今日12月26日はクリスマス休みの2日目。少し遅くなってしまいましたが、クリスマスの様子を何枚かお届けしたいと思います。
1週間ほど前、知人のドイツ人家族のお宅へお邪魔しました。かれこれ10年以上いろいろお世話になっているフレンツェルさん夫妻。今年の夏にご主人が亡くなり、一番奥の椅子は空席のまま。それでも、奥さんのウラさんは、クリスマス直前に訪れた私たちを例年と同じように迎えてくださいました。
ウラさんは可愛らしい小物や木の人形を集められていて、毎年少しずつ顔ぶれが変わっています。これは、チェコとの国境に近いハルツ地方のザイフェン(Seiffen)という村で作られたStriezelkinderという木の人形。貧しい子どもたちが自分で作ったおもちゃを売っている様子を描いたもので、このデザインの人形は1937年にパリの万国博覧会で金賞を獲得し、有名になったのだそうです。
これもやはりザイフェンで作られたSeiffener Reiter(ザイフェンの騎手)という木の人形。
これはRäuchermannといって、火を付けたお香を中に入れると、パイプの先から煙が出てくる人形ですね。
ハルツ地方は鉱山の多い地域で、左の人形の頭には坑夫のマークが付いています。昔はこの人形を窓側に向けて、鉱山で働く男たちが家に帰って来るのを家族は待っていたのだそうです。クリスマスの人形から、昔の人びとの生活を想像するのもなかなか楽しいものです。
この日はクリスマスのお菓子をたくさんいただきました^^。奥にはシュトレン、さらに隣に住むメヒティルトさんがケシの実を包んだケーキを焼いてきてくださいました。イヴの夜には、子どもと孫、総勢14人がウラさんのアパートにやって来るのだとか。いやいや、迎える側は準備が大変です^^;)