コリーンの修道院を訪ねて(1)

Bahnhof Chorin (2011-08-28)
最近、ブランデンブルク州を紹介したDumont社の詳細なガイドブックを書店で見付けたので購入した。この本、ドイツ語版ながらなかなかおすすめできる内容なのだが、巻頭のBrandenburg 10 Highlightsというのにコリーンの修道院(Kloster Chorin)が選ばれていた。8月末に訪れたばかりの場所だったので、うれしくなり、ぜひここでご紹介したいと思った。
ベルリンに住んでいても、「コリーン」と聞いたところでピンとこない方は多いと思う。ベルリンの北80キロ、ブランデンブルク州のバルニム(Barnim)という群にある村だ。ベルリン中央駅からレギオナールバーン(RE)に乗って40分ほどの距離にある。
ベルリンからそれほどの距離でも時間でもないのだが、観光案内所付属の趣のある駅から通りに出ると、そこにはびっくりするほどのどかな風景が広がっていた。駅から修道院跡までは徒歩で25分ほどかかるらしい。案内表示がちゃんと付いているというので何も調べずにやって来たが、無事たどり着けるだろうか。
Dorfkrug(村の酒場)という看板が掲げられた民家を見つけた。そばに近寄って見ると、1729-1942と書かれていたので、その時代に酒場だったということだろう。大都市ベルリンでも、ちょっと外に出るともうこんな感じなのだ。
5分も歩けば、もう集落は終わる。「え、山を越えるの?」。
いつの間にか本当に山道に入っていた。道しるべはしっかり付いているので、確かに迷うことはなさそうだが、少し不安な気分にもなる。一度だけ犬を連れた地元のおばさんとすれ違ったので、聞いてみると、「もう少し行くと小川を渡るから、そこを進んで今度は左に曲がって。もうすぐよ」と親切に教えてくれた。
件の小川を越えてさらに行くと…
急に視界が開けてきた!この先が修道院跡だ。右手の遠くに車の音が聞こえるので、大きな道路があるのだろう。車を使えばここまでスムーズに来られるだろうが、山を越えてこの修道院跡まで歩いて来るのはなかなか得難い経験だった。
(つづく)

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