現代舞踊家 仲野恵子さん

                            Photo: Ryuro Fukuda
現代舞踊家の仲野恵子さんがベルリンに来られ、先週は彼女のベルリン公演のお手伝いをさせていただいた。これまで国内外で数々の作品を発表してこられた仲野さんは、現在「ダンスミュージアム山羊」の主宰で、1992から93年にかけては、文化庁芸術家在外研修員としてドイツにも留学されている。
今回初めてお会いした仲野さんは、とても小柄な方なのだが、舞台の上では大きく見える。エネルギッシュでありながら、細やかで繊細な踊りに、私は大変魅了された。先週土曜日のRosa-Luxemburg Platz近くの小さな劇場でのパフォーマンスは、とてもいい雰囲気の中で行われたと思う。仲野さんも喜んでおられたけれど、私自身も今回なかなか得がたい経験をさせていただいた。
公演の準備の合間を縫っては、仲野さんと一緒にいろいろな公演を観に行った。ダンスのパフォーマンスや、演劇、バレエ、フィルハーモニー・・仲野さんがとりわけ感激されていたのが、フィルハーモニーでの2つのコンサートだった。サイモン・ラトル指揮のOrchestra of the Age of Enlightenmentという古楽器オケの公演(6日)と、ベルリン・バロック・ゾリステンのコンサート(11日)。仲野さんがお目当てのダンスの公演がその日はやっておらず、私の提案でたまたまその日やっていたコンサートを聴きに行ったのだが、どちらも本当にすばらしかった。舞台のすぐ後ろの安い席だったが、公演の当日に思い立ってこういう水準の高いものが安く聴け、演奏家の息遣いが伝わってくるような客席とのこの距離感というのは、日本ではなかなか考えられないと仲野さんは興奮しておられた。やはりベルリンは、アートに関わる人たちにいろいろな刺激を提供する町のようだ。
ところで、この公演の撮影をされた写真家の福田龍朗さんという方と、今回初めてお会いしたのだが、私のこのブログを読んでくださっているとのことで、うれしい驚きだった。ブログランキングでたまたま「ベルリン中央駅」を見つけてくれたそうなのだが、こういうつながりは初めてのこと。今回の写真は、その福田さんが撮られたものです。

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2 Responses

  1. ゴン太
    ゴン太 at · Reply

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    普段あまり接する機会がないので、現代舞踏という芸術や
    このようにご活躍されている方のことを知ることができて
    嬉しいです。写真もかっこいいですね。パワーを感じます。

    お目当ての公演に行けなくても「これはどう?」という感じに
    何かを出してくれるのがベルリンという気がします。
    そこに新しい感動があったり。。。
    今月も見どころ満載の公演がいっぱいのようで
    うらやましいです。><

  2. berlinHbf
    berlinHbf at · Reply

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    コメントありがとう!
    現代舞踊というと少し馴染みが薄いかもしれませんが、仲野さんの踊りはとてもわかりやすくて、感覚で楽しめるものでした。これからもっといろいろなダンスを観てみたいなと思ったんですが、こういう時にすぐに何か見つかるのがベルリンのいいところでしょうね。

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