ミッテの朽ちたアパートから見えるもの

ミッテの朽ちたアパートから見えるもの

先日ご紹介したミッテのゾフィーエン墓地を出て、墓地に面したベルク通りを歩いていたら、偶然こんな古めかしいアパートに出会いました。 関連記事: 石炭屋さん (2007-12-01) 古いアパートに浮かぶ文字 (2008-0…

「壁とベルリン」第7回 - 壁の向こうを想う -

「壁とベルリン」第7回 – 壁の向こうを想う –

ベルリンの壁記録センターがあるベルナウアー通りには、約200メートルにわたって本物の壁が残されているが、その周辺は数カ月前から工事現場になっている。かつての壁の緩衝地帯ではブルドーザーが唸り声を上げ、コンクリートの壁の延…

ベルリンにドミノが並ぶ!

ベルリンにドミノが並ぶ!

昨日から、11月9日の壁崩壊20年の最大の行事、「自由の祭典」(Fest der Freiheit)のドミノプロジェクトのドミノが建ち並んでいます。先ほど、明日の仕事の打ち合わせでポツダム広場に行ったついでに写真を撮って…

壁跡に沿って(1) -テルトウ運河からゾンネン・アレーまで-

壁跡に沿って(1) -テルトウ運河からゾンネン・アレーまで-

壁崩壊20年の当ブログオリジナル企画として、こんなことを始めたいと思います。ベルリンの壁跡が全長160キロの「壁の道」(Mauerweg)として整備されていることを以前紹介しましたが、この道を自転車に乗ってたどってみると…

「壁とベルリン」第4回 - 復活する壁ギャラリー -

「壁とベルリン」第4回 – 復活する壁ギャラリー –

ドイツ統一をテーマに描くアーティスト、シャミル・ジマイェフ(Schamil Gimajev)氏 「イースト・サイド・ギャラリー」、今も残る壁の遺構の中で最も知られたものだろう。まだ壁が崩壊して数カ月後の1990年1月、イ…

変貌する「テロのトポグラフィー」

変貌する「テロのトポグラフィー」

ポツダム広場に近いニーダーキルヒナー通り(Niederkirchner Str)の壁は、「イーストサイドギャラリー」を除けば、ベルリン市内に残る「壁」の中ではおそらく最長だろう。昼間は観光バスの流れが絶えない場所だ。 こ…

旧トレゾア跡のいま

旧トレゾア跡のいま

先日、雪景色のティアガルテンを散歩した後、ポツダム広場、ライプチヒ広場を通ってU2のモーレン通り駅までさらに歩いた。ライプチヒ広場の東側の広大なスペースは、この気候状況の中で一層鮮やかだった。 この場所については、3年前…

「国境の駅」 フリードリヒ通り駅の100年(2)

「国境の駅」 フリードリヒ通り駅の100年(2)

Bahnhof Berlin Friedrichstraße(1984年5月8日) 「フリードリヒ通り駅の100年」の後編は1980年代に入る。 この時代になると、旅行や留学生活、仕事の出張などでフリードリヒ通り駅を利用…

「国境の駅」 フリードリヒ通り駅の100年(1)

「国境の駅」 フリードリヒ通り駅の100年(1)

Bahnhof Berlin Friedrichstraße(1910年頃の絵葉書より) 2009年はドイツ連邦共和国の建国60周年にして、ベルリンの壁崩壊20周年。新聞でもそのテーマで大きな記事が組まれるなど、私は年頭…

2008年工事の日々 - メンデルスゾーン公園駅 -

2008年工事の日々 – メンデルスゾーン公園駅 –

ベルリンの中心部から空き地がどんどんなくなりつつあることを実感した2008年だった。 かつてポツダム広場といえばベルリンの工事現場の代名詞だったが、もはやそのほとんどが完成した。戦前までポツダム方面の列車が発着する駅は緑…

18年前の歓喜 - ボルンホルマー通りにて -

18年前の歓喜 – ボルンホルマー通りにて –

ボルンホルマー通り脇の道 (07.4.13) プレンツラウアーベルクとヴェディングのちょうど境目に住む友達に会いに行くとき、私はいつもSバーンのボルンホルマー通り(Bornholmer Straße)の駅で降りる。駅のす…

よみがえった「壁」

よみがえった「壁」

Burandenburger Tor (07.11.5) 前回少し触れましたが、現在ブランデンブルク門の西側に韓国人アーティストのイ・ウンスク氏によるインスタレーションが置かれています。11月9日までの展示だというので、…

東駅周辺のいま(1)

東駅周辺のいま(1)

ベルリンでいまもっとも急激な変化を遂げようとしている場所は、先日オープンした「アレクサ」に代表されるアレクサンダー広場周辺とそこからほど近い東駅(Ostbahnhof)周辺だろうと思う。 アレクサンダー広場から東に1駅、…

「壁の道」に沿って

「壁の道」に沿って

初めてベルリンに来る方に「ベルリンでまず見てみたいものは?」と聞いてみると、いまだに少なくない確率で「ベルリンの壁」という答えが返ってくるような気がします。壁の崩壊から18年近くが経っても、「壁の街」というイメージは依然…

クロイツベルク時空散歩(7) - 国境の三角農園(下) -

クロイツベルク時空散歩(7) – 国境の三角農園(下) –

(前回のつづき) クロイツベルクの三角農園の話の最後として、今回はこの場所の前に立つ「一本の木」に関連したお話をしたいと思う。その木とは、前回と前々回の冒頭の写真に写っているあの大きな木のことである。 あるとき、メヒティ…

クロイツベルク時空散歩(6) - 国境の三角農園(中) -

クロイツベルク時空散歩(6) – 国境の三角農園(中) –

前回お話した、クロイツベルクはBethaniendammにある三角農園の現在の様子だ(2007年3月撮影)。壁崩壊の前年に、メヒティルトさんが撮った下の写真と比べてみていただけたらと思う。あれから約20年経った後も、あの…

クロイツベルク時空散歩(5) - 国境の三角農園(上) -

クロイツベルク時空散歩(5) – 国境の三角農園(上) –

Bethaniendammにて(1988年夏。メヒティルトさん所蔵の写真より) 今年の2月、メヒティルトさんにクロイツベルクの昔の写真を見せてもらったとき、私がとりわけ面白いと思ったのがこの1枚の写真とその場所にまつわる…