ベルリンの地下ツアーに参加
夏の暑い日、ベルリンの地下空間にもぐって涼んでみるのはいかがでしょうか。地下といっても地下鉄駅やデパチカのことではありません。戦時中の防空壕、核シェルター、建設されたものの結局使われなかったトンネルなど、ベルリンの地下に…
山根寿代さんのこと(5) – 仕事、旅、そして人生 –
このシリーズの最後に、ここまで貴重なお話をたくさん聞かせてくださった山根寿代さんご自身のことを触れておきたい。春に初めてお会いしたとき、こんな元気な90歳の方がいるのかと私は驚いた。頭の回転が速く、話の話題が豊富。この方…
地下鉄クロステル街駅
U2 Klosterstrasse(2006年12月26日) 山根寿代さんのお話の最終回は準備がもう少し必要なので、今回は別の話題を(といってもいくらかは関連がありますが)。私の好きなベルリンの地下鉄の駅を一つご紹介しま…
山根寿代さんのこと(4) – ベルリンの恩師との再会 –
このシリーズの最初にご紹介した森鴎外との写真のほかに、ベルリンでの貴重な1枚を寿代さんから見せていただいた。これは1900年10月、山根正次(後列向って左より3人目)がパリ万博の出張の途中、ベルリンに住む萩中学時代のドイ…
山根寿代さんのこと(3) – 森鴎外からの手紙 –
山根正次がベルリン留学に向けて発ったのは、1887年10月8日のこと。森鴎外が留学していた時期と重なるが、そもそも2人の間にはどれだけの交流があったのだろうか。 森鴎外の小説は沢山読んで居りますが、直筆を目にしたのは祖父…
山根寿代さんのこと(2) – 祖父山根正次 –
山根正次は、医師山根孝中(松下村塾門下生)の二男として1857年萩城下東郊の香川津に生まれた。孝中はかの松下村塾に入門し、吉田松陰に師事した人物である。正次は、藩の医学校で蘭学を修め,萩中学校でドイツ人教師ラインホルト・…
山根寿代さんのこと(1) -ベルリンで出会った一枚の写真-
Mori-Ôgai-Gedenkstätte(2007年2月) 私が日本に一時帰国していた2006年11月のある日、実家に1枚の絵葉書が届いた。イタリアからのもので、すばらしい達筆で書かれている。手紙の主は、山根寿代さん…
萩、東京、長崎、ベルリン
今日からおよそ4回に分けて、しばらく前から書き綴っていたインタビュー記事をアップしたいと思います。インタビューというよりも、人物ルポと言った方がふさわしいかもしれません。春に私が一時帰国した際にお会いした、ある年配の女性…
ドイツ連邦大統領と国家公式訪問の舞台(2)
ベルビュー宮殿の北側は広大な公園になっており、軍隊セレモニーはそこで行われます。指定された場所で待っていると、公園内を大きく旋回して、大名行列のような物々しさで軍隊がやって来ました。 最初にドイツのケーラー大統領が1人で…
ドイツ連邦大統領と国家公式訪問の舞台(1)
Bellevueallee(2007年11月1日) このブログではこれまで、ベルビュー宮殿、首相官邸、連邦議会、そして前回の連邦参議院など、ドイツ連邦政府の活動の舞台を紹介してきましたが(詳細はタグの「政治」を参照のこと…
ドイツ連邦参議院を見学!
先日、ドイツ連邦議会の内部を詳しくご紹介したので、今度はドイツの上院にあたる連邦参議院(Bundesrat)の中に入ってみましょう。昨年6月23日の一般公開日に見学したときの様子です。連邦参議院は旧プロイセン貴族院(Pr…
最近読んだ本と気に入っているCDから(備忘録風に)
『ベルリン 歴史の道』(平井正著。光人社) 東京の知人からいただいた本。平井正氏はベルリンについての著作をたくさん残しているので、一度読んでみたかった。これはドイツ統一直後の1992年にベルリンを訪れたときの記録だが、当…
ミッテのシュトラントバー "Kiki Blofeld"
今週はいつもよりアクセス数がやや少ないなと思っていたら、日本はちょうどお盆休みなのですね。日本の皆さまには残暑お見舞いを申し上げます。 ベルリンの夏は早終わりを迎えつつありますが、まだ天気のよかった先週のある日、ベルリン…
変貌するフリードリヒ・シュトラーセ駅周辺 – 壁建設の日に –
Bahnhof Friedrichstraße (1979年) 常設なのか、あるいは一時的なもののかわからないが、現在フリードリヒ・シュトラーセの駅構内に、この界隈の昔の写真がパネルで展示されている。先日駅を通ったらたま…
CD「ベスト・オブ・ベルリン」
この5月、ベルリンの音のベスト盤とでもいうべきCDが発売された。その名も”Best of Berlin“(EMI MUSIC)。ベルリナー・モルゲンポスト紙とシュプレーラジオの共同制作で、収録曲は…
ドイツ連邦議会議事堂大見学(4) – 屋上のドームへ –
ドイツ連邦議会議事堂の探検も、4回目にしてようやくてっぺんのガラスドームの前にやって来た。ここにはすでに何度も来たことがあるけれど、日頃は公開されていない、ドイツの過去と現在に関する大事な部分を見てきた後だけに、それまで…
ドイツ連邦議会議事堂大見学(3) -これが連邦議会の舞台だ-
これがPlenarsaalと呼ばれるドイツ連邦議会の本会議場。多くの方がテレビなどで目にしたことがあるのではないだろうか。連邦議会がボンからベルリンへ移転して、最初の議会が開かれたのは1999年4月19日のことである。 …
最近のコメント