ベルリンに戻って、テーゲル空港に降り立ったとき、ちょっと肌寒いほどのひんやりした空気が体を包みました。数日経って、こちらの生活に馴染んでくると、日本でのあの暑さが急速に記憶の背後に過ぎ去っていく感じがします。忘れないうちに、いくつか書き記しておきたいと思います。
花火を見るのは本当に久々でした。知らぬ間に花火も進化していて、三浦のだとスイカや三浦大根を模したものまであって、大いに楽しみました。
その後、3日間ほど山陽方面に旅行に行き、戻った頃はお盆休み。東京と茨城の親戚のお墓参りに行きました。海外に住んでいる自分にとっては、これもまた貴重な時間でした。これまでほとんど知らなかった家族の歴史に思いを馳せたり、叔父の幼少期の戦争体験を初めて聞いたり・・・。今回の滞在中、家族全員が揃った唯一の日でもありました。
それにしても、子どもの頃から知る街が寂れているのを見るのは、ちょっと切ないものがあります。私の実家のある横須賀市も人口減の問題に直面しており、2013年には人口減少数が全国トップという不名誉な記録を作ってしまったとか・・・。
妻の実家のある山梨にも何度か足を運ぶ機会がありました。山梨は盆地にあるため、経験したことのないような暑さには参りました。その一方、日本の夏の山河の青々とした美しさには目を見張りました。大きな入道雲も久々に見たなあ。
勝沼にある「ぶどうの丘」からの眺め。残念ながら、富士山は今回一度も望めませんでした。
後半は東京にも何度か出かけました。雨の日の渋谷駅ハチ公口。今回は友達にはあまり会えませんでしたが、仕事でつながりのある方々にご挨拶に伺えたのはよかったです。
3週間ほどの間に美味しいものをたくさんいただきましたが、忘れられない味のひとつが、山梨のある温泉&鰻屋で食べたうな重。温泉に入った後に、いまや貴重になってしまったうな重を食する。もう言葉にならない美味しさでした^^
相変わらず箱に収まるのが好きな実家のネコ、ミントくん(6年前の様子はこちらより)。また来年会えることを願って。