丸ごと覚えるドイツ語(2)

先日、映画”Sommer vorm Balkon”を観た後(この映画についてはこちらを参照)、過去の新聞をあさっていたら、この映画の台本作者のインタビュー記事が出てきました。映画の内容からして台本作者も若い人を想像していましたが、意外にも1931年生まれのWolfgang Kohlhaaseというおじいさんでした。しかし、その言葉にはさすがに含蓄があります。インタビューの中に印象に残ったフレーズを見つけたので、今回はそれを取り上げてみましょう(前回から大分時間が空いてしまいましたが・・)。ドイツ語を勉強している方は、このフレーズを覚えて、何かいやなことがあった時に口ずさむのはどうでしょうか(笑)。1月4日の紙面より。
Wie blicken Sie auf die Welt?
Möglichst ohne Vorsatz. Ich denke immer, jedes Ding hat eine Vorder- und eine Rückseite. Jedes Unglück kann ein Glück zur Folge haben und jedes Glück ein Unglück. Ohne diese Art von Ironie, die immer auch Selbstironie sein sollte, würde mir vielleicht keine Geschichte einfallen – wenn man mit diesen Aspekten nicht spielen könnte.
あなたは世界をどのようにご覧になりますか?
できる限り固定した考えや意図を持たないことです。私はいつも思うのですが、物事には全て表と裏があります。どんな不運でも結果として幸運になるかもしれないし、幸運も不運になりえます。こういう風なイロニー(それはまた自分へのイロニーでもあるわけですが)がなければ、そしてこの側面を楽しむことができなければ、私にはひょっとしたら物語が思いつかないかもしれません。



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