ここしばらく、「ユダヤ人」や「壁」と重くて長い話が続いていたので、今回は久々に街灯シリーズの続きをお届けしましょう。さて、ここはどこかわかりますか?右手にテレビ塔とボーデ博物館が見えるこの橋といえば・・・ そう、フリード…
前回、「ベルリンの壁崩壊」というおそらく今後も語り継がれるであろう輝かしい歴史の瞬間について書きましたが、18年後の現在、ベルリンとその周辺地域を覆う現実は、かなり厳しいものがあるのは確かだと思います。実際、旧東ドイツ地…
ボルンホルマー通り脇の道 (07.4.13) プレンツラウアーベルクとヴェディングのちょうど境目に住む友達に会いに行くとき、私はいつもSバーンのボルンホルマー通り(Bornholmer Straße)の駅で降りる。駅のす…
SバーンBeusselstraße駅からWesthafen駅方面を望む(11月5日) 空はどんより、日の長さも急激に短くなる11月は、ドイツに住む人々にとって(北国全般に言えることかもしれませんが)1年でとりわけ気が滅入…
Burandenburger Tor (07.11.5) 前回少し触れましたが、現在ブランデンブルク門の西側に韓国人アーティストのイ・ウンスク氏によるインスタレーションが置かれています。11月9日までの展示だというので、…
先週末はいくつかの締め切りと大きなイベントが重なったため、更新ができませんでした。 さて、今年も11月9日が近づいてきましたが、今週号のシュピーゲル誌がそれをテーマにした興味深い特集を組んでいます。表紙のタイトルを意訳す…
10月16日から28日の間に、たまたまベルリンを訪れた方はきっと驚かれたことでしょう。照明アーティストのヤン・カスパー・クリッツィング(Jan Caspar Klitzing)らの演出によって、ブランデンブルク門や戦勝記…
Konzerthaus Berlin (07.10.18) しばらく前になりますが、先月の19日にちょっと特別なコンサートを聴く機会に恵まれました。この日95歳の誕生日を迎えた指揮者のクルト・ザンデルリンクを祝う、バース…
久々にベルリン街灯ワールドのつづきです。今回ご紹介するのはこれ。ヴァイオリンの模様をも思わせるしゃれた装飾美が印象的で、ここまでくると、もはや芸術品ですね。 この街灯は西側の目抜き通りクーダムやハルデンベルク通りで見るこ…
ベルリンの過去をたどっていくとどうしても避けることができないのが、ユダヤ人に関する歴史、特にナチス時代のホロコーストに関わる歴史である。私もこれまで書物を通して、街角を歩いて、あるいは人からの話を通じて、この問題に直面す…
先日観たテレマンのオペラ「忍耐強いソクラテス」がとてもよかったので、あれから家にあるバロックのCDを何枚かきき直してみたんですが、今回あらためていいなと思ったテレマンの録音をここで1枚ご紹介します。 それはフルート・トラ…
9月末の週末、修復工事中の新博物館(Neues Museum)が一般公開され、3日間で2万5000人もが訪れました。同館は世界遺産に登録されている博物館島の一角にあり、元々は1843年から55年にかけて、著名な建築家シン…
ベルリンでいまもっとも急激な変化を遂げようとしている場所は、先日オープンした「アレクサ」に代表されるアレクサンダー広場周辺とそこからほど近い東駅(Ostbahnhof)周辺だろうと思う。 アレクサンダー広場から東に1駅、…
あれから1 ヶ月以上間が空いてしまいましたが、「ベルリンスイーツめぐり」のつづきをお届けしたいと思います(前回の記事はこちらより)。 今回はバウムクーヘンの老舗を2軒ご紹介しましょう。 まずはシュテーグリッツ(Stegl…
都市はさまざまな音に満ちている。人々の雑踏、都市生活には不可欠な地下鉄やSバーンの騒音など、ベルリンと言われて人がイメージする音は千差万別だろう。ひょっとすると、現在のこの街を象徴するのは、日々止むことなく鳴り響く工事現…
ティアガルテンの6月17日通りにて(10月16日) ベルリンでは本格的に落葉の季節が始まっています。昨日、一昨日と天気がよかったので、ティアガルテン周辺を歩いてみました。今回のエントリには説明はあまり必要ないですね。変わ…
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