
テンペルホーフ空港の閉鎖が確実に
4月最後の日曜日、テンペルホーフ空港の存続をめぐるベルリン史上初の市民投票が行われました。空港の存続を求めるグループの大々的なキャンペーンもあって、大きな注目を集めましたが、結果的に空港存続を求める票は、州憲法で決められ…

ベルリン・オストクロイツ駅
S-Bahnhof Ostkreuz (08-05-24) ベルリンには好きな駅がいくつもあるが、オストクロイツ駅は間違いなくその中の一つに数えられる。オストクロイツとは「東の交差地点」の意で、Sバーンの東西線と環状線が…

ミシェル・シュヴァルベが語るカラヤン - 「音楽の友」6月号 –
現在発売中の音楽の友誌6月号の「カラヤンの世紀」という連載に、ミシェル・シュヴァルベ氏のインタビュー(前編)を寄稿させていただきました。シュヴァルベ氏については、以前カラヤンを支えた名コンサートマスターでもご紹介しました…

フィルハーモニーを救ったハンス・シャロウン
昨夜、ベルリン工科大学(TU Berlin)で構造工学を研究している友人の増渕基さんが、フィルハーモニー内部の貴重な写真をメールで送ってくれました。それは、数ヶ月前、彼が研究室の研修でフィルハーモニーの屋根裏に入ったとき…

火災から一夜明けて
フィルハーモニーの火災事故から一夜明け、ドイツの日刊紙はほぼ例外なくこのことを一面で大きく取り上げていました。被害の状況や気になる今後などについては、ブログ「クラシックおっかけ日記」さんが詳しく書かれているので、よかった…

フィルハーモニーで火災発生
20日14時25分頃、打楽器奏者の友達から電話がかかってきた。 「マサトさん知ってる?フィルハーモニーから火の手が上がって、今大変なことになっているよ。あの煙の様子を見ると、フィルハーモニーはもうしばらく使えないんじゃな…

イエス・キリスト教会でのレコーディング風景
先週は3日間、ダーレムにあるイエス・キリスト教会でのレコーディングを見学することができました。2月にインタビューをさせていただいた佐渡裕さん指揮するベルリン・ドイツ交響楽団(DSO)の初録音(チャイコフスキーの交響曲第5…

平成中村座のベルリン公演が始まる
昨日、Uバーンヴィッテンベルク広場駅で乗り換える際、着物姿の年配の日本人女性を何人か見かけました。ベルリンの地下鉄と着物。なかなか不思議な組み合わせでしたが、いよいよ平成中村座のベルリン公演が始まったのだと思いました。 …

地下鉄駅の「魔笛」
ベルリンの地下空間で上演するモーツァルトのオペラ「魔笛」が、いま大きな話題を呼んでいる。仕掛け人は指揮者・演出家のクリストフ・ハーゲル。これまでも元変電所、サーカス小屋、ボーデ博物館といった一風変わった場所でモーツァルト…

ホロコーストメモリアルでの記念コンサート(2)
前回に引き続き、ホロコーストメモリアルでの記念コンサートの模様をお伝えします。ドイツの終戦記念日翌日のこのコンサートは、2005年5月10日にオープンしたホロコーストメモリアルの3周年を祝う行事でもありました。 開演前に…

ホロコーストメモリアルでの記念コンサート(1)
ドイツの終戦記念日にあたる5月8日、先日ご紹介した「記憶の列車」は終着点のアウシュヴィッツに到着したようです。そして翌9日の昨日、ブランデンブルク門近くの「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑」、通称「ホロコース…

映画『オーケストラの向こう側』のご案内
先日、東京でとてもいい音楽映画を観る機会がありました。そろそろ一般公開が始まるそうなので、ここでご紹介したいと思います。ダニエル・アンカー監督の『オーケストラの向こう側~フィラデルフィア管弦楽団の秘密』という作品(公式サ…

ハイティンク&ベルリン・フィルのバレエ《プルチネルラ》
4月に渋谷のタワレコで見つけ、最近繰り返し楽しんでいるCD。これはいい。ストラヴィンスキーの《春の祭典》《火の鳥》《ペトルーシュカ》の3大バレエの他に、《プルチネルラ》の全曲版まで入って2枚組み1500円。さらに演奏はハ…

Hochzeit!
昨日、ある結婚式(Hochzeit)に参加して来ました。場所はクロイツベルクのSt.Johannes Basilika。このブログでも、「隣人のありがたさ」や「Frohe Weihnachten!」などで何度か紹介してい…

フィルハーモニーのカラヤン展
先週からフィルハーモニーのホワイエで、今年生誕100周年のカラヤンとベルリン・フィルの歩みをテーマにした展示会が開かれています。「音楽に縦線は必要ない。流れなければならないのだ」という言葉は、カラヤンの音楽美学を集約した…

伝説のハンザ・スタジオ
ベルリン中心部のポツダム広場は、この街の栄光と挫折を知る場所だ。ここ10年で未来都市のように生まれ変わり、東西分断時代の荒野のような光景を想像するのはもはや難しくなった。そのすぐ南のケーテナー通りを歩くと、周囲とは異彩を…

市民投票は成立せず
ドイツ:「冷戦の遺物」テンペルホフ空港、閉鎖確実に 市民投票不成立 【ベルリン小谷守彦】ベルリンにあるテンペルホフ空港の存廃をめぐる市民投票が27日行われ、存続を求める票は州憲法が規定する定足数(全有権者の25%の賛成…
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