
イースターエッグ 「ベルリン共和国」
ポツダム広場のアルカーデン内の巨大イースターエッグは毎年デコレーションが変わるのですが、今年は壁崩壊20周年にふさわしく「ベルリン共和国」(Berlienr Republik)というテーマで卵がペインティングされていまし…
ヤノフスキ&ルプーのベートーヴェン
先週の木曜日、ヤノフスキ指揮ベルリン放送響によるベートーヴェンプログラムのコンサートを聴きました。 前半のラドゥ・ルプーによるピアノ協奏曲第4番。初めて生で聴いたルプー!私の中では昨シーズンのアルゲリッチに続く、強烈なピ…

ベルリンに帰った貴志康一
©甲南大学貴志康一記念室所蔵 1930年代前半、ベルリンで信じられないようなキャリアを築いた若き日本人音楽家がいました。その名は貴志康一。大阪の商家に生まれ、ジュネーブとベルリンでヴァイオリンの研鑽を積みながら、ヒンデミ…

肉屋という名の靴修理工房
前回の「家具屋という名のカフェ、石鹸屋という名の服屋」に続いて、今日はこんなものをご紹介してみたい。つい最近、私の近所の通りで見つけたものだ。もう何年もクロイツベルクのこの界隈に住んでいながら、この壁の文字にいままでまっ…

家具屋という名のカフェ、石鹸屋という名の服屋
Oderberger Str.にて(2008年6月9日) プレンツラウアーベルク地区を歩いていて、このような古色蒼然たる風情のアパートに出会うと、思わず足を止めて眺め入ってしまう。壁崩壊から20年経って、この地区でボロボ…

夏時間へ
しばらくご無沙汰していました。 先週は自分にとって仕事上の大きなプロジェクトが始動したこともあって、ブログを更新する暇がほとんど取れませんでした。忙しい1週間でしたが、大変充実していました。いつかブログでもその成果につい…

特選ベルリン街灯図鑑(13) 「典型的オスト」
Gr.Hamburger Straßeにて(2月27日) 日本からのお客さんと一緒に歩いていると、「今自分がいるのは(壁のあった時代の)東側なのか西側なのか?」と聞かれることが少なくありません。大抵はすぐに答えられるので…

安永徹さんドイツ連邦功労賞受章 - 「音楽の友」4月号 –
現在発売中の「音楽の友」4月号に、2月のベルリン・フィル定期演奏会の模様と、最近同オケを退団された安永徹さんのドイツ連邦功労賞受章式のレポート記事を書かせていただきました。一読いただけるとうれしく思います。 昨年、安永さ…

「ゲルマニア」の幻影
Kolonnenbrückeにて(2008年8月3日) ベルリンでは何気ない場所にすごいものが存在するのだが、その例として、今日はこんなものをご紹介したいと思う。 それは、前回マレーネ・ディートリッヒの生家で紹介した「赤…

「赤の島」のマレーネ・ディートリッヒ
Leberstraßeにて(2008年8月) ベルリン生まれのもっとも有名な女性といったら、今でもやはりこの人だろうか。 マレーネ・ディートリッヒ(1901-1992)。彼女の生家は、シェーネベルク地区東端の三角地帯、通…

ベルリンのもう1つの壁
Hallesche Straßeにて(2006年8月25日) ベルリン市が「壁崩壊20周年」キャンペーンを大々的に展開しているせいか、今年に入ってから街角や新聞で”Mauerfall 20 JahreR…

しばらく旅の日々 – ワセオケ・ベルリン公演 –
ベルリンの壁が飾られていたHotel Westin Grandにて(3月7日) 約2週間に及んだ旅の日々が終わり、一昨日母が帰国の途につきました。 フランクフルト・オーダー以降の日々をここでざっと振り返ってみたいと思いま…

ノイケルン最新事情
ベルリンのノイケルン。数年前に起きた公立学校での暴力事件以来、何かと悪しきイメージがつきまとうこの地区ですが、「決してそれだけではありませんよ!」という地元住民からのエールを込めて、今回はノイケルンの最近事情をご紹介した…
最近のコンサートより -インバル、アントニーニ、フィガロ etc-
今年に入ってどうもゆっくりブログを更新する余裕がないまま、2月ももう終わりに近づいた。記憶から遠ざからないうちに、最近聴いたコンサートの印象をざっとまとめておこうと思います。 昨年異常なまでにテンションの高いショスタコー…

特選ベルリン街灯図鑑(12) 「カール・マルクス・アレー」
1月に書いた、ナチス時代の街灯と合わせて紹介したい街灯が東側にあります。かつてのDDR政府が威信をかけて整備したカール・マルクス大通り。ここに1950年代に造られた街灯が並び立っています。 関連記事: 特選ベルリン街灯図…

メルキッシュ岸沿いに歩く(2)
前回ご紹介したRoßstraßebrückeからInselbrückeまでの2つの橋の間は、歴史的な建築物が立ち並ぶ。初めてここに来た時、「こういう場所がベルリンにあるのか」と結構感動したものだ。2年前に訪れたコペンハー…

ジャンダルメンマルクト広場の"Fassbender & Rausch"
そばを通ることが頻繁にありながらこれまでなかなか入る機会のなかった、ジャンダルメンマルクト広場に面した”Fassbender & Rausch“で先日初めてお茶してきました。 ̶…
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