見知らぬ街に来ると(いや、それに限らずですが)、高い場所から街を俯瞰するのが好きです。プラハだとまずはやはりここでしょうか、プラハ城に上ってみました。 バロック様式の聖ミクラーシュ教会方面。天気はいまひとつでしたが、雨が…
第2次世界大戦中にベルリンに住んでいた人の回想録を読むと、コーヒーにまつわる話がよく出てくることに気付きます。当時、コーヒー豆がいかに貴重だったか、そして人々がそれを手に入れるためにどう工面したか等々。例えば『ベルリン戦…
昨夜、プラハから帰って来ました。考えてみたら、昨年末に日本に帰って以来、プライベートな目的でベルリンを離れるのは今年初めてかも。やはり旅はいいですね。異国の街を歩くと必ず新しい刺激を得て帰途につくことになります。隣国のチ…
NHK「テレビでドイツ語」6月号のテキストが発売されました。今回の「映画で歩くベルリン」では、エーリッヒ・ケストナーの『エーミールと探偵たち』を取り上げています。この『エーミール』は、私が今住んでいるヴィルマースドルフが…
週末を利用して、昨日からプラハに来ています。プラハに来るのは、あの大洪水直前の2002年8月以来なので、かれこれ約8年ぶり。ベルリンからの列車は予想外の大混雑で、ドレスデンまで座れませんでした。プラハは変わったといろいろ…
今日、佐渡裕さんのベルリン・フィルへのデビュー(来年5月)が正式に発表されましたね。2008年2月、「音楽の友」誌へのインタビューで佐渡さんにお話を伺った際、「これからは海外での活動の重点をドイツに移していきたい」とおっ…
国際通貨会議での一場面。ケーラー大統領夫妻のすぐ横で マルティン・レーアさんとのインタビューの後半をお送りします。 そもそも儀典(プロトコール)の規則というのはどのように決められたものなのでしょうか? もともとは中世の時…
Photo: Thilo Rückeis これから2回に分けて、私にとって7年来の知人であるマルティン・レーアさんとのインタビューをお送りします。レーアさんは、約10年間ドイツ連邦大統領府の儀典長を務められ、「日本」そし…
●先週末、佐渡裕さん指揮コンツェルトハウス管弦楽団の定期演奏会を聴いた。冒頭のハイドンの交響曲第6番「朝」は、弦楽器による冒頭からすがすがしい気持ちにさせてくれる好演。ソロが多いこの曲、中でもコンミスの日下紗矢子さんの演…
(前回の続き) ハーフェル川に浮かぶ旧市街の島の中に入ると、そこでも桜並木が見事に花を咲かせていました。Ufer Promnadeという湖に面した通りではカフェや屋台が並び、大にぎわい。私たちもホテルの前のカフェでしばし…
メーデーの土曜日、友達数人とヴェルダー(Werder)という町の開花祭(Baumblütenfest.平たく言えば「花祭り」ですね)に行って来ました。ベルリンを囲むブランデンブルク州の貴重な情報源、『がんばれ、ブランデン…
ヴィルマースドルフのフォルクスパークは、東西に長く、全長約2.5キロにも及びます。今日は、公園のほぼ真ん中、ブンデスアレーに架かるモダンな吊り橋を渡って、西側へ歩いてみましょう。 写真は4月頭のある夕方に撮ったもの。まだ…
昨年まで住んでいたクロイツベルクには、徒歩5分の場所にクロイツベルク記念碑のあるヴィクトリアパークという大好きな公園がありましたが、新しく越して来たヴィルマースドルフ地区にも近所にフォルクスパーク(Volkspark W…
先日、ミッテを歩いていたら、東の時代のこんな車に出会い、思わず写真を撮ってしまいました。トラバントは今や多くの人に知られていますが、この車の知名度は大分低いのでは。ヴァルトブルク(Wartburg)といって、東ドイツ時代…
●StaatsoperのR.シュトラウス「サロメ」(クプファー演出)は、1998年3月に私が初めてベルリンに来た時に観た演目。その時指揮をしたのが一昨年亡くなったホルスト・シュタインだったので、余計に懐かしい。今シーズン…
今回の出張では写真はわずかしか撮っていないのですが、駆け足で振り返ってみたいと思います。まずこちらは、エッセンのツォルフェライン旧炭鉱跡 (Zeche Zollverein)。ご覧のように、バウハウスの影響を受けた建物の…
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