アウトバーンを自転車で走れる日
アウトバーンAVUSを走るサイクリストの群れ 1年に一度だけ、アウトバーンを自転車で走ることのできる日があるのをご存知でしょうか? 今回は、その名も「シュテルンファールト(Sternfahrt = 星の走行)」という自転…
発掘の散歩術(12) – 眠りから覚めたシュプレーパーク –
一見、行楽客で賑わうどこかの遊園地の写真かと思われるかもしれない。だが、よく見るとどこか違う。恐竜のオブジェは無惨にも肢体がバラバラになり横たわっている。奥の大きな観覧車は錆び付き、人を乗せて回ることはもはやない。 ここ…
発掘の散歩術(12) – 眠りから覚めたシュプレーパーク –
一見、行楽客で賑わうどこかの遊園地の写真かと思われるかもしれない。だが、よく見るとどこか違う。恐竜のオブジェは無惨にも肢体がバラバラになり横たわっている。奥の大きな観覧車は錆び付き、人を乗せて回ることはもはやない。 ここ…
125周年を迎えたクーダム
10月16日まで、ガラスのショーケースに125の歴史が展示されているクーダム この5月、ベルリンの西地区を代表する目抜き通り「クーダム」こと、クアフュルステンダムが完成から125周年を迎えました。 「選帝候の道」を意味す…
講演会「『ベルリンの壁』とは何だったのか」(7/9)のお知らせ
来週半ばから久々に日本に一時帰国することになりました。震災後初めての日本行きということで、いままでの帰国前には味わったことのない重い気分も感じているのですが、懐かしい人々に会えるのはもちろん楽しみです。 今回ご縁があり、…
発掘の散歩術(11) – ユダヤのカフェ・ハウスでの時間 –
常時警官が立ち構えているベート・カフェの入り口 Sバーンのオラーニエンブルガー通り駅からトゥホルフスキー通りを北に向かって歩き、アウグスト通りを越えると、白黒の独特の字体で「Beth-Café」と書かれた看板が右手に見え…
発掘の散歩術(10) -世界ベスト10に選ばれた絶景トラム-
アルト・シュメックヴィッツ駅に停車中の68番トラム 「雑誌『ナショナルジオグラフィック』が選ぶ『世界のトラムベスト10』に、ベルリンの路線がランキング入りしたんです」。最近、ある方からこんな情報を教えてもらった。早速、同…
記憶の鉄路をたどる(1) – アンハルター駅跡 –
Anhalter Bahnhof (2008.9) かつてベルリンで一番格式の高い終着駅だったアンハルター駅。現在は正面のファサード部分をわずかに残すのみであるが、戦前は日本から陸路でベルリンを目指した際の終着駅だったこ…
JAL – SKYWARD 2011年5月「音楽家のベルリン」
寄稿させていただく機会のあった、JALの機内誌「SKYWARD」の2011年5月号が最近発売になりました。今月初めてベルリン・フィルを指揮する佐渡裕さんが旅人の特集「音楽家のベルリン」。取材コーディネートの他、佐渡さんの…
発掘の散歩術(9) -ドメーネ・ダーレムで体感する農村生活-
ドメーネ・ダーレムの広大な牧草地 19世紀後半、ドイツ帝国の首都となるまで、ベルリンはヨーロッパの一地方都市に過ぎない規模の町だった。当時の地図を見ると、現在のミッテを囲む城壁の外は、広大な牧草地や畑が広がり、時おり村が…
発掘の散歩術(8) -オットー・ヴァイトと人知れぬ英雄たち(後)-
Museum Blindenwerkstatt Otto Weidt (大分時間が空いてしまいましたが、オットー・ヴァイト盲人作業所博物館の話の後編をお届けします。前編はこちらよりどうぞ) 当時の工房の様子が再現された部…
発掘の散歩術(8) -オットー・ヴァイトと人知れぬ英雄たち(後)-
Museum Blindenwerkstatt Otto Weidt (大分時間が空いてしまいましたが、オットー・ヴァイト盲人作業所博物館の話の後編をお届けします。前編はこちらよりどうぞ) 当時の工房の様子が再現された部…
発掘の散歩術(8) -オットー・ヴァイトと人知れぬ英雄たち(前)-
ハッケシェヘーフェの隣にあるHaus Schwarzenbergの入り口 Sバーンのハッケシャー・マルクト駅から徒歩2分ほど、ローゼンターラー通り39番地にその場所はある。ハッケシェヘーフェとローゼンヘーフェという観光客…
クロイツベルクの天然リンクでスケートを楽しむ
ここ数日の猛烈な寒さのせいで、昨日クロイツベルクのEngelbecken(天使の池)の前を通りかかったら、完全に凍結していました。看板には「氷が張った時の立ち入りは禁止。生命の危険!」と書かれていましたが、氷の上でキャー…
ギャラリー・ラファイエットで魚料理を食する
ドイツに住んでいて時々どうしても恋しくなるのが魚です。 フリードリヒ通りに面したフランス系のデパート、ギャラリー・ラファイエット(Galeries Lafayette)。ここの地下に魚料理を食べさせるお店があると友達から…
発掘の散歩術(7) – シェーンハウゼン宮殿 凝縮された歴史 –
庭園側から望むシェーンハウゼン宮殿 今から来年のことを話していたら鬼に笑われてしまうかもしれないが、2012年はフリードリヒ大王(1712~86)の生誕300周年。そのメモリアルイヤーに向けて、縁のあるベルリンとブランデ…
プラーク広場とカフェとケストナーと
もう大分前になりますが、ベルリンの戦前の写真集を眺めていたら、プラーク広場(Prager Platz)という円形が特徴的な広場に出会いました。日本語に訳すと「プラハ広場」。ベルリンが西に拡張する19世紀後半に開発された一…
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