東独製品を網羅したカタログ『ニセドイツ』(伸井太一著)
先日、ミッテを歩いていたら、東の時代のこんな車に出会い、思わず写真を撮ってしまいました。トラバントは今や多くの人に知られていますが、この車の知名度は大分低いのでは。ヴァルトブルク(Wartburg)といって、東ドイツ時代…
『素顔のベルリン』出版記念パーティーのお知らせ
今日から冬時間に変わったベルリンより、1つ告知をさせていただきます。 私の著書『素顔のベルリン』の出版に際して、11月1日に出版記念パーティーを開催させていただくことになりました。今回お世話になった「地球の歩き方」プロデ…
Coyote No.39 特集:スペイン彷徨
最近発売されたCoyoteという雑誌に、「ひとつの駅のふたつの世界」というタイトルのルポルタージュを書かせていただきました(大分後ろの方のページです)。夏に『コヨーテ』の編集部の方から執筆のご依頼をいただいたとき、恥ずか…
『素顔のベルリン』、発売中!
たびたびこの話題で恐縮ですが、私の初の著作『素顔のベルリン』が今週から日本の書店に並んでいるようです。友達や知人から、「買ったよ!」「読んだよ!」というメールが私のもとに届き始めています。まだすべてにお返事できていないの…
『素顔のベルリン』が完成しました
先日お知らせした私の初の著書、『素顔のベルリン~過去と未来が交錯する12のエリアガイド~』(ダイヤモンド・ビッグ社)が完成しました。最後の仕事として残っていた表紙はこんな感じに仕上がりました。 約150ページのコンパクト…
『ドイツの原子力物語』(P.アウアー原著)
昨年末、日本のある新聞社のベルリン支局にお邪魔した時、たまたま本棚にこの本が目に入った。ちょっと気になる内容だったのだが、短い時間だったので貸してくださいとも言えずそのままになっていた。それから半年以上経ったある日、家の…
最近買った本・読んでる本
たまに日本に帰ってくると、いつもながら真っ先に本屋に向かってしまう。できるだけ多くの本をベルリンに持って帰ろうとすると、どうしても新書か文庫本が中心になるが、それでも本はかさばる。もう少し楽に運べないものだろうか・・・。…
「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」(米原万里著)
先日、ごくたまに訪れる日本食レストランに足を運んだら、日本に完全帰国するお客さんが最近置いていったという本を店のオーナーからいただいた。その包みの中に入っていた1冊。ロシア語の名通訳、米原万里さんの本は数冊読んでいるが、…
「ウェブ進化論」(梅田望夫著)を読んで
2006年2月に出た新書。一時期話題になったようなので、読まれた方もいらっしゃると思う。自分としては、夏に読んだ「フューチャリスト宣言」(ちくま新書)という本との関わりで読んでみたいと思っていたのだが、やはり一読の価値は…
「がんばれ、ブランデンブルク州!」(塚本晶子著)
前回、「ベルリンの壁崩壊」というおそらく今後も語り継がれるであろう輝かしい歴史の瞬間について書きましたが、18年後の現在、ベルリンとその周辺地域を覆う現実は、かなり厳しいものがあるのは確かだと思います。実際、旧東ドイツ地…
壁とタイムカプセル
昨日(10月3日)はドイツの統一記念日だったので、今日はそれに関連したお話をひとつ。 先週、情報誌のTipで紹介されていたある写真展に足を運んでみた。ミッテのAckerstraßeにあるGalerie Degenhart…
「現代ドイツのパフォーミングアーツ」(堤広志編)
先週は友達の紹介で舞台の演出を志す日本人の女性に知り合い、自分にとって新しい世界を垣間見させてもらった。彼女が日本から持ってきた本の中にあって、1週間の滞在中に借りて読んだのがこの本。 (結局全部は読みきれなかったけれど…
「パリ五段活用」(鹿島茂著)
ベルリンに住み、ベルリン関連の本を読み、ベルリンについて書いてばかりいると、たまにはこの街を離れたくなる。せめて空想上だけでも、ということで、先日読んだ「パリ五段活用」(中公文庫)という本について少し書いておきたい。筆者…
「カレーソーセージをめぐるレーナの物語」
●知り合いの方からお借りして、「カレーソーセージをめぐるレーナの物語」(ウーヴェ・ティム著。浅井晶子訳)という本を読んだ(原題:Die Entdeckung der Currywurst)。ベルリンではおなじみのカレーソ…
「地下のベルリン」(河合純枝著)
先日、ベルリンとピョンヤンの地下鉄の意外な接点についてお話したので、最近読んだベルリンの地下にまつわるある本をご紹介してみたい。「地下のベルリン」(河合純枝著。文藝春秋)という本である。 「ベルリンの地下世界」・・・ 私…
「ねずみトンネル」の謎 – ベルリン・トンネル物語 –
U6 Stadtmitte駅にて(7月24日) 最近またベルリンに関する本を一冊読んだ。三宅悟さんという方が著した「私のベルリン巡り(中公新書)」という本。前回ご紹介した「舞台・ベルリン」は一人の市民から見た戦後直後のベ…
「舞台・ベルリン」 - 占領下のドイツ日記 –
日本に完全帰国する友達から、何冊か日本語の本を譲ってもらった。最近読んだ「舞台・ベルリン(朝日選書)」という一冊はその中でも特に面白く、ほとんど一気に読んでしまった。これはルート・アンドレーアス=フリードリヒという女性ジ…
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