今回の一時帰国の最後に、ちょっと特別なお祭りを見ることができました。実家から近い京急新大津駅近くの大津諏訪神社は、10年後に創建から1200年の節目を迎えます。10年後を見据えたプレ行事として、信州諏訪大社で7年に一度行われている有名なお祭り「御柱祭」が横須賀で実現することになったのでした。昨日8月23日(土)の夕方、諏訪神社に行ってみると、まさに祭りの最高潮を迎えており、気分が高揚します。
諏訪市の山林から運ばれて来た長さ15メートルの巨大な樅(もみ)の大木を、近くの公園から神社の境内まで人力で曳く「里曳き」がちょうど行われていました。この週末のお祭りのために、準備段階から協力して来た本家の諏訪神社から190人もの氏子が駆けつけたそう。里曳きには地元の人々も参加し、声をかけながら、ゆっくりと鳥居をくぐるのに成功すると、大歓声が起こりました。
無事に神社の境内に曳き付けると、木遣りが歌われ、さらにラッパ隊がファンファーレを奏でて、壮大な盛り上がりを見せました。この写真のちょうど中央に、「あれ、どこかで見たことのある顔だな」と思ったら、横須賀出身の衆議院議員、小泉進次郎さんでした。
重さ4トンの立派な御柱には、直接触れることもできました。今日はここで祭りのハイライト、御柱を建てる「建御柱」が行われたので、きっと盛り上がったことでしょうね。
横須賀で御柱祭が開催されたのは1987年以来、27年ぶりだそう。特別な日だけに、お祭りの後の境内は参拝客で賑わっていました。
最後の式典での小泉進次郎さん。さすがによく目立つ方です。そこから左に向かって2人目は吉田雄人横須賀市長。私の高校の同級生でもあり、今回の滞在中に久々に面談する機会がありました。
神輿のかけ声や山車の太鼓の音には、心揺さぶれるものがありました。ふと幼年時代の思い出が蘇ったり、夏の終わりを感じたりしながら(まだまだ暑いですけれども)、帰途につきました。
日本滞在中はほとんどブログを更新できませんでしたが、充実した時間を過ごすことができました。続きはまたベルリンに戻ってから綴りたいと思います。それではまた!