ダム・トーアと呼ばれる門が、鉄道でユーターボークに来る場合の街の入り口になる。ユーターボークの帰属は何度も変わっている。30年戦争期間中の1635年、この街はザクセン選定侯領に組み込まれた。そして1756年、プロイセンの…
ちょうど1年前、近所に住む友達の車を借りる機会を得て、妻と日帰りでどこかに行こうという話になった。私はこの機会に、ユーターボーク(Jüterbog)に行ってみようと思った。何年か前に、ベルリンの新聞で「中世の面影がほぼ完…
新年あけましておめでとうございます。 昨年はいつになく時間が経つのが早く感じられました。特に9月から12月中旬まではこれまで経験したことがなかったほどめまぐるしい日々でしたが、お仕事に恵まれ、充実した年を送ることができた…
今日12月26日はクリスマス休みの2日目。少し遅くなってしまいましたが、クリスマスの様子を何枚かお届けしたいと思います。 1週間ほど前、知人のドイツ人家族のお宅へお邪魔しました。かれこれ10年以上いろいろお世話になってい…
仕事が一段落した先週末、ちょっとしたお疲れ様会ということでクロイツベルクにある「ココロラーメン」に行ってきました。U1のKottbusser Torから南に5分ほど歩くと(U8のSchönleinstr.からも同じぐらい…
昨年7月に『素顔のベルリン』(ダイヤモンド社)の増補改訂版として刊行された『ベルリンガイドブック』が、おかげさまでこの度増刷されることになりました。早いもので初版から5年が経ちましたが、いまも多くの方に読んでいただいてい…
Volkspark Wilmersdorf (2014-10-28) U-Bahnhof Spichernstrße Mauerpark (2014-11-02) Hof in der Kastanienallee Te…
バスがポツダム広場を過ぎ、ライプツィヒ通りに入ると、左手に広大な空き地が広がる。ここを通るとき、私は「Tresor」と手書きで書かれた看板を見るのが好きだった。「金庫室」を意味する壁崩壊後の伝説的なクラブは、2005年に…
作家の村上春樹氏が、ドイツの大手日刊紙ディ・ヴェルトが主催するヴェルト文学賞を授賞し、11月7日、出版社アクセル・シュプリンガーの本社ビルで行われた授賞式に参加しました。 ナチスが台頭する以前の1920年代のベルリンは、…
最近発売になった「家庭画報」2015年1月号が、「ベートーヴェンの軌跡を巡る」と題して、ベートーヴェンの特集を組んでいます。彼の生誕地であるドイツのボンと作曲家としての飛躍の場となるウィーンの2都市で構成されており、ボン…
この秋はかつてないほど忙しい日々を送っているせいか、明日からもう12月という時の流れの早さに唖然とします。これから長めの原稿のまとめに着手するため、あと2週間ぐらいは息が付けないのですが、第1アドヴェントの今日は気分転換…
ベルリン市中心部のジャンダルメンマルクト広場やフンボルト大学などから近い連邦外務省では、定期的に展覧会が開催されています。10月16日から約1カ月間、Lichthofと呼ばれる入り口のホールで、日本の新進作家から成るグル…
今日から当ブログのトップ画像が変わりました。前回に続いてベルリン在住のイラストレーター、高田美穂子さんによるオリジナルの新作です。今回美穂子さんが紅葉の季節に合わせて描いてくださったのは、プレンツラウアー・ベルク地区にあ…
世界的にも注目された先週末のベルリンの壁崩壊25周年。(個人的には)前回の20周年の時に比べると、新聞の記事を読んだり、感慨にふけったりする余裕もないまま、終わってしまった感があります。それでもやはり、11月9日が持つ意…
今夜は幸運にも、村上春樹さんのヴェルト文学賞の授賞式の場に居合わせることができた。村上さんのスピーチ「壁なき世界」は、1983年に初めてベルリンを訪れたときの話から始まった。東ベルリンの国立歌劇場でモーツァルトの「魔笛」…
ミッテ地区のフリードリヒ通り駅は、ベルリンで最も賑わいのある駅の1つだ。地上と地下を走るSバーンとUバーンに加え、駅を南北に横切るトラムの往来が、街のリズムにアクセントを与えている。ここ数年、新しい商業施設やホテルがいく…
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