
壁の道に沿って(3) – ライニッケンドルフの北端へ –
前回ご紹介したリューバースの湖を西に折れて、なだらかな坂を下って行くと、「壁の道」はライニッケンドルフ北側の住宅街を通って行きます。「壁の道」(Mauerweg)といっても、昔の壁のあった場所全てが道路になっているわけで…

壁の道に沿って(2) – リュバースまで –
ライニッケンドルフのWilhelmsruher Dammにて 今日8月13日は、「ベルリンの壁」の建設が始まった歴史的な日。もう49年前になるのですね。壁の犠牲者を追悼しながら、かつての壁の道に沿って自転車で走るツアーを…

壁の道に沿って(2) – リュバースまで –
ライニッケンドルフのWilhelmsruher Dammにて 今日8月13日は、「ベルリンの壁」の建設が始まった歴史的な日。もう49年前になるのですね。壁の犠牲者を追悼しながら、かつての壁の道に沿って自転車で走るツアーを…

発掘の散歩術(1) -「キーツ」の原点を訪ねて-
「ベルリンの人々は、それぞれの『キーツ』に住んでいる」という言い方がある。キーツ(Kiez)とは、ある広場や通りを中心にした地域のまとまりのこと。行政上の区域というよりは、社会的な関係性を重視した集合体といえるかもしれな…

Blog「ベルリン中央駅」5周年!
Neues Kranzler-Eckにて(7月29日) お蔭さまで、8月1日をもって、当ブログも5周年を迎えました。2000年9月末、右も左もわからないままベルリンに住み始めて、もうすぐ10年になるのですが、その半分の年…

テンペルホーフ公園を歩く(2)
Tempelhofer Park(6月5日) コロンビアダムの入り口から入った後、グリルスペースを越えて、かつての滑走路の方に向かってみました。こちらは東側方面。遠くの方がかすんで見えます。 やがて、かつての2本ある滑走…

ベルリン王宮の再建が延期に
王宮の完成図が壁に描かれた「フンボルト・フォーラム」のインフォ・ボックス。1ユーロ払えば屋上から眺めることが可能 先頃、連邦政府は2014年までに建国以来最大とも言われる総額800億ユーロ(約9兆2000億円)の歳出を削…

テンペルホーフ公園を歩く(1)
ブログ「東十字の熊さん」の最近の記事を拝見していたら、NHKのBSで今度の水曜日にこんな番組が放映されることを知りました。 こだわりライフヨーロッパ 巨大滑走路 再生計画 ~ドイツ ベルリン~(仮) BS1 7月28日(…

壁の道に沿って(1) -ボルンホルマー通りから北へ-
弟が計画しているヨーロッパ自転車旅行に触発されて、というわけでもないのですが、私も自転車に乗ってどこかに行ってみたくなり、この夏前々からやってみたかったあるプランを実行することにしました。それは、かつてのベルリンの壁に沿…
よみがえった1913年録音のニキシュの「運命」
昨年3月、ベルリンで行われた貴志康一の生誕100周年の行事で、東京大学先端科学技術研究センターの村岡輝雄先生と知り合う機会があった。村岡先生は音響工学を専門とされ、武蔵工業大学教授を退任後、現在は東大の研究センターで古い…

フリードリヒ通りのBocca di Bacco
思うようにブログが更新できないまま、6月ももう終わりに近づいてしまいました。今日はちょっとお気楽な話題を1つ。先日、フリードリヒ通りのBocca di Baccoというイタリアレストランでランチを食べてきました(笑)! …

戦前のホテルで観戦するワールドカップ
先日の日本対オランダ戦は、写真のこの店の大画面で見ました。高い天井とそこに彫られた美しい装飾、そしてシャンデリア。あまりワールドカップ観戦の雰囲気には似つかわしくない気もしますが(笑)、さて、ここは一体どこでしょう? 実…

マルティン・グロピウス・バウのオラファー・エリアソン展
現在、ポツダム広場からほど近いマルティン・グロピウス・バウ(Martin-Gropius-Bau)にて、オラファー・エリアソン(Olafur Eliasson)のベルリン初の大規模な個展「Innen Stadt Auße…

1978年9月、西ベルリンにて(2)
Kさんからお借りした写真の中には、ベルリンの壁を写したものが何枚か含まれていた。その中でも私が気になったのはこの1枚。手前から奥に続く、建物の廃墟が何かの遺跡のように見え、興味を引かれた。「ブランデンブルク門からそう遠く…

1978年9月、西ベルリンにて(1)
今年の2月初頭、クーダムから一歩入ったカフェで、ミュンヘンからやって来たあるお客さんに会う機会がありました(仮にKさんとさせていただきます)。Kさんは、その昔早稲田大学のオーケストラでヴァイオリンを弾いていたという、私の…
週末のコンサートから
シーズン終盤のこの時期、毎年ベルリンでは魅力的な公演が続きます。先週末、久々に3日連続でコンサートを聴いたので、その時の印象を簡潔にまとめてみたいと思います。 金曜日は、ギーレン指揮コンツェルトハウス管の演奏会。久々に聴…

ベルリンの春をおすそ分け
少し前になりますが、今月初頭メヒティルトさんとフレンツェルさん夫妻との恒例の集まりの日(この集まりについてはこちらを)、メヒティルトさんの馴染みの牧草地に連れて行ってもらうことになりました。車でベルリン西端のシュパンダウ…
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