アルコーナ広場周辺を歩く(3)

アルコーナ広場周辺を歩く(3)

Arkonaplatzにて(2月19日) 前回お伝えしたアルコーナ広場ののみの市の隣りは、子供の遊び場になっている。このスペースがなかなかの充実ぶりなのである。相変わらず外は寒かったが、子供たちは元気いっぱいに遊んでいた…

アルコーナ広場周辺を歩く(2)

アルコーナ広場周辺を歩く(2)

Arkonaplatzにて(2月19日) (前回のつづき) ベルリンの東、プレンツラウアーベルク(Prenzlauer Berg)にあるアルコーナ広場を訪れたのは、実は今回が初めてだった。この広場の「のみの市」はわりと有…

アルコーナ広場周辺を歩く(1)

アルコーナ広場周辺を歩く(1)

Zionskirche(シオン教会)の塔の上からの眺め。中央のテレビ塔から右に向かって、赤の市庁舎、ベルリン大聖堂などが見える(2月19日)。 先日、今月末で閉鎖となる「ホテル・ウンター・デン・リンデン」についての記事を…

変容するライプチヒ広場(2)

変容するライプチヒ広場(2)

(前回のつづき) 前回ご紹介したライプチヒ広場にある、ポツダム広場寄りのこの工事現場。 その2日後にその前を通りかかったら、このようにメルセデスの巨大な広告幕が垂れ下がっていた。そのすばやさに驚く。これからここを通る度に…

変容するライプチヒ広場(1)

変容するライプチヒ広場(1)

ライプチヒ広場にひっそりとたたずむ、かつての壁の断片。その奥はポツダム広場(2月6日)。 私がベルリンにやって来た2000年当時、未来都市のようなポツダム広場はすでにほぼ完成していたが、隣のライプチヒ広場はまっさらな状態…

音楽が鳴り響く界隈(2)

音楽が鳴り響く界隈(2)

作曲家クロード・ドビュッシー(1862-1918)にちなんだ「ドビュッシー通り」(1月14日) (前回のつづき) 後期ロマン派の音楽家がひしめき合う地区を周り終えたわれわれ3人は、次なる地へと向かった。ベルリン市内の北、…

音楽が鳴り響く界隈(1)

音楽が鳴り響く界隈(1)

指揮者フルトヴェングラー(1886-1954)にちなんだ「フルトヴェングラー通り」(1月14日) 2週間ほど前だったか、ベルリンの音楽大学で指揮の勉強をしている友人のT君から、たまたま面白い話を聞いた。ベルリンには音楽に…

べルビュー宮殿へようこそ(2)

べルビュー宮殿へようこそ(2)

(前回のつづき) さて、いよいよべルビュー宮殿の中に入ります。とにかく内装がすばらしい上、写真の枚数も多いので、2回に分けようかとも思いましたが、ここはもったいぶらずに(笑)一気にご紹介したいと思います。今回は国賓になっ…

べルビュー宮殿へようこそ(1)

べルビュー宮殿へようこそ(1)

戦勝記念塔からほど近い場所に位置する、ドイツ連邦大統領の活動の拠点、べルビュー宮殿(Schloß Bellevue)。施設の老朽化から、1年半に及ぶ大規模な改装工事が続けられてたのですが、昨日ついに再オープンし、初日は一…

「オールド・ベルリン」が残る界隈(2)

「オールド・ベルリン」が残る界隈(2)

(前回のつづき) 私の住んでいる通りからなだらかな坂を下って行くと、シャミッソー広場(Chamissoplatz)にぶつかる。ここがこの界隈の中心である。広場を囲むアパート群は、1870-71年の普仏戦争直後の「泡沫会社…

「オールド・ベルリン」が残る界隈(1)

「オールド・ベルリン」が残る界隈(1)

今回は久々に「ベルリンB級ガイド」をお送りしたい。手前味噌になってしまうことをお許しいただきたいが、これからご紹介する場所は、実は私が今住んでいる界隈である。といっても、わざわざここを選ぶのにもそれなりの理由があって、そ…

シュプレー川沿いの「本日開通」の道を歩く(2)

シュプレー川沿いの「本日開通」の道を歩く(2)

(前回の続き) これがマリー・エリザベス・リューダー館正面。「フィガロジャポン」のベルリン特集には、この建物がパウル・レーベ議員会館と紹介されていたが、これは誤りである。確かに、この2つの建物は、シュテファン・ブラウンフ…

シュプレー川沿いの「本日開通」の道を歩く(1)

シュプレー川沿いの「本日開通」の道を歩く(1)

今週は日本からお客さんラッシュ(といっても全部で2人だが)。昨日は日本から大学時代の友達がベルリンにやって来た。彼女は私のブログを読んでくれていて、その影響からか、ベルリンの新しい場所を見たいという。いつもなら、「ベルリ…

ホロコースト記念碑(2)

ホロコースト記念碑(2)

(前回の続き) このホロコースト記念碑だが、1万9073㎡の敷地の中に、全部で2711基の石碑が並んでいる。ただし、この2711という数に象徴的な意味合いはないとのことだ。石碑の大きさは全て横0.95m・縦2.38mで統…

ホロコースト記念碑(1)

ホロコースト記念碑(1)

今年新しくオープンしたベルリンの建築物の中で、最大の注目を集めたのはなんといってもこれであろう。訪れたものに、視覚的に圧倒的なインパクトで迫ってくる。「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑(Denkmal fue…

カール・マルクス通りを歩く(3)

カール・マルクス通りを歩く(3)

前回少し触れたが、壁崩壊後この通りは文化財保護区域に指定されたため、通り沿いのアパートは90年代にきれいに修復された。ところが、この恩恵に浴していないものがある。それが1950年代に立てられた街灯だ。上の例はまだ状態がい…

カール・マルクス通りを歩く(2)

カール・マルクス通りを歩く(2)

噴水のあるシュトラウスベルク広場が今回の出発点。この通りを歩いてみようという方は、地下鉄(U5)に乗ってこのStrausberger Platzで降り、そこからフランクフルト門まで駅2つ分を歩くのがおすすめである(距離に…