オットー・ザンダーの朗読会

オットー・ザンダーの朗読会

先週末、俳優のオットー・ザンダーがザヴィニープラッツ駅高架下のアート系の本屋Bücherbogenで朗読会をやるというので、行って来ました。入場無料ということもあって超満員。何とか隙間を見つけて潜り込み、地べたに座って聞…

ペルガモン博物館のパノラマ展

ペルガモン博物館のパノラマ展

巨大なガスタンクを思わせるパノラマ展の仮設会場 ペルガモン博物館の歴史は1864/65年冬、ドイツ人技師カール・フーマンがトルコのベルガマを初めて訪れた時にさかのぼります。彼は、古代都市の廃墟の大理石が雨風にさらされ、ま…

ヤナーチェクの「死者の家から」@Staatsoper Berlin

ヤナーチェクの「死者の家から」@Staatsoper Berlin

Schlesische Straße in Kreuzberg 10月はいくつもの素晴らしい音楽を生で聴くことができたが、とりわけ忘れがたいのがシュターツ・オーパーで観たヤナーチェクのオペラ「死者の家から」。2日のプレミ…

新博物館に鳴り響くフルートの音色

新博物館に鳴り響くフルートの音色

Neues Museum (2007-09) ●ペルガモン博物館で開催されている話題の特別展「ペルガモンー古代首都のパノラマ」を見てきました。このパノラマ展のことは今度改めて紹介するつもりですが、最近ペルガモン博物館とそ…

記憶の鉄路をたどる(4) - ドイツ技術博物館の保存鉄道 -

記憶の鉄路をたどる(4) – ドイツ技術博物館の保存鉄道 –

「ベルリンの乗り物の歩みを一望」で紹介したドイツ技術博物館の車庫の一般公開を見た後、同博物館の保存鉄道というのに乗る機会がありました。これがなかなか楽しい体験だったのでご紹介したいと思います。17時半の閉館の少し前、車庫…

10年目の出会いと別れ

10年目の出会いと別れ

少し前になりますが、ベルリンでずっとお世話になっているドイツ人の家族と出会ってからちょうど10年が経ち、この夏にお祝いの食事会をしました。私がまだベルリンに来て間もない2001年初頭、語学学校で知り合った日本人の友達がこ…

コーミッシェ・オーパーの「利口な女狐の物語」新演出

コーミッシェ・オーパーの「利口な女狐の物語」新演出

© Monika Rittershaus ●コーミッシェ・オーパーで「利口な女狐の物語」のプレミエを観てきました。今シーズンでインテンダントの任期が終わるアンドレアス・ホモキの演出。指揮はアレクサンダー・ヴェルデニコフで…

『素顔のベルリン』の増刷

『素顔のベルリン』の増刷

私の最初の著書『素顔のベルリン』が、お蔭さまでこの度増刷されることになりました。大変うれしく思うと共に、これまで多くの方々にご覧いただいてきたこと、心より感謝申し上げます。この本が出版されてからかれこれ2年近くが経ち、デ…

発掘の散歩術(14) -ミース・ファン・デル・ローエのバースデーパーティー-

発掘の散歩術(14) -ミース・ファン・デル・ローエのバースデーパーティー-

夕暮れ時のレムケ邸で踊る人たち (2011-08-14) アレクサンダー広場からトラムのM4に揺られること約25分。ヴァイセンゼーという湖を過ぎて間もなく、ブッシュ・アレー/ハンザ通りという停留所で降りた。普段ベルリンの…

追悼クルト・ザンデルリンク

追悼クルト・ザンデルリンク

大指揮者のクルト・ザンデルリンクが亡くなったそうですね。享年98歳。あとわずか1日で99歳の誕生日だったといいます。2007年に彼の95歳のバースデーコンサートを聴く機会があり、この時どなたかが「次はマエストロの100歳…

ベルリンの壁 記憶の場所

ベルリンの壁 記憶の場所

壁建設50周年の式典に際し、ドイツの各政党から贈られた花束 初めてベルリンに来た方に、ベルリンの壁の遺構を見せると、「意外に低いんですね」とか「背が高い人なら、よじ登れそう」という感想を漏らされることがあります。そう感じ…

記憶の鉄路をたどる(2) - グライスドライエックの貨物駅跡(上) -

記憶の鉄路をたどる(2) – グライスドライエックの貨物駅跡(上) –

Gleisdreieck(2008-08-17) 先週末、建設中だったグライスドライエックの公園の一部がオープンするという新聞記事を目にした。グライスドライエックは地下鉄U1とU2の駅名にもなっているが、ポツダム広場の南…

眞峯紀一郎さんインタビュー - 9/9のチャリティーコンサート -

眞峯紀一郎さんインタビュー – 9/9のチャリティーコンサート –

9月9日、ベルリンのカイザー・ヴィルヘルム記念教会で、東日本大震災のチャリティーコンサートが開催される。ベルリンのプロオーケストラに在籍する約15人の日本人音楽家が一同に会するという初めての試みだ。このコンサートのまとめ…