12月の公演より
例年1月、2月のベルリンの舞台シーンというのは極めて充実しているのだが、今月は自分の懐事情もあって、なかなか思うように足を運べずもどかしい思いをしている。12月は知人の方が急遽行けなくなったチケットで聴かせていただくとい…
エッシェンバッハの「悲愴」
少し時間が経ってしまいましたが、先週聴いたエッシェンバッハ指揮ベルリン・フィルの「悲愴(チャイコフスキー)」は感動的でした。最近ではあまり聴くことのないような主情的ともいえる演奏で、楽譜に忠実にという演奏とはある意味対極…
ペトレンコ&コーミッシェ・オーパーのニューイヤーコンサート
ベルリン・フィルのジルベスターコンサートが今世界中に生中継されているので、ご覧になっている方もいるかと思います。私も今年はテレビで観る予定だったのですが、家のテレビの電波の調子が悪いのか、よりによってZDFのチャンネルが…
人間 – 空間 – 音楽
Kopischstraßeにて(12月10日) ズビン・メータ指揮ベルリン・フィルのコンサートを聴いた(12月8日)。 聴き終わって、私にとってベルリンにいることの最大の喜びのひとつは、やはり劇場(広い意味での)に足を運…
ロマン派の交響曲2題 – ラトル指揮ベルリン・フィル –
サイモン・ラトルとベルリン・フィルのコンビによる、意外とお目にかからない、だが素敵なカップリングによるロマン派の交響曲2曲を聴いた (10月20日。フィルハーモニー)。 前半はシューマンの交響曲第4番で、珍しい初稿版であ…
M.ショスタコーヴィチ指揮のD.ショスタコーヴィチ
今年はショスタコーヴィチの生誕100年ということで、ベルリンでもショスタコ関係のコンサートが目白押しだ。正直、ショスタコーヴィチの音楽はどうも「絶叫」のイメージが強いのか私は少々苦手で、その世界に素直に入っていけないもど…
ある友達の朗報
フィルハーモニーにある指揮者フルトヴェングラーの銅像(10月7日) 昨日、私のもとにうれしいニュースが届きました。私の友達で、ベルリンのハンス・アイスラー音大で指揮の勉強をしている角田鋼亮さんが、先ごろドレスデンで行われ…
バッハのロ短調ミサ曲 – ノリントン指揮ベルリン・フィル –
イギリス人のロジャー・ノリントンが久々にベルリン・フィルの指揮台に立つ、しかも曲はバッハの大作「ロ短調ミサ曲」ということで、前から楽しみにしていたコンサート(13日。フィルハーモニー)。私がこの曲を生で聴くのは、ちょうど…
「4つのコラージュ」 -エマール&ベルリン・フィルのメンバー-
ベルリン・フィルの今シーズンの「ピアニスト・イン・レジデンス」であるピエール=ロラン・エマールとベルリン・フィルのメンバーによるコンサートを聴く (11日。フィルハーモニー室内楽ホール)。 「4部からなるコラージュ &#…
Musikfest Berlin 06 – ケラー四重奏団 –
9月に入ると、ベルリンでは音楽シーズンが本格的に始まる。その先陣を切ってMusikfestという音楽祭が開催され、今年も注目を集めた。本当はリアルタイムでその模様をお伝えしたかったのだが、なかなかゆっくり書く暇がなくて、…
ベルリン・ダーレムのイエス・キリスト教会
Berlin Jesus-Christus-Kirche(8月26日) 先週の土曜日、この前ご紹介した首相官邸を訪れた後、私はある教会に向かった。 「ベルリンのイエス・キリスト教会」と聴いてピンとくるクラシック音楽好きの…
ベルリン・フィルが自主制作CDを発売
旧フィルハーモニー(Alte Philharmonie)へ続く道 (Bernburger Straßeにて、 4月18日) HMVのホームページで最近知ったところによると、ベルリン・フィルが9月に自主制作CDを発売するら…
2005/2006シーズン、私的ベストコンサート他
Konzerthaus Berlin(5月17日) ワールドカップが終わり、ようやく町に少し落ち着きが戻って来ました。ベルリン関連で書きたいテーマもたまっているのですが、コンサートシーズンがほぼ終わったということで、今シ…
ベルリン・フィル 2006/2007シーズン発表
●サッカーのドイツ代表が発表されるその数日前、毎回注目されるベルリン・フィルの来シーズンのプログラムが発表されたので、ここでざっとご紹介してみたい。オーケストラとサッカーとは一見何も関係ないように見えるが、ベルリン・フィ…
Hip H’Oper – コーミッシェ・オーパーにて –
音大生の友達から借りてようやく手にすることのできた、「のだめカンタービレ」に今はまっています(笑)。これ、本当におもしろいデスね。「のだめ」の影響で、今日本ではクラシックがちょっとしたブームになっているそうですが、この漫…
コーミッシェ・オーパーの「ばらの騎士」新演出!
Komische Operにて(4月3日) ベルリンに3つあるオペラ劇場のひとつであるコーミッシェ・オーパーのプレミエ作品、リヒャルト・シュトラウスの「ばらの騎士」の初日を先週日曜日に観ることができた。演出はこの劇場のイ…
モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」とE.T.A.ホフマン
メーリングダム共同墓地にて(3月15日) これまでこのブログでは一度も触れていなかったが、今年はヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)の生誕250年。そのモーツァルト・イヤーに合わせ、今月ベルリン…
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