暑中お見舞い申し上げます。
今夏のベルリンは、最近では例がないほど暑い日が続いています。先週末は35度を上回り、日本より湿気が少ないとはいえ、冷房設備が少ないベルリンの町ではかなり堪えます(私のアパートは中庭に面しているので、幸いまだ涼しいのですが)。こんなに暑いのは、ヨーロッパ中で記録的な猛暑に見舞われた2003年や、ベルリンでの最高気温38.6度を記録した2007年以来かもしれません。
この暑さで、湖の海水浴場や公共のプールは大盛況。行列ができているところも多いとか。
写真はオリンピックスタジアム(Olympiastadion)横にあるプール(詳細はこちら)。1936年の夏期五輪で、前畑秀子が平泳ぎ200メートルで金メダルを穫った歴史的な水泳場ですが、夏の間は公共プールとして開放されています。この横を通ることは今まで何度かありましたが、いずれも夏以外で、プールとして使われているのを見たのは初めてでした。映像で見たよりもずっと小さく感じられましたが、改めてレニ・リーフェンシュタールのドキュメンタリー映画や河西三省アナウンサーの「前畑ガンバレ」の実況と合わせて振り返ると、感慨深かったです。
天気予報を見ると、明日から気温は少しずつ下がっていくそうです。
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1936年にドイツに行くって凄い事だよなぁ、ってしみじみ思います。しかも子供まで!私の曾祖母は1925年に日本へ来ていますが、そのたった10年後ですもんね!
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s_helgaさん
コメントありがとうございました。飛行機が普及する前の時代ですから、この時の選手団はシベリア鉄道経由でベルリン入りしたそうです。どれほどの道のりだったのでしょうか。
>私の曾祖母は1925年に日本へ来ていますが、
それはまたすごいことですね。気軽に海外旅行などできなかったあの時代、どんな思いで海を渡られたことかと思います。