ベルリーナーになるための100の問い(5) – 文化編 –

改装が進むAdmiralspalast(7月17日)
ベルリーナーになるための100の問い」というのを覚えていらっしゃるでしょうか。半分を終えたところで3ヶ月間も中断していましたが、久々に再開したいと思います。中には何のことだかよくわからない問いもありますが、答えを見れば納得できるはずです。ベルリン好きの方はチャレンジしてみてください!
V. Szene(シーン)
50. Tresor(クラブの名前)では何の音楽に合わせて踊った?そしてこのクラブはなぜこのような名前だったか? 注)Tresorとは「金庫室」の意味。
51. 1989年7月1日に”Friede Freude Eierkuchen(平和、喜び、パンケーキ)”のモットーのもとクーダムで始まり、後にはティーアガルテンに何万人もの人を引き寄せ、そしてそろそろ忘れられつつあるイベントは何?
52. デネヴィッツ通りでは摂氏何度で「洗う」?
53. シュプレー川で清潔な水で泳げるのはどこ?
54. 一人の看護婦によって設立された、文化的な催しのための大きな会館は何という?
55. 同名の本に登場するレーマン氏がシュヴァイネブラーテン(ローストポーク)を食べるのはどこ?
VI. Kultur(文化)
56. 「これがベルリンの風」を作曲したのは誰?
57. 1867年にもともとは屋内市場としてオープンしたレビュー劇場は何という?
58. ベルリン在住の同時代の作家2人とその作品をひとつずつ挙げよ。
59. 今年金熊賞を受賞したのは何という映画?
60. ビエンナーレのアート作品が展示されるのはどの通り?
61. “knallhart”(「ひどく荒っぽい、過酷な」の意)なのはどこの地区?
62. 自信に満ちた女性たちが、クロイツベルクでサンバの音楽に合わせて踊るのは何というパレード?
63. 「ミュージアムの長い夜」が次に開催されるのはいつ?
64. 現在、「罪と罰」が上演されているのはどの劇場?
65. 2006年8月11日、クラウス・マリア・ブラウダウアー芸術監督の「三文オペラ」で再オープンするのは何という劇場?
66. ベルリンが舞台の1920年代のミュージカルは何?
さて、それでは解答に移りましょう。
V. シーン
50. “Tresor”ではテクノに合わせて人は踊った。このクラブの名前が「金庫」というのは、かつてライプチヒ広場に面したヴェルトハイム百貨店金庫室だったから。 このクラブは今取り壊されている。
(以前、こちらで紹介しました)
51. 最初のラブパレードは1989年7月1日に開催された。
(確かに「忘れられつつ」ありましたが、先週の土曜日、3年ぶりに復活したのはご承知の通り)
52. シェーネベルクのデネヴィッツ通り37(Dennewitzstraße 37)のクラブは、90 Grad(摂氏90度)という。
53. シュプレー川に浮かんだトレプトウ・アリーナ(Arena Treptow)のBadeschiffでは、清潔な水で泳ぐことができる。
(川辺に浮かんだプール。ここ、一度行ってみたいですねぇ)
54. 看護婦イレーナ・メジンガー(Irene Mössinger)が、1980年テンポドローム(Tempodrom)を設立した。

55. スヴェン・レーゲナー(Sven Regener)の小説“Herr Lehmann”(レーマン氏)のレーマン氏は、クロイツベルクのピュックラー通り(Pücklerstraße) 34の”Weltrestaurant Markthalle”という名前のレストランでシュヴァイネブラーテンを食べた。
(ベルリンを舞台にした有名な小説です)
VI. 文化
56. パウル・リンケ(Paul Lincke 1866-1946)が、「これがベルリンの風”Das ist die Berliner Luft”」を作曲した。
(もともとは”Frau Luna”というオペレッタの中の曲。ベルリーナーで知らない人はいないと言ってもいい有名なメロディーです。このページの”Melodie”をクリックすると聞くことができます)
57. レビュー劇場のフリードリヒシュタット・パラスト”Friedrichstadtpalast”は、1867年もともとは屋内市場として建てられた。
58. 同時代のベルリンの作家としては例えば、Wladimir Kaminer (“Russendisko”) Thomas Brussig (“Helden wie wir”)
(”Russendisko”は今読んでいるので、いつかご紹介します)

59. 今年のベルリナーレ(ベルリン国際映画祭)の金熊賞は、ヤスミラ・ジュバニッチ(Jasmina Zbanic)監督の「グルバビツァ(Grbavica)」 が受賞した。
60. 第4回ベルリン・ビエンナーレのアート作品は、5月28日までアウグスト通り(Auguststraße)に沿って展示される。
61. “knallhart”(ひどく荒っぽい、過酷な)なのはノイケルン。ノイケルンを舞台にしたデトレフ・ブック(Detlev Buck)の最新の映画はこのタイトルが付いている。
(上映中の時期、ノイケルンでの校内暴力事件と重なったことでも話題になりました)
62. “Karneval der Kulturen”(文化のカーニバル)ではサンバに合わせ、クロイツベルクを踊りながら歩く。
63. 次回の“Lange Nacht der Museen”(ミュージアムの長い夜)は8月26日に開催される。
64. 「罪と罰」は現在フォルクスビューネ(Volksbühne)で上演されている。
65. 8月11日、ペトロポール劇場(Metropoltheater)がアドミラールス・パラスト(Admiralspalast)として再オープンする。
(アドミラールス・パラストはベルリンの歴史においても重要な場所。フリードリヒ・シュトラーセの駅前にあります)
66. 20年代のミュージカル「キャバレー」はベルリンが舞台。
相変わらずの難問揃いですが、いかがでしたか?ご感想等もお待ちしています。



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