に記念撮影に応じる 今年2012年は、ベルリン市の市制775周年である。ブランデンブルク司教と辺境伯との間で交わされた1237年10月28日の文…
発掘の散歩術(25) -マックス・リーバーマンの理想郷-
ベルリンの西の郊外、Sバーンのヴァンゼー駅から114番バスに乗り、湖沿いの高級別荘街を走ること数分、Liebermann-Villaと書かれたバス停で降りた。ベルリン分離派の創立者でプロイセン芸術アカデミーの総裁を務める…
ブライトシャイト広場
昨年に続いて、小学校時代の恩師とその家族の皆さんがベルリンに来てくれました。夕食をご一緒して、ブライトシャイト広場のバス停でバスを待っているときに撮った1枚。この界隈の変化の様子が伝わるでしょうか。時間は21時20分。も…
ベルリンで味わうロシアンティー
目抜き通りのウンター・デン・リンデンから一歩入ったところに構えた、かつて宮殿だった建物の中に、そのお店はあります。店の名は「タジキスタン茶館」(Tadschikische Teestube)。 一歩入った瞬間、そこはもう…
新しくなったヴィッテンベルク広場駅前
KaDeWeデパートがあるヴィッテンベルク広場駅前。かれこれ2009年頃から遊歩道の改修工事をしていたのですが、最近ようやく完成したようです。ご覧の通り、きれいになりました。 駅前から、タウエンツィエン通り方向を臨む(こ…
発掘の散歩術(24) -ボヘミア村の誕生日-
6月の週末、ノイケルン地区で開催されたアートイベント「48時間ノイケルン」を見に行ったときのことだ。同地区内のリクスドルフ(ドルフ=村)を歩いていたら、普段は静かなこの場所に祝祭的な雰囲気が漂っている。キルヒガッセという…
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