夏の終わりに聴くヴァルトビューネ2011

夏の終わりに聴くヴァルトビューネ2011

日本からのお客さんがここのところ相次ぎ、しばらく間が空いてしまいました。 今週はベルリン・フィルのヴァルトビューネのコンサートを聴いてきました。これを聴けたのは、何ともラッキーというか不思議な巡り合わせでした。この公演、…

ヴェディングのペーター・ベーレンス・ホールと友人たちとの再会

ヴェディングのペーター・ベーレンス・ホールと友人たちとの再会

Peter-Behrens-Halle in Wedding (2011-08-02) 先日ご紹介した世界遺産のファーグス工場。ヴァルター・グロピウスはこの建築の設計に際して、ベルリン・モアビットにあるAEG社のタービン…

発掘の散歩術(13) - 「ミニ東ドイツ」を訪ねて -

発掘の散歩術(13) – 「ミニ東ドイツ」を訪ねて –

クライン・グリーニッケで小菜園を営む人々。1978年撮影(Foto: Jutta Jagßenties) 1961年8月13日の「ベルリンの壁」建設から50年という節目の今夏、『壁の後ろに』と題された展覧会の案内が目に留…

ベルリン最大の港、ヴェストハーフェン

ベルリン最大の港、ヴェストハーフェン

Westhafen (2011.07.25) 一体どこの街の港と思われるかもしれませんが、れっきとしたベルリンの中心部です。ティーアガルテン地区のモアビットにあるヴェストハーフェン。地下鉄U9のWesthafen駅を降り…

アウトバーンを自転車で走れる日

アウトバーンを自転車で走れる日

アウトバーンAVUSを走るサイクリストの群れ 1年に一度だけ、アウトバーンを自転車で走ることのできる日があるのをご存知でしょうか? 今回は、その名も「シュテルンファールト(Sternfahrt = 星の走行)」という自転…

発掘の散歩術(12) - 眠りから覚めたシュプレーパーク -

発掘の散歩術(12) – 眠りから覚めたシュプレーパーク –

一見、行楽客で賑わうどこかの遊園地の写真かと思われるかもしれない。だが、よく見るとどこか違う。恐竜のオブジェは無惨にも肢体がバラバラになり横たわっている。奥の大きな観覧車は錆び付き、人を乗せて回ることはもはやない。 ここ…

発掘の散歩術(12) - 眠りから覚めたシュプレーパーク -

発掘の散歩術(12) – 眠りから覚めたシュプレーパーク –

一見、行楽客で賑わうどこかの遊園地の写真かと思われるかもしれない。だが、よく見るとどこか違う。恐竜のオブジェは無惨にも肢体がバラバラになり横たわっている。奥の大きな観覧車は錆び付き、人を乗せて回ることはもはやない。 ここ…

ベルリン・フィル八重奏団の来日公演

今週末からベルリン・フィルの八重奏団が日本で短期間のツアーを行います。原発事故の影響で2人のメンバーが来日をキャンセルし、一時はツアーの開催も危ぶまれたそうなのですが、ヴァイオリンのラティツァ・ホンダ=ローゼンベルクさん…

125周年を迎えたクーダム

125周年を迎えたクーダム

10月16日まで、ガラスのショーケースに125の歴史が展示されているクーダム この5月、ベルリンの西地区を代表する目抜き通り「クーダム」こと、クアフュルステンダムが完成から125周年を迎えました。 「選帝候の道」を意味す…

講演会「『ベルリンの壁』とは何だったのか」(7/9)のお知らせ

講演会「『ベルリンの壁』とは何だったのか」(7/9)のお知らせ

来週半ばから久々に日本に一時帰国することになりました。震災後初めての日本行きということで、いままでの帰国前には味わったことのない重い気分も感じているのですが、懐かしい人々に会えるのはもちろん楽しみです。 今回ご縁があり、…

発掘の散歩術(11) - ユダヤのカフェ・ハウスでの時間 -

発掘の散歩術(11) – ユダヤのカフェ・ハウスでの時間 –

常時警官が立ち構えているベート・カフェの入り口 Sバーンのオラーニエンブルガー通り駅からトゥホルフスキー通りを北に向かって歩き、アウグスト通りを越えると、白黒の独特の字体で「Beth-Café」と書かれた看板が右手に見え…

マスタードの専門店『ゼンフ・ザローン』

マスタードの専門店『ゼンフ・ザローン』

天気の良いある日、クロイツベルクを散歩していたら、通りの半地下にちょっと気になるお店を見付けました。その名も『ゼンフ・ザローン(Senf Salon)』。「ゼンフ」とは、ソーセージなどに付けて食べるお馴染みのマスタードの…

発掘の散歩術(10) -世界ベスト10に選ばれた絶景トラム-

発掘の散歩術(10) -世界ベスト10に選ばれた絶景トラム-

アルト・シュメックヴィッツ駅に停車中の68番トラム 「雑誌『ナショナルジオグラフィック』が選ぶ『世界のトラムベスト10』に、ベルリンの路線がランキング入りしたんです」。最近、ある方からこんな情報を教えてもらった。早速、同…

『街歩きのドイツ語』(三修社)のご紹介

『街歩きのドイツ語』(三修社)のご紹介

先日お知らせした『街歩きのドイツ語』(三修社)が5月末に無事発売されることとなったので、今日はもう少し詳しくこの本をご紹介したいと思います。 旅行会話集って、何となく旅先に持って行くけれども、結局あまり使わないで終わって…

記憶の鉄路をたどる(1) - アンハルター駅跡 -

記憶の鉄路をたどる(1) – アンハルター駅跡 –

Anhalter Bahnhof (2008.9) かつてベルリンで一番格式の高い終着駅だったアンハルター駅。現在は正面のファサード部分をわずかに残すのみであるが、戦前は日本から陸路でベルリンを目指した際の終着駅だったこ…

三修社より『街歩きのドイツ語』を出版します!

今月末、語学書籍などの出版で知られる三修社より『街歩きのドイツ語』という新書サイズの本を出版させていただくことになりました。平たく言えば、ドイツ語の旅行会話集なのですが、ドイツ語の知識ゼロで旅行に来るという方はもちろん、…

JAL - SKYWARD 2011年5月「音楽家のベルリン」

JAL – SKYWARD 2011年5月「音楽家のベルリン」

寄稿させていただく機会のあった、JALの機内誌「SKYWARD」の2011年5月号が最近発売になりました。今月初めてベルリン・フィルを指揮する佐渡裕さんが旅人の特集「音楽家のベルリン」。取材コーディネートの他、佐渡さんの…