もう1つの1907年生まれを発見!

有名デパートのKaDeWe(3月にこちらで取り上げました)や超高級ホテルのアドロンなど、今年ベルリンのいくつかの有名な建物が100周年を迎えた。前回の廃墟めぐりと同じ7月某日、地下鉄のSchlesisches Torの駅で降り、シュレジア通り(Schlesische Str)を東へ歩いて行ったら、私たちは偶然にも1907年生まれの複合アパートを見つけた。同じ100歳でも、KaDeWeやアドロンと違ってスポットなど当たりようのない地味な建物だが、こういうものこそ私のブログでは取り上げてみたい。
まずこの入り口を見てほしいのだが、ホーフと呼ばれる中庭がいくつあることか!
ベルリンの人口が爆発的に増えた19世紀後半、「Mietskaserne(賃貸兵舎)」と呼ばれる(←すごい名称だ)アパートがたくさん建てられた。ホーフをたくさん介して空間の隙間もないほど裏屋を(しかも無計画的に)立ち並べていったのである。当然中に入っていくほど日当たりは悪いし、息苦しさも増したことだろう。当時のベルリンの住宅密度はすごいものだったらしい。
その対応策として、20世紀初頭に建てられたホーフの多い建物は、共通して窓の縦幅が長い。Fabriketageと呼ばれるもので、その名の通り工場やオフィスも軒を構えていた。
こちらも同じクロイツベルクで見かけたもの。そしてこれ↓
いまやガイドブックに紹介されないことがないハッケッシェ・ヘーフェ(Hackesche Höfe)も、同時期にFabriketageとして建てられたものだったのだ(ちなみに「ヘーフェ」は「ホーフ」の複数形)。こうして見ると、共通点がおわかりいただけないだろうか。
いや、同時期どころではなかった。ハッケッシェ・ヘーフェが建てられたのは1906年から07年にかけて、実はこちらも100歳なのだった。1907年生まれの建物に改めて乾杯!
いくつものホーフを突き抜けるとシュプレー川のほとりへ。小さなボートの乗り場もあり、こんな場所があったのかとびっくりした。ここからの3枚は別の日に撮ったもの。
東のトレプトウ方面。
そして、時おり地下鉄がガタゴト音を立てて通っていくオーバーバウム橋。美しい夕暮れ時のここからの眺めは最高だろうなあ。

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5 Responses

  1. ssd-clinic
    ssd-clinic at · Reply

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    はじめまして…
    すっごい、ロマンティックなショットですね(^_^)b。

  2. 鮭
    at · Reply

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    Hackesche Höfeはとっても好きなところなのですが、ドイツ人の友達に言ったら、「知らないなぁ〜」って言われてしまいました(いや、私の発音が悪いのかしら。。。?)
    あっちでも有名かと思ってたんですが、どちらかというと観光客向けって感じなんですかね〜。

  3. berlinHbf
    berlinHbf at · Reply

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    >ssd-clinicさん
    こんにちは。以前にも一度コメントをいただきましたよね?

    はい、ここは確かにロマンチックなスポットです。入り口の門が閉まっていて入れないときもありますが。

  4. berlinHbf
    berlinHbf at · Reply

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    >鮭さん
    Hackesche Höfeは確かに観光スポットでもありますが、地元の人にもよく知られていますよ。私もあそこの映画館にはもう何度も行っています。

  5. berlinHbf
    berlinHbf at · Reply

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    ただ、それ以外には普段あまり縁がないのは確かです^^;)

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