2006年ベルリン10大ニュース発表!

早いもので、2006年も残り3日となりました。そこで、「ベルリン10大ニュース」なるものを通して今年を振り返ってみたいと思います。10のニュースは、新聞やラジオの報道を参考に自分の主観も交えて選んでみました。順位を定めるのは難しいので、月ごとに並べていきます。それではどうぞ!
– ヨハネス・ラウ元連邦大統領死去(1月)
国内外問わず今年も様々な訃報がありましたが、私の中で一番印象に残っているのはこの方の死です。2004年に大統領の任期を終えてからわずか1年半後の死去だったゆえに、驚きは大きなものがありました。ラウさんはブッパタールの出身ですが、生前の意向でお墓はドイツの文化人が多く眠るベルリンのドロテーエン・シュタット墓地に置かれています。私はこの元大統領にちょっとした個人的な思い出があるので、そのうち書きたいところです。

– ベルリン・ブランデンブルク国際空港の建設決定(3月)
このニュースはこちらで取り上げました。まだしばらく先の話ですが(完成予定は2011年)、ベルリンにようやく本格的な国際空港が誕生することになります。果たして日本-ベルリンの直行便が飛ぶ日は来るのか??
その一方、私の近所のテンペルホーフ空港は2008年に営業が停止されるそうです。
– ノイケルンのリュトゥリ学校の荒廃ぶりが大きな問題に(3月)
今年日本ではいじめ自殺問題が社会を震撼させましたが、ドイツの教育界で今年最も大きな問題となったのはこの事件でしょう。3月、移民が多く住むノイケルンのリュトゥリ学校(Rütli-Schule)の教師は、エスカレートする生徒の暴力行為によってこれ以上授業ができないと市当局に訴えました。これがきっかけとなり、ドイツの教育システムやドイツに住む移民の子供たちが社会へどう統合していくべきかが、ドイツ全土で活発で議論されるようになりました。

– ベルリンのトラムが125周年(5月)
これはまあ半分冗談ですが、こういうローカルニュースが1つぐらいあってもいいかなと思って加えました^^;)。この記念イベントの模様は近々書くつもりです。

– ベルリン中央駅開業(5月)
このブログのタイトルとなっている新ターミナルが、ワールドカップ開幕に合わせて華やかにオープンしました。しかし残念ながら、開業日に衝撃的な殺傷事件が起こってしまいました。

– ワールドカップ・フィーバー(6、7月)
もう説明は不要ですね。世界がベルリンに注目した1ヶ月でした。6月17日通りのFanmeileでの連日の熱狂、加えてオリンピックスタジアムでの決勝戦とジダンの頭突き事件(!)は、永遠に語り継がれることになるでしょう。今年中にワールドカップ総集編をお送りする予定です。
– ベルリン市議会選でヴォーヴェライト市長再選(9月)
SPDのクラウス・ヴォーヴェライト市長がCDUの対立候補に勝利し、再選が決定。PDS(民主社会党)との赤-赤連立政権が維持されることになりました。

– 「イドメネオ」事件(9月)
こちらで取り上げました。ムハンマド風刺画論争、レーゲンスブルクでの教皇発言がイスラム教徒の怒りを買うという事件が続く中、今年生誕250年のモーツァルトが思わぬところで脚光を浴びることになりました。リュトゥリ学校の問題とも関連しますが、ドイツに限らずヨーロッパでは今社会の中で決して少なくない割合を占める移民(特にイスラム教徒)との共存が大きな課題になっています。
Photo: dpa
– ボーデ美術館再オープン(10月)
博物館がひしめき合う世界遺産の博物館島に、また新たな美の殿堂がよみがえりました。こちらで取り上げました。
– ベルリン市による借金返済軽減の訴えが退けられる(10月)
大丈夫かベルリン?
610億ユーロという膨大な借金を抱えるベルリン市は、自力での返済は不可能と連邦側に支援を求めていました。しかし連邦憲法裁判所はこの訴えを却下。ベルリンは自力で何とかしなければならなくなったのですが、一体どうなるのでしょう?
2006年のベルリン10大ニュース、いかがでしたか?
この他にも「これも取り上げた方がいいんじゃない?」というようなニュースがありましたら、有名無名、ジャンル問わずお気軽にコメント欄にお書き込みください。

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4 Responses

  1. KS
    KS at · Reply

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    ベルリンにいたにも関わらず知らないことだらけでした。。。反省 今まではピアノだけやってたから(はい、いいわけ!w)、これから違う世界にも目が向けなきゃな。日本でもなるべくニュース見るようにしなきゃ。

  2. しゅり
    しゅり at · Reply

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    マサトさん、こんにちは。
    ベルリン10大ニュース、地元の10大ニュースより
    楽しく拝見しました(笑)。
    ノイケルンのこの問題に関連してでしょうが
    先日NHKでトルコのEU加盟問題に絡んで
    ドイツのノイケルンの教育長がインタビューに答えていましたが
    この問題も関係していたのでしょうね。
    マサトさんのこのブログを読んでなぜに
    ノイケルンの教育問題だったのか一挙解決です。

  3. berlinHbf
    berlinHbf at · Reply

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    >KS
    日本に無事戻ったみたいでよかったです。
    今回ご紹介したベルリンのニュースはほとんどが新聞の1面を飾っているので、ちょっと気にしていればどこかで目にしたり耳にしたりしているはずです。日本にいても、少しでもベルリンのこと気にかけていてくださいね~。

  4. berlinHbf
    berlinHbf at · Reply

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    >しゅりさん
    >先日NHKでトルコのEU加盟問題に絡んで
    こういうニュースでノイケルンの教育関係者が出ていたというのは、おもしろいですね。ノイケルンは、今ベルリンで最もラディカルな異文化との接点なのかもしれません。

    そちらは雪でしょうか?1年間まめにコメントいただき、ありがとうございました。どうぞよいお年をお迎えください!

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