一見、行楽客で賑わうどこかの遊園地の写真かと思われるかもしれない。だが、よく見るとどこか違う。恐竜のオブジェは無惨にも肢体がバラバラになり横たわっている。奥の大きな観覧車は錆び付き、人を乗せて回ることはもはやない。 ここ…
実家の近所の神社より ○早いもので日本滞在もあっという間に後半に入った。昨日は2人の弟が実家に帰って来たのだが、帰宅の時間帯やそれぞれの予定が別々で、結局家族全員が揃うことはなし。一番下の弟も今年から社会人になったので、…
今週末からベルリン・フィルの八重奏団が日本で短期間のツアーを行います。原発事故の影響で2人のメンバーが来日をキャンセルし、一時はツアーの開催も危ぶまれたそうなのですが、ヴァイオリンのラティツァ・ホンダ=ローゼンベルクさん…
お久しぶりです。先週後半から日本に一時帰国しています。梅雨の季節だし、震災後の影響などもあって、帰国を延期しようかと考えた時期もあったの思ったのですが、やっぱり帰って来てよかったなと思います。 成田に着いてすぐ、湿気を多…
10月16日まで、ガラスのショーケースに125の歴史が展示されているクーダム この5月、ベルリンの西地区を代表する目抜き通り「クーダム」こと、クアフュルステンダムが完成から125周年を迎えました。 「選帝候の道」を意味す…
昨年夏、ドイツニュースダイジェストにベルリン在住のヒロシマ被爆者、外林秀人さんにインタビューさせていただく機会がありました(Tags: Interviewにてご覧いただけます)。あの時は戦後65年という節目の夏だったので…
来週半ばから久々に日本に一時帰国することになりました。震災後初めての日本行きということで、いままでの帰国前には味わったことのない重い気分も感じているのですが、懐かしい人々に会えるのはもちろん楽しみです。 今回ご縁があり、…
忙しくもなかなか充実していた5月のことを、これから振り返ってみたいと思います。まずは、先月初旬の週末にハンブルクに行った時のこと。ベルリンからハンブルクまで、一昔はインターシティでも3時間近くかかりましたが、今はノンスト…
常時警官が立ち構えているベート・カフェの入り口 Sバーンのオラーニエンブルガー通り駅からトゥホルフスキー通りを北に向かって歩き、アウグスト通りを越えると、白黒の独特の字体で「Beth-Café」と書かれた看板が右手に見え…
天気の良いある日、クロイツベルクを散歩していたら、通りの半地下にちょっと気になるお店を見付けました。その名も『ゼンフ・ザローン(Senf Salon)』。「ゼンフ」とは、ソーセージなどに付けて食べるお馴染みのマスタードの…
アルト・シュメックヴィッツ駅に停車中の68番トラム 「雑誌『ナショナルジオグラフィック』が選ぶ『世界のトラムベスト10』に、ベルリンの路線がランキング入りしたんです」。最近、ある方からこんな情報を教えてもらった。早速、同…
先日お知らせした『街歩きのドイツ語』(三修社)が5月末に無事発売されることとなったので、今日はもう少し詳しくこの本をご紹介したいと思います。 旅行会話集って、何となく旅先に持って行くけれども、結局あまり使わないで終わって…
Anhalter Bahnhof (2008.9) かつてベルリンで一番格式の高い終着駅だったアンハルター駅。現在は正面のファサード部分をわずかに残すのみであるが、戦前は日本から陸路でベルリンを目指した際の終着駅だったこ…
今月末、語学書籍などの出版で知られる三修社より『街歩きのドイツ語』という新書サイズの本を出版させていただくことになりました。平たく言えば、ドイツ語の旅行会話集なのですが、ドイツ語の知識ゼロで旅行に来るという方はもちろん、…
寄稿させていただく機会のあった、JALの機内誌「SKYWARD」の2011年5月号が最近発売になりました。今月初めてベルリン・フィルを指揮する佐渡裕さんが旅人の特集「音楽家のベルリン」。取材コーディネートの他、佐渡さんの…
ドメーネ・ダーレムの広大な牧草地 19世紀後半、ドイツ帝国の首都となるまで、ベルリンはヨーロッパの一地方都市に過ぎない規模の町だった。当時の地図を見ると、現在のミッテを囲む城壁の外は、広大な牧草地や畑が広がり、時おり村が…
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