ヴィルマースドルフのフォルクスパーク(2)
ヴィルマースドルフのフォルクスパークは、東西に長く、全長約2.5キロにも及びます。今日は、公園のほぼ真ん中、ブンデスアレーに架かるモダンな吊り橋を渡って、西側へ歩いてみましょう。 写真は4月頭のある夕方に撮ったもの。まだ…
ヴィルマースドルフのフォルクスパーク(1)
昨年まで住んでいたクロイツベルクには、徒歩5分の場所にクロイツベルク記念碑のあるヴィクトリアパークという大好きな公園がありましたが、新しく越して来たヴィルマースドルフ地区にも近所にフォルクスパーク(Volkspark W…
東独製品を網羅したカタログ『ニセドイツ』(伸井太一著)
先日、ミッテを歩いていたら、東の時代のこんな車に出会い、思わず写真を撮ってしまいました。トラバントは今や多くの人に知られていますが、この車の知名度は大分低いのでは。ヴァルトブルク(Wartburg)といって、東ドイツ時代…
101回目の「サロメ」
●StaatsoperのR.シュトラウス「サロメ」(クプファー演出)は、1998年3月に私が初めてベルリンに来た時に観た演目。その時指揮をしたのが一昨年亡くなったホルスト・シュタインだったので、余計に懐かしい。今シーズン…
ルール地方見聞録
今回の出張では写真はわずかしか撮っていないのですが、駆け足で振り返ってみたいと思います。まずこちらは、エッセンのツォルフェライン旧炭鉱跡 (Zeche Zollverein)。ご覧のように、バウハウスの影響を受けた建物の…
NHK「テレビでドイツ語」5月号
NHK「テレビでドイツ語」5月号のテキストが発売になりました。私の連載「映画で歩くベルリン」の第2回目では、2月のベルリナーレと83年ぶりに復活上映されたフリッツ・ラング監督の無声映画『メトロポリス』について取り上げまし…
デュッセルドルフでの午後
アイスランドの火山噴火の空の影響が、予想外の広がりを見せていますね。私の周りでも影響を被っている人がちらほら出ています。先週アテンドの仕事でご一緒した方々は無事フランスにたどり着けたか、一昨日日本に帰るはずだったある先生…
三島由紀夫の国際シンポジウム
今年は、作家三島由紀夫の没後40年。この記念の年にあたり、ベルリン日独センターがベルリン・ブランデンブルク学術アカデミーとベルリン自由大学との共催で、国際シンポジウム『MISHIMA! その国際的インパクトと複合文化的源…
ルール2010から戻って
数日間の出張を終えて、ベルリンに戻ってきました。今回行って来たのは、エッセンを中心としたルール地方。このかつての炭鉱地帯は今年欧州文化都市(RUHR 2010)に選ばれています。日本の某市で街作りや都市の活性化に携わって…
ちゃりんこ旅日記(5) – 九州での日々 –
全長4km、100万本の松並木。唐津の『虹の松原』 無事に九州の門司に上陸し、ツール・ド・西日本は後半戦を迎えた。ここからは反時計回りに九州を一周する。 3日後、長崎県の佐世保に着いて驚いたのは、その地形や風土に対して。…
モザイク・カルテット演奏会
●古楽器の弦楽四重奏団のモザイク・カルテットを初めて聴いたのはいつだったか。シューベルトの『ロザムンデ』やハイドンの太陽四重奏曲(第32番)などの繊細にして典雅な響きにすっかり魅了されてしまった。モーツァルトやプレイエル…
ドイツ歴史博物館「権力は示す 統治戦略としてのアート」展
●ドイツ歴史博物館(DHM)の特別展「権力は示す 統治戦略としてのアート」(Macht zeigen – Kunst als Herrschaftsstrategie)を見てきました。権力の中枢にいるドイツの…
『素顔のベルリン』が大学の教科書に
このブログを通じて知り合った徳島大学の総合科学部助教の弘田陽介さんが、今年度の新しい授業「人間と生命 / 記憶の場の教育学 記憶の都市/都市の記憶 ベルリン」にて拙著『素顔のベルリン』を教科書として使ってくださることにな…
カント通りのCAMERA WORK
先日、ツォー駅から徒歩10分弱、カント通りにある写真専門のギャラリー「カメラワーク」に行ってきました。その存在は前から知っていましたが、訪れるのは実は初めて。大通りに面した小さなギャラリーだろうと思って行ってみたら、実際…
シェーネベルクのガソメーター
Leuthener Str.にて(2009年3月17日) NHK「テレビでドイツ語」も今週から始まり、今日からいよいよ4月ですね。 「映画で歩くベルリン」の第1回で取り上げたマレーネ・ディートリッヒの生まれ故郷、シェーネ…
フルトヴェングラーの生家
先日、NHKドイツ語講座の連載「映画で歩くベルリン」の取材でシェーネベルクを歩いていたら、前々から探していたあるものにようやく出会いました。タイトルにある通り、指揮者ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886–1954)…
ヤナーチェクと私(2) – シンフォニエッタ! –
高校3年生の時、初めて聞いたヤナーチェクの音楽に再び出会ったのは、それから5年後のことだった。大学3年生だった1998年、当時所属していた早稲田大学のオーケストラが、秋期演奏会でヤナーチェクの「シンフォニエッタ」を取り上…
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