「ウェブ進化論」(梅田望夫著)を読んで

「ウェブ進化論」(梅田望夫著)を読んで

2006年2月に出た新書。一時期話題になったようなので、読まれた方もいらっしゃると思う。自分としては、夏に読んだ「フューチャリスト宣言」(ちくま新書)という本との関わりで読んでみたいと思っていたのだが、やはり一読の価値は…

第1アドヴェントのウンター・デン・リンデン

第1アドヴェントのウンター・デン・リンデン

Unter den Linden (07.12.1) 第1アドヴェントを迎えた先週末、ベルリンは比較的気温も穏やかで、本格的に始まったクリスマスマーケットは大変賑わっていました。ウンター・デン・リンデンに沿ってちょっと歩…

CONNECTED BORDERS展のオープニング

CONNECTED BORDERS展のオープニング

金曜日の夜に行われた、光嶋裕介くんのCONNECTED BORDERS展のオープニングは、彼自身の予想を上回るほどの大盛況でした。 裕介くんの友達や職場の同僚を始め、深夜まで200人以上の人々が集まったそうです。中には私…

石炭屋さん

石炭屋さん

早いもので今日からついに12月。寒さが身に沁みる季節にたまにふと感じるのは、部屋の中を常温に保ってくれるセントラルヒーティングのありがたさです。しかし、そんなに遠い昔ではない時代、暖房といえば石炭が主流でした。今でも旧東…

東駅周辺のいま(3)

東駅周辺のいま(3)

(前回のつづき) 廃墟のホームから東側に向かって歩いてみることにした。目新しい通りには大型の量販店が並び、その向こうにはかつての大型暖房施設(現在は有名なクラブBerghain)が見え、一方でこのような鉄道駅の廃墟もあっ…

ドイツのクリスマス用ケーキ種々

ドイツのクリスマス用ケーキ種々

昨日の午後、このブログで何度も登場していただいているメヒティルトさんにお会いしました。近々別の媒体にベルリンのクリスマスについての記事を書くため、生粋のベルリーナーの彼女からベルリンの昔のクリスマスにまつわる話を伺いに訪…

東駅周辺のいま(2)

東駅周辺のいま(2)

Am Ostbahnhof(10月3日) 前回の予告編から1ヶ月経ってしまいましたが、変貌著しい東駅(Ostbahnhof)周辺のいまをお伝えしたいと思います(ポーランド旅行の話はもうしばらくお待ちを!)。 少し前になり…

タカーチ四重奏団のヤナーチェク他

タカーチ四重奏団のヤナーチェク他

数年前にベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲のCDを聴いて以来、一度ライブで体験したいと思っていたハンガリーのタカーチ弦楽四重奏団を聴く機会がついにやって来ました。プログラムが決まった半年前から楽しみにしていたコンサートです…

ベルリン州立歌劇場の舞台裏探検(2)

ベルリン州立歌劇場の舞台裏探検(2)

州立歌劇場(シュターツ・オーパー)の本館の南側、フランス通りに面した衣装工房(Kostümwerkstätten)の中に入ると、人だかりができていました。中にいたこの怪獣らしきもの、何だと思いますか? 実はこれ、州立歌劇…

ベルリン州立歌劇場の舞台裏探検(1)

ベルリン州立歌劇場の舞台裏探検(1)

前回、ベルリン州立歌劇場(シュターツ・オーパー)の現状についてのレポートをアップしたので、9月1日に行われた一般公開日の模様をようやくここでお伝えしたいと思います。 Nacht der offenen Tür(扉の開かれ…

名門歌劇場の行方

名門歌劇場の行方

今年9月、ベルリン州立歌劇場(Staatsoper Berlin)が一般公開された。日ごろ見ることができない舞台裏やリハーサルの様子に触れられるとあって、大勢の人が押し寄せた。 この日明らかになったのは、普段目に付く部分…

クラクフ発ハンブルク行きの列車に乗って

クラクフ発ハンブルク行きの列車に乗って

昨日の夕方、ベルリンに戻って来ました。クラクフを朝の7時55分に出て、ベルリン中央駅着が17時31分。さらにこのまま乗るとハンブルク着が20時42分という、902キロを12時間以上かけて走るヨーロッパならではの国際列車で…

ポーランドに行って来ます!

ポーランドに行って来ます!

昨日から、ドイツ鉄道(Deutsche Bahn)では貨物・旅客含めて、史上最大級のストが決行されています。運転手の労働組合による賃金引上げを要求するためのストで、現在フランスでも同様のことが行われていますが、知人のドイ…

特選ベルリン街灯図鑑(5) 「ヴァイデンダム橋」

特選ベルリン街灯図鑑(5) 「ヴァイデンダム橋」

ここしばらく、「ユダヤ人」や「壁」と重くて長い話が続いていたので、今回は久々に街灯シリーズの続きをお届けしましょう。さて、ここはどこかわかりますか?右手にテレビ塔とボーデ博物館が見えるこの橋といえば・・・ そう、フリード…

「がんばれ、ブランデンブルク州!」(塚本晶子著)

「がんばれ、ブランデンブルク州!」(塚本晶子著)

前回、「ベルリンの壁崩壊」というおそらく今後も語り継がれるであろう輝かしい歴史の瞬間について書きましたが、18年後の現在、ベルリンとその周辺地域を覆う現実は、かなり厳しいものがあるのは確かだと思います。実際、旧東ドイツ地…

18年前の歓喜 - ボルンホルマー通りにて -

18年前の歓喜 – ボルンホルマー通りにて –

ボルンホルマー通り脇の道 (07.4.13) プレンツラウアーベルクとヴェディングのちょうど境目に住む友達に会いに行くとき、私はいつもSバーンのボルンホルマー通り(Bornholmer Straße)の駅で降りる。駅のす…

橋の下の貨物駅から - ベルリンのユダヤ人 -

橋の下の貨物駅から – ベルリンのユダヤ人 –

SバーンBeusselstraße駅からWesthafen駅方面を望む(11月5日) 空はどんより、日の長さも急激に短くなる11月は、ドイツに住む人々にとって(北国全般に言えることかもしれませんが)1年でとりわけ気が滅入…