パンコウの貨物駅跡で観る演劇
Ehemaliger Güterbahnhof Pankow (2010.07.10) もう半年近く前になりますが、昨年7月、ちょっと面白い場所で演劇を観る機会がありました。地下鉄U2の終点、パンコウの駅で降り、東に延び…
発掘の散歩術(6) -ポツダム通りの隠れ家ギャラリー-
Potsdamer Straße (2011.1) ポツダム広場からM48かM85のバスに乗ってポツダム通りを南下すると、フィルハーモニーや国立図書館、新ナショナルギャラリーなどの斬新な建築が並ぶ「文化フォーラム」を過ぎ…
フリードリヒ通り駅ガード下のインビスBier’s
ここ数日、久々に気温が8〜9度まで上がっていますが、12月30日ぐらいまでは本当に寒かった。そんな寒い日の午後、フリードリヒ通り駅近くを歩いていたら、久々にあるものが食べたくなり、引き寄せられるようにガード下のお店に入っ…
発掘の散歩術(5) -晩秋のグルーネヴァルトを歩く-
11月のある日曜日の朝、グルーネヴァルトの森に行ってみようと思い立った。その昔、狩りを愛好するブランデンブルク選帝侯が建てさせた「狩りの宮殿」が、森の中の湖のほとりにあるという。人里離れた森の中で、狩りに興じる孤独な権力…
「1989年11月9日広場」の落成式
「ベルリンの壁」崩壊の記念日というと、昨年の壁崩壊20周年のドミノ倒しの記憶が強い方は多いかもしれません。今年の11月9日は、大規模な催しこそ行われなかったものの、数あるベルリンの壁の追悼施設に新たな場所が加わりました。…
発掘の散歩術(4) – 出発進行!子ども鉄道 –
ベルリンの中心部から東のエルクナー(Erkner)行きのSバーンに揺られること約30分、ヴュールハイデ駅で降りると、跨線橋を隔てた向こうにもう1つ小さなホームが見えた。 「ヴュールハイデ公園鉄道」と書かれたホームに立って…
発掘の散歩術(3) -ベルリンの氷河時代を感じて-
自分の足で歩いてみればすぐにわかることだが、ベルリンは極めて平坦な地形の街である。山らしい山はほとんどない。地図を見ると、プレンツラウアー・ベルク、クロイツベルク、シェーネベルクなど、語尾に「ベルク」(山)が付く地名は、…
政治を間近に感じる日
連邦ジャーナリズム局(Bundespresseamt)にて 8月21、22日の週末、毎年この時期恒例となっているドイツ連邦政府の一般公開が行われました。今年はベルリンの16の省庁がその扉を開き、各省庁との間は無料のシャト…
発掘の散歩術(2) -シュパンダウの旧市街-
前回「キーツ」の原点を訪ねたので、もう少しベルリンの原初風景を求めて歩いてみたい。だが、現在のベルリンで中世の街並を見つけるのは極めて難しい。かろうじて、ベルリン最古のニコライ教会の周りに、メルヘンに登場するようなかわい…
街角スナップ – S-Bahnhof Yorckstraße –
S-Bahnhof Yorckstraße (2010-08-22) 日帰りでドレスデンまで往復した日曜日の早朝、Yorckstraße駅からSバーンに乗った。この駅は少し変わっていて、S1、そしてS25とS2が乗り入れ…
街角スナップ – Eberswalder Straße –
U Eberswalder Straße (2010.8.15) 外出する時にはいつもRICOHのGRをバッグに偲ばせておいて、街角で何かを感じた時、さっと取り出してカメラに収めるということをやっています。最近はモノクロ…
壁の道に沿って(4) – 緑に囲まれた監視塔 –
1989年まで「ベルリンの壁」が東西を分断していた全長約160kmの道程は、2007年に「壁の道」(Mauerweg)という遊歩道に整備され、かつての壁の跡をたどることができるようになっています。6月末、私もこの壁の道を…
壁の道に沿って(3) – ライニッケンドルフの北端へ –
前回ご紹介したリューバースの湖を西に折れて、なだらかな坂を下って行くと、「壁の道」はライニッケンドルフ北側の住宅街を通って行きます。「壁の道」(Mauerweg)といっても、昔の壁のあった場所全てが道路になっているわけで…
壁の道に沿って(2) – リュバースまで –
ライニッケンドルフのWilhelmsruher Dammにて 今日8月13日は、「ベルリンの壁」の建設が始まった歴史的な日。もう49年前になるのですね。壁の犠牲者を追悼しながら、かつての壁の道に沿って自転車で走るツアーを…
壁の道に沿って(2) – リュバースまで –
ライニッケンドルフのWilhelmsruher Dammにて 今日8月13日は、「ベルリンの壁」の建設が始まった歴史的な日。もう49年前になるのですね。壁の犠牲者を追悼しながら、かつての壁の道に沿って自転車で走るツアーを…
発掘の散歩術(1) -「キーツ」の原点を訪ねて-
「ベルリンの人々は、それぞれの『キーツ』に住んでいる」という言い方がある。キーツ(Kiez)とは、ある広場や通りを中心にした地域のまとまりのこと。行政上の区域というよりは、社会的な関係性を重視した集合体といえるかもしれな…
テンペルホーフ公園を歩く(2)
Tempelhofer Park(6月5日) コロンビアダムの入り口から入った後、グリルスペースを越えて、かつての滑走路の方に向かってみました。こちらは東側方面。遠くの方がかすんで見えます。 やがて、かつての2本ある滑走…
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