ベルリン氷雪模様(2)

ベルリン氷雪模様(2)

記録的に寒かった冬も、今度の今度こそようやく終わる見込みで、来週末には夏時間に切り変わります。いやあ、長かった。この冬、折に触れて撮ってきた写真を2回ぐらいに分けて、時系列順にご紹介したいと思います。あの冬の日々をもう一…

建設が進むツォーフェンスター

建設が進むツォーフェンスター

ベルリンの大きな工事現場というと、昔壁があった境界線沿いや旧東というイメージが強いですが、最近はかつての西ベルリンの中心地も盛んになってきています。数日前、そばを通りかかったら大分建設が進んできていて、思わずカメラを取り…

ベルリン地下鉄の怪

ベルリン地下鉄の怪

ベルリンの地下鉄は地上を走ることもかなり多いのですが、私の好きな車窓の1つに、U1のKurfürstenstr.の地下の駅を出てしばらく、突然視界が開けてポツダム広場方面が一望できる場所というのがあります(写真は2007…

ヤナーチェクと私(1) – 最初の出会い -

ヤナーチェクと私(1) – 最初の出会い –

例えば、バッハやベートーヴェンの音楽を生まれて初めて聞いたのはいつだっただろうかと振り返ってみても、「いつの間にか出会っていた」としか言いようがない(モーツァルトは少し別なのだが、それはまたいつか)。だが、レオシュ・ヤナ…

街角にやって来たベルリナーレ

街角にやって来たベルリナーレ

U7 Eisenacher Str.にて(2月19日) ベルリン国際映画祭(通称ベルリナーレ)で、例年最も注目を浴びるのはコンペ部門であり、メイン会場「ベルリナーレ・パラスト」の赤じゅうたんを歩く世界中から集まったスター…

ベルリンのエマーソン弦楽四重奏団

ベルリンのエマーソン弦楽四重奏団

来週の月曜日(8日)、アメリカのエマーソン弦楽四重奏団が、フィルハーモニーの室内楽ホールでコンサートを開きます(詳細はこちら)。私にとって特別な音楽であるヤナーチェクの2つの弦楽四重奏曲と、ドヴォルザークの《いとすぎ》と…

コンクリートになったオストクロイツ駅

コンクリートになったオストクロイツ駅

Berlin Ostkreuz(2月25日) 先週、ケペニックに行った帰り、久々にオストクロイツ駅に通ったら、風景が激変していました。考えてみたら、最後にこの駅の様子をお伝えしてから1年になるんですね。というわけで、ベル…

ベルリン・ブランデンブルク空港のいま

ベルリン・ブランデンブルク空港のいま

人里離れたBBI-Infotowerのバス停(1月18日) 昨年12月、シェーネフェルトに2011年10月末開港予定の新空港の正式名称が、「ベルリン・ブランデンブルク空港」(Berlin Brandenburg Airp…

ベルリン氷雪模様

ベルリン氷雪模様

最近撮った中から、ベルリンの雪の風景をお届けしたいと思います。1枚目はフリードリヒ通り駅前のヴァイデンダム橋にて。無数に砕けた雪塊が荒涼とした風景を形作っています。 それに比べると、シュロス橋(Schloßbrücke)…

ベルリン・フィルのシベリウス&ベートーヴェンチクルス1

ベルリン・フィルによるシベリウス(交響曲)&ベートーヴェン(ピアノ協奏曲)チクルスの初日を聴いてきました。バラエティーに富んだ、大変充実した内容だったと思います。 冒頭の大オーケストラによるリゲティの「atmosphèr…

雪のモアビットを歩く

雪のモアビットを歩く

数日前、ある友達の家に寄った帰り、せっかくだからと少し散歩しながら帰ることにしました。ティーアガルテンの北西に位置するモアビットという地区は、これまであまり紹介したことのないエリアです。U7のMierendorffpla…

橋口譲二さんが案内するホテル・ボゴタ

橋口譲二さんが案内するホテル・ボゴタ

先日(昨年11月26日)、ベルリンの日独センターで写真家、橋口譲二さんの講演会が開かれました。1980年代から現在に至るまで、橋口さんが撮り続けてきた写真を紹介しながら、自身とベルリンの関わりについて語るという大変興味深…

読書の神が宿る空間

読書の神が宿る空間

厳しい寒さの日々が続いています。今日の昼間の気温はマイナス7度ぐらい。さすがに手袋なしで外を歩くのはつらいですね。たまに0度ぐらいの日があると、妙に暖かく感じられるまでになっています(笑)。 この気温ではさすがに街を散策…

ミッテの朽ちたアパートから見えるもの

ミッテの朽ちたアパートから見えるもの

先日ご紹介したミッテのゾフィーエン墓地を出て、墓地に面したベルク通りを歩いていたら、偶然こんな古めかしいアパートに出会いました。 関連記事: 石炭屋さん (2007-12-01) 古いアパートに浮かぶ文字 (2008-0…

14日(木)の日経アートレビューのご案内

1月14日(木)の日本経済新聞朝刊の「アートレビュー」に、私がコーディネートをさせていただいた「ベルリンとグラフィティー」をテーマにした記事が掲載されます(執筆は河尻定記者。撮影は竹邨章カメラマン)。昨年11月末、今もベ…

ミッテのゾフィーエン墓地を歩く

ミッテのゾフィーエン墓地を歩く

12月初頭、「壁とベルリン」の最終回で触れた、ゾフィーエン墓地の中に初めて入った時のことを書いてみたいと思います。ベルナウアー通りの壁記録センターに行ったことのある人は多いと思いますが、真向かいのゾフィーエン墓地にまで足…