春の訪れに日本を想う

Weißer See (2011-04-11) 長いような短いようなこの1ヶ月だった。ベルリンの街を歩いていても、ここでは3月11日以前と何ら変わりがないように見える。だが、海外在住とはいえ日本人として途方もない災害を経…

指揮者・山田和樹さんのドイツ・デビュー

ベルリン放送交響楽団とのリハーサルで指示を飛ばす山田和樹さん ©Marco Borggreve 2月11日、ある日本人音楽家がベルリンでデビューを飾りました。指揮者の山田和樹さん(32歳)。2009年にブザンソン国際指揮…

日独交流150周年 ベルリンのオープニング式典

握手を交わすヴルフ大統領と伴野外務副大臣 1月19日、ベルリンの日本大使館で日独交流150周年のオープニング式典が開催された。ドイツ側からはヴルフ連邦大統領、ヴェスターヴェレ外務大臣、さらに経済大臣や連邦議会副議長、日本…

発掘の散歩術(8) -オットー・ヴァイトと人知れぬ英雄たち(後)-

Museum Blindenwerkstatt Otto Weidt (大分時間が空いてしまいましたが、オットー・ヴァイト盲人作業所博物館の話の後編をお届けします。前編はこちらよりどうぞ) 当時の工房の様子が再現された部…

発掘の散歩術(8) -オットー・ヴァイトと人知れぬ英雄たち(後)-

Museum Blindenwerkstatt Otto Weidt (大分時間が空いてしまいましたが、オットー・ヴァイト盲人作業所博物館の話の後編をお届けします。前編はこちらよりどうぞ) 当時の工房の様子が再現された部…

「おにぎり作戦」決行!&第2弾のお知らせ(3/19.20)

先日告知した16日の東北関東大震災のチャリティーイベント”OPERATION ONIGIRI”、私も午後に行ってみましたが、大盛況でした。その模様をお伝えしたいと思います。 プレンツラウアー・ベル…

クラシック音楽ファンの方はすでにご覧になっているかもしれませんが、昨日ベルリン・フィルがYouTubeを通して被災した日本の皆さんにメッセージを送っています(こちらでご覧になれます)。1人目は流暢な日本語を話すことで知ら…

日本大使館の献花コーナーにて

昨日(15日)の夕方、日本大使館の横を通ったら、入り口付近に臨時の献花コーナーが設置され、そこには一面花がぎっしり飾られていました。 どんな人々がメッセージを寄せているのだろうとたまたま目に入った書面を見たところ、私も何…

発掘の散歩術(8) -オットー・ヴァイトと人知れぬ英雄たち(前)-

ハッケシェヘーフェの隣にあるHaus Schwarzenbergの入り口 Sバーンのハッケシャー・マルクト駅から徒歩2分ほど、ローゼンターラー通り39番地にその場所はある。ハッケシェヘーフェとローゼンヘーフェという観光客…

ポツダムで聴くフリードリヒ大王の音色

Nikolaisaal Potsdam ベルリンでクラシックのコンサートに行くとなると、どうしてもフィルハーモニーかコンツェルトハウスが中心になる。もちろん教会のコンサートもたくさんあるし、時にはクラブが会場になることも…

クロイツベルクの天然リンクでスケートを楽しむ

ここ数日の猛烈な寒さのせいで、昨日クロイツベルクのEngelbecken(天使の池)の前を通りかかったら、完全に凍結していました。看板には「氷が張った時の立ち入りは禁止。生命の危険!」と書かれていましたが、氷の上でキャー…

NHK「テレビでドイツ語」3月号

NHK「テレビでドイツ語」2011年3月号のテキストが発売になりました。今年度締めくくりの号は、ベルリンのSバーンが表紙ですね。「映画で歩くベルリン」の最終回、できたら21世紀に入ってからの「いまの」ベルリンを描いた作品…

ギャラリー・ラファイエットで魚料理を食する

ドイツに住んでいて時々どうしても恋しくなるのが魚です。 フリードリヒ通りに面したフランス系のデパート、ギャラリー・ラファイエット(Galeries Lafayette)。ここの地下に魚料理を食べさせるお店があると友達から…

発掘の散歩術(7) - シェーンハウゼン宮殿 凝縮された歴史 -

庭園側から望むシェーンハウゼン宮殿 今から来年のことを話していたら鬼に笑われてしまうかもしれないが、2012年はフリードリヒ大王(1712~86)の生誕300周年。そのメモリアルイヤーに向けて、縁のあるベルリンとブランデ…

プラーク広場とカフェとケストナーと

もう大分前になりますが、ベルリンの戦前の写真集を眺めていたら、プラーク広場(Prager Platz)という円形が特徴的な広場に出会いました。日本語に訳すと「プラハ広場」。ベルリンが西に拡張する19世紀後半に開発された一…

角田鋼亮さんの卒業演奏会を聴く

2月になると大学の冬学期も終わりに近づき、私の周りでも日本に完全帰国する友達がちらほら出てきましたが、その1人、指揮者角田鋼亮さん(HPはこちら)の卒業演奏会を最近聴いてきました(角田さんと知り合ったのはかれこれ5年ぐら…

歴史博物館のヒトラー展

あえて写真を排したヒトラー展のポスター 昨年10月に始まったドイツ歴史博物館の「ヒトラー展」は、公開当初からドイツ内外で大きな話題を集め、12月末の時点で見学者数はすでに16万人を超えています。2010年の博物館全体の訪…