Schrecken ohne Ende

8月6日
友達のパーティーに呼ばれて、家に戻ったのは1時過ぎ。ふと、日本は今何時だろうと見てみたら8時20分を回ったところです。「あっ」と思い出して、テレビをつけたらBBCで広島での記念式典の様子が流れていました。同時通訳の背後でかすかに流れている日本語を聞き取ろうと必死に。英語での同時通訳はちゃんと聞いていませんでしたが、通訳の人が「被爆者」を「Hibakusha」とそのまま伝えていたのは印象的でした。いろいろな人が話す中で、小泉首相の挨拶は不思議なほどそっけなく感銘にも乏しいものでしたが、終戦記念日の靖国参拝が背後に狙いとしてあるからだろうかと勘繰ったりもしました。私が定期購読している新聞、Berliner Zeitungの今日の文化面トップはやはり広島がテーマです。タイトルは「終わりなき恐怖(Schrecken ohne Ende)」というもので、原爆投下を正しかったと言い続け、かつ今でも何らかの理由を付けて戦争を続けているアメリカのプロパガンダを批判した内容のようです。あとでゆっくり読もうと思っています。
日本は大変な猛暑のようですが、ここベルリンはかなり涼しい日々が続いています。今も15度ぐらいで半袖では歩けません。蒸し暑いよりは全然いいけれど、これはこれで困ったものです。



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