NHK「テレビでドイツ語」2011年1月号のテキストが発売になりました。「映画で歩くベルリン」も大詰めを迎え、今回はあの『ベルリン・天使の詩』を取り上げています。2006〜07年にかけて綴ったこの映画のロケ地をめぐるシリーズ(こちらより)は、いまでも読んでくださる方がいるようで、たまにメールをいただくことがあります。今回久々に映画を観直して、あの時とは少し違う視点から描いてみました。一読いただけるととてもうれしいです。
今月の表紙は、ライヒスターク(連邦議会議事堂)の屋上のドーム。先日のテロ警告騒ぎを機に一旦閉鎖され、最近また見学可能になりましたが、申し込み制になったとのこと(詳細はこちら)。まあ、この寒さの中を長時間待つよりはいいのかもしれませんが、この物騒な状態が早く終わることを願っています。
最新号のトピック(NHK出版のHPより)
今月もベルリンの穴場スポットを紹介。文化の黄金時代、1920年代のエンターテインメントを彷彿とさせるヴァリエテ、現代デザインに大きな影響を与えたバウハウスの展示館、旧東ドイツの生活に触れる博物館を訪れます。新しい助動詞の使い方なども覚えながら、ベルリンを楽しみましょう。
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はじめまして.以前から時々ブログを読ませていただいていたのですが,11月末に早稲田松竹で「ベルリン・天使の詩」がかかったのを見に行ったのを機に,「天使の降りた場所」シリーズをあらためて通して読ませていただきました.
映画で出てきた場所がどういう歴史を持つ場所だったのか,以前気付かずに横を通り過ぎてしまったあの場所があのシーンの撮影場所だったのか,など大変興味深かったです.ポツダム広場のあたりが,戦前/撮影当時/現在で全く違っていること,そしてホテル・エスプラナーデの一部がベルリン滞在中毎日見ていたソニーセンター内に保存されていたこと(それなのに,滞在中にはまったく気付いていなかった!)などに驚きと興奮を覚えながら読みました.
「テレビでドイツ語」1月号,これから購入なのですが,どんな記事なのか楽しみです.
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りりかさん
はじめまして。コメントうれしく拝読しました。リーフェンシュタールの映画は、7月号で取り上げています。本当にいつか単行本にまとめられたらと思っていますが、どうなるかな・・・。今後ともどうぞよろしくお願いします。
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利根さん
はじめまして。コメントありがとうございます。
>11月末に早稲田松竹で「ベルリン・天使の詩」が
懐かしい地名が出てきて、ちょっとうれしかったです。この映画は古い映画館で観ると、より深く味わえるような気がしますね。今回さすがに4ページの中で紹介できるロケ地は限られていましたが、ホテル・エスプラナーデは最後に触れることができました。お読みいただけると本当にうれしいです。