西側の繁華街、クーダムから一歩入ったファザーネン通りにあるケーテ・コルヴィッツ美術館がこの春オープンから30周年を迎える。1月末に行われた記念行事に足を運ぶと、そこは和やかな雰囲気に包まれていた。 私はそこで1枚の写真に…
欧州の難民を巡る状況はいまだ収束する道筋が見えていません。戦争における憎しみの連鎖、さらに反イスラムのデモや難民施設の襲撃に見られる排除と不寛容の空気。「欧州、そして世界はどこに向かおうとしているのか」と誰もが不安になら…
先週末、日本での一時帰国からベルリンに戻りました。いつもなら、日本に帰ってきた時点でブログに書くところなのですが、今回は最初からフルに動き回っていたためその余裕もないままベルリンに戻る日が来てしまいました。 ドイツに来て…
地下鉄のヘルマンプラッツ駅から5分ほど歩くと、ハーゼンハイデ公園の向かいにカフェ「Macha-Macha」がありました。店内に入ると、白い壁とスカンジナビア産の松材で作られたカウンターのテーブルに明るい光が差し込みます。…
昨年初頭、息子が誕生して少し経ってからベルリン動物園の年間カードを購入した。年間カードにもいくつか種類があるが、子供が満1歳の誕生日の翌月末まで有効なBabyCard XLは、赤ん坊と両親の分の入場料を含め35ユーロで購…
劇的な道を歩んだ20世紀のベルリンの歴史の中で、今でも燦然と輝く伝説の時代があります。「黄金の20年代」と呼ばれる1920年代です。二つの大戦のはざまにあり、自由な雰囲気の中で文化や芸術が花開いた一方で、どこか危うげな香…
地下鉄U7のカール・マルクス通り駅で降り、喧噪に包まれた大通りから一歩横に入る。5分も歩くと、軒を連ねる建物は背丈が低くなり、牧歌的な空気が流れる。 ここはノイケルン区のリクスドルフ(ドルフ=村)。同区の発祥ともいえる古…
昨年のクリスマスは桜が咲いてしまうほど例外的に暖かったのですが、年末は一気に冷え込み、今週は雪も降ってようやくベルリンらしい冬の感覚がやって来た感じです。写真は霧に包まれた元旦のプラーク広場。 年始のご挨拶がずいぶん遅く…
※クリスマス休暇の最終日に、今年ベルリンで味わったフィンランドのクリスマスの雰囲気をお届けします。 今年もクリスマスの季節を迎えました。国際色豊かなベルリンに住んでいると、ドイツだけでなく、さまざまな国のクリスマスと出会…
ドイツの他都市と同様、2015年はベルリンも難民の問題で大きく揺れました。今年1年でベルリンにやって来た難民は6万8000人以上(12月1日現在)と言われ、2013年の約6000人、2014年の1万2000人という過去の…
(前回の続き)リューゲン島のビンツまで来たからには、バルト海の砂浜のほかに、もう一つ体験しておきたいものがあった。9月16日の10時過ぎ、ホテルの近くから出るバスに乗って駅に向かった。といっても、ベルリンから来る際に利用…
難民の問題を報じるドイツの新聞記事を読んでいると、現在起きていることだけでなく、かつてこの国に押し寄せて来た難民の歴史的経緯を取り上げた記事に出会うことがある。背景や規模はそれぞれ違うにせよ、地続きの欧州の人々にとって、…
(前回の続き) 4時間かけてリューゲン島の東端にあるビンツに到着した翌日、宿から近い海岸に行ってみることにした。私たちが訪れた9月半ば、すでにバカンスシーズンは終わっていたが、メインストリートはそれでも結構賑わっていた。…
現在発売中の『音楽の友』12月号が、来年来日公演を行うベルリン・フィルについての特集を組んでいます。その中で、ベルリン・フィルの元コントラバス奏者のルドルフ・ヴァッツェルさんにインタビューする機会がありました。ヴァッツェ…
ベルリン・ダーレムにあるアジア美術館で、ドイツ人の美術収集家クラウス・F・ナウマン氏が同美術館に寄贈した「ナウマン・コレクション」の特別展が開催されています。このコレクションをご紹介するには、まずアジア美術館の歴史に触れ…
コンサートホールの客席で一流のオーケストラの響きに酔いしれながら、音楽好きの方はこんなことを夢想したことがないだろうか。「舞台の上、例えばコンサートマスターの横で、あるいはソロ・オーボエ奏者の横に座って聴いたら、どんな風…

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