昨日は、シーズン末の毎年恒例、ベルリン・フィルのヴァルトビューネでのコンサートを聴いてきました。このコンサートについては別の場所にも書くつもりでいますが、ベネズエラの若手指揮者グスターボ・ドゥダメルの才能と、その恐いもの知らずの勢いが存分に感じられ、特にプログラム後半の盛り上がりは昨年を凌ぐほどでした。今回のテーマは南米の音楽。ほとんどが聴いたことがないながらも、いい曲ばかりだったので、YouTubeで見つけた昨日の演目を何曲かご紹介しましょう(演奏はドゥダメル指揮シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ他)。
Silvestre Revueltas – Sensemayá
Arturo Márquez – Danzón Nº 2
(プログラムの最後に演奏されたこの曲がとりわけ最高でした。哀愁漂うメロディーと日没時の風景が、美しく溶け合っていた!)
気になるアンコールですが、
1曲目は初めて聴いたタンゴの曲。ドゥダメルのアナウンスによると、今日92歳の誕生日を迎えるアルゼンチンタンゴの巨匠の作らしいですが、名前は失念。
2曲目は、《ウエストサイドストーリー》の「マンボ」。昨年のプロムスでのこの映像を観ていて、ドゥダメルはきっとアンコールでやるだろうなという気がしていたんです。のだめオケも仰天のここでのパフォーマンス。さすがにベルリン・フィルでは、ここまでやりませんでした(笑)。
最後は、おなじみ《ベルリンの風》で幕!最高の一夜でした。
さて、Sバーンの環状線での帰路、友達から電話がかかってきた。「トルコが大逆転でチェコに勝った!今クーダムがお祭り騒ぎで大変なことになってるって、テレビでもやっているよ」とのこと。まったく信じられないという思いと、「ああ、クロイツベルクで観たかった!」という気持ちが混じり合う。
メーリングダムの駅に上がると、試合終了後1時間以上経っているのに、車のクラクションが絶え間なく鳴り続けていた。行き付けの駅前のケバブ屋のおじさんは、「最後の15分で立て続けに3点奪ったんだ。もう信じられないよ・・・」と興奮冷めやらぬ様子。野菜ケバブ(ここのはうまい)を山盛りに盛ってくれた上、飲み物はご馳走してくれた。
それにしても、決勝トーナメント進出がかかった試合に、チェコ相手に土壇場で3点決めて逆転するなんて、そんなことがあり得るんだろうか。今回のユーロは特別だという思いが、私の中でますます高まりつつある。今日はオーストリア対ドイツ。逆境に追い込まれたときのドイツは強いから、無難に勝ちそうな気はするけれど・・・
先ほどの素晴らしい音楽と、トルコ戦の興奮とで、なかなか心が静まらない。頭の中はまだ《ダンソン》の音楽が鳴り響いている。
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偶々聞いていたRBBのネットストリームでこれの後半を聞いていました。今年は例年に増してレパートリーからしてお遊びの雰囲気が多くてなにも目くじらをたてる必要はないのですが、どうしてもこの管弦楽団のことを批判的に聞いてしまいます。チェリビダッケ風に言わせると「何をやっても同じ」な感じで、どうしても米国の一流管弦楽団との実力差を感じてしまうのですが、如何でしょう。
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ああヴァルトビューネ・・・なぜ毎年日曜の夜にやるのでしょうか?
オケの練習サボるわけにもいかず、毎年聴けない。多分数日後にRBBで再放送するんでそれを聴きます。
トルコ戦、後半10分ぐらいにノイケルンでチラッと見たとき、2-0で負けていたんですよ~。だから地下鉄降りてトルコのクラクション聞いたとき、かわいそうに、負けたのに・・・と思っていたの。本当に今回のサッカーは熱いですよね。今日のドイツ戦・・・どうなるのでしょう?
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はじめまして。
ちょくちょく拝見させて頂いてまして初コメントさせて頂きますdaesungというものです。
音楽にサッカーとエキサイトですね。
私も海外で色々見てみたいです。
宜しければリンクお願いします。
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私もみてましたー!!
ちょうど20分まえぐらいから見始めて、
2-0だったので、これはイカンな…と思っていたら
奇跡の3点連続ゴール!さすがに興奮しました。
マサトさんかコードー君にでも
電話して興奮をわかちあいたかった。
もしくは、コッティで観たかった。
マサトさんの言う通り、EURO2008はオモシロイ!!
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音楽の感動と、サッカーの感激、僕たちも両方を満喫しました!あの指揮者だけあって、リフレッシュした気分で帰ろうとした途中バスの窓から見掛ける、クーダムへ向かうトルコ国旗を飾った車が何気に多く、そういえば今日の試合はどうなったんだろうと気になりました。
バスでZoo駅まで乗りましたが、Kantstrasseは途中から大渋滞し、クラクションと花火で響く。そこでトルコが勝ったことを確信しクーダムの様子を見に行ったら、まるで赤と白の海のようでした。
ドイツも先ほど決勝トーナメント進出を決めましたね。今、うち近所でも何本かの花火が打ち上げられましたが、昨日のクーダムの様子には及ばないのです。
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ヴァルトビューネとサッカーで興奮の1日でしたね!
ドゥダメルの「恐いもの知らずの勢い」はいいですね。YouTubeの画像からもそれは感じられ気持ちが良かったです。努力と才能に裏づけされた自信でしょうか。
12月に来日の予定があるようです。聴きに行かなければ。
「ダンソン」繰り返し聴いています。いい曲ですね。
「マンボ」最高!
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>pfaelzerweinさん
確かにこういうプログラムだったら、余計アメリカのオケの方が聴かせるのはうまいかもしれません。ヴァルトビューネのようなコンサートは、プログラム構成も難しいですよね。数年前、小澤指揮でガーシュウィンばかりのプログラムをやったときは、まさに「どれも同じ」な感じで途中で退屈してしまいました。でも、今回のドゥダメルは、会場にいたせいも大きいと思いますが、最後まで本当に楽しめました。
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>Nemukoさん
それは残念ですね。社会人オケだと日曜日の練習が多いのでしょうか。相変わらずオケ活動は充実しているようで、うらやましいです。僕はここしばらく楽器からは遠ざかっていますので。
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>daesung-leeさん
はじめまして。
リンク了解です。これからもよろしくお願いします。
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>さつきさん
ほんとにコッティで一緒に観戦できたら面白かったでしょうね。
今日はドイツ戦、明日はトルコ戦。ベルリンにとって運命の2日間です。お互い楽しみましょう!
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>キートスさん
奥さんのブログを拝見しましたが、お2人でヴァルトビューネにいらっしゃっていたんですね!あの日のクーダムはさぞやすごかったでしょう。今日はいよいよドイツ戦。とりあえずドイツを応援しますが、実力、日程からいって、分があるのはポルトガルの方でしょうか・・・。
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>Tsu-buさん
12月は手兵のベネズエラのオケとの来日のようでしょうから、まさにあのYouTubeの映像のような感じになるのでしょうか。「ダンソン」は、私もあの後何度も聴いています。ドゥダメルの笑顔が、また実にいいですね。