久々に日本に帰って、京浜急行の赤い電車を見ると懐かしさが込み上げてくる。都心と三浦半島を結ぶ京浜急行が、今年で創業110周年を迎えたという。
子供の頃、電車を眺めているのが好きだった(乗るのはもっと好きだったが)。マニアというほどでもないのだが、電車を見て心ときめく性質はいまでもどこかで残っている気がする(笑)。旅行するときは、(距離にもよるけれど)バスや飛行機よりも、できることなら鉄道でとまず考える。
京急といえば赤だけだと思っていたが、いつか帰ったときこのようなブルーに塗り替えられた列車も走っていてびっくりした。でもなかなかよろしい。
もっと驚いたのがこちら。110周年を記念した電車で、昔の車両に合わせて、わざわざえんじ色に塗り替えたのだとか。
京急堀ノ内駅付近にて。
京急久里浜駅で見かけた110周年の展示。子供の頃、あの木製のブレーキハンドルにあこがれたものです(笑)。
京急といえば昔はこの電車が主流だったのだが、もうほとんど見かけなくなった(その後、この1000系は2010年に廃止になりました)。
線路はどこまでもつながっている。
19世紀生まれ鉄道は、人やモノの輸送手段として多大な貢献を果たし、町と町、地域と地域、異なる世界同士を結びつけた。それは幼い頃の私のようにある種の憧れを伴うが、同時に世界を均質化させていくことにもつながったといえる。次回は鉄道をめぐるもう一つの話です。
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AK
京急はあまり乗ることはなかったのですが、ひんぱんに電車は見ていました。
通っていた小学校の学区域は「品川」駅から泉岳寺先、明治学院手前から五反田駅手前と結構広く、品川駅周辺は遊び場の範囲でした。
駅ターミナルは「京浜デパート」の時代です。
いぜん資料作りをした「1912年品川駅周辺」の概略地図を
画像でアップしました。
「京浜電気鉄道株式会社」の品川駅は八つ山橋の手前止まりだった
ようです。「砲台の島」お台場が記されています。
品川駅の写真は1880年前後か。
http://yamanohon.exblog.jp/7782460/
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>AKさん
品川駅の港南口は今回何度か出入りしましたが、今さらながらすさまじい変貌ぶりですね。でも少し歩くと、迷路のような路地があったり、のどかな運河沿いの風景があったりと、散歩するにはなかなかいいところでした。あの辺りの歴史も奥が深そうですね。