欧州4大都市会議 – M4 –
ヨーロッパの4つの大国から、その首都の市長が集まって大都市の抱える問題を話し合うMetropolen-Konferenz(通称M4)という会議があることは、意外と知られていません。 2004年の9月にモスクワで開催された…
早稲田大学交響楽団ベルリン公演2006
昨日の日曜日は早稲田大学交響楽団のフィルハーモニーでの本番だった。それは期待以上にすばらしいものだった。普段ベルリンという「音楽の都」で足繁くコンサートに通っても、めったに味わうことのない種類の感動だったし、音楽とはどう…
日本からの若いお客さんたち
旧東ドイツの共和国宮殿(Palast der Republik)前にて(3月2日)。鏡に反射しているのは、ベルリン大聖堂。 私の母校である早稲田大学の交響楽団が、2日前ベルリンにやって来ました。ヨーロッパを演奏旅行中の彼…
中央駅のいま(8) 2002年9月~2006年2月 その2
ベルリン中央駅の西側にて(2006年2月24日)。 (前回のつづき) 今日3月1日、ワールドカップ・ドイツ大会の開幕(6月9日)まで残りちょうど100日だという。今朝の新聞のベルリン地域欄では、開幕までこの町がやるべき課…
中央駅のいま(7) 2002年9月~2006年2月 その1
ベルリン中央駅の南側より(2月27日)。 先日、ほったらかしになっていた過去の写真を整理していたら、私が今使っているCASIOのデジカメを買った直後、つまり2002年夏に撮った写真が何枚か出てきた。その中で私の目を引いた…
ブレヒトとコルンゴルト
ベルリナー・アンサンブルにて(2月23日)。 先週は充実した舞台作品を2本観ることができた。後になってふと気付いたのだが、奇しくも、両方ともナチズムと関わりのある作品だったので、ちょっとここに書いてみようと思う。 1本目…
アルコーナ広場周辺を歩く(3)
Arkonaplatzにて(2月19日) 前回お伝えしたアルコーナ広場ののみの市の隣りは、子供の遊び場になっている。このスペースがなかなかの充実ぶりなのである。相変わらず外は寒かったが、子供たちは元気いっぱいに遊んでいた…
アルコーナ広場周辺を歩く(2)
Arkonaplatzにて(2月19日) (前回のつづき) ベルリンの東、プレンツラウアーベルク(Prenzlauer Berg)にあるアルコーナ広場を訪れたのは、実は今回が初めてだった。この広場の「のみの市」はわりと有…
アルコーナ広場周辺を歩く(1)
Zionskirche(シオン教会)の塔の上からの眺め。中央のテレビ塔から右に向かって、赤の市庁舎、ベルリン大聖堂などが見える(2月19日)。 先日、今月末で閉鎖となる「ホテル・ウンター・デン・リンデン」についての記事を…
ベルリナーレ後半&Offside
メイン会場の Berlinale Palast にて(2月14日)。 今年のベルリナーレもこの日曜日で幕を閉じました。後半になるにつれて熱気は増していき、ほとんどの上映はソールドアウトに。私の今回のお目当てのひとつだった…
"Good Bye Hotel Unter den Linden!"
ベルリンの中心部ミッテ、ウンター・デン・リンデンとフリードリヒ・シュトラーセが交差するこの場所といえば、ベルリンで最も名高い交差点のひとつに数えられるだろう。ここの一角にある、戦後のベルリンの歴史と共に歩んで来た建物が姿…
ベルリナーレ前半&ランラン
ポツダム広場にて(2月14日)。 ベルリナーレ(ベルリン国際映画祭)は早くも日程の半分を終えました。いよいよ熱気も高まってきて、売り切れの上演が続出しています。私自身はそれほど通い詰めているわけではなく、観ているのもどち…
第56回ベルリン国際映画祭開幕!
ポツダム広場にて(2月10日)。 ベルリナーレ(Berlinale)の愛称で親しまれている、世界三大映画祭のひとつ、ベルリン国際映画祭が木曜日に幕を開けた。今年度11日間の期間中に上演される映画の数は360、公演回数は延…
変容するライプチヒ広場(2)
(前回のつづき) 前回ご紹介したライプチヒ広場にある、ポツダム広場寄りのこの工事現場。 その2日後にその前を通りかかったら、このようにメルセデスの巨大な広告幕が垂れ下がっていた。そのすばやさに驚く。これからここを通る度に…
変容するライプチヒ広場(1)
ライプチヒ広場にひっそりとたたずむ、かつての壁の断片。その奥はポツダム広場(2月6日)。 私がベルリンにやって来た2000年当時、未来都市のようなポツダム広場はすでにほぼ完成していたが、隣のライプチヒ広場はまっさらな状態…
2月は劇場の季節
ローザ・ルクセンブルク広場前のフォルクスビューネ(2月5日)。 ベルリンでは一般に9月から翌年の7月上旬まで、おびただしい数の劇場やホールで公演が連日のように行われるのだが、私が一番劇場らしいシーズンだなと思うのは2月で…
ベルリンの人々(2) – アーデルベルト・フォン・シャミッソー –
シャミッソーが住んでいた家の近くの広場では、子供たちがそりで遊んでいた(2月4日)。 アーデルベルト・フォン・シャミッソー(Adelbert von Chamisso: 1781-1838)という作家に、私は最近とりわけ…
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