街角にやって来たベルリナーレ

U7 Eisenacher Str.にて(2月19日) ベルリン国際映画祭(通称ベルリナーレ)で、例年最も注目を浴びるのはコンペ部門であり、メイン会場「ベルリナーレ・パラスト」の赤じゅうたんを歩く世界中から集まったスター…

ベルリンのエマーソン弦楽四重奏団

来週の月曜日(8日)、アメリカのエマーソン弦楽四重奏団が、フィルハーモニーの室内楽ホールでコンサートを開きます(詳細はこちら)。私にとって特別な音楽であるヤナーチェクの2つの弦楽四重奏曲と、ドヴォルザークの《いとすぎ》と…

コンクリートになったオストクロイツ駅

Berlin Ostkreuz(2月25日) 先週、ケペニックに行った帰り、久々にオストクロイツ駅に通ったら、風景が激変していました。考えてみたら、最後にこの駅の様子をお伝えしてから1年になるんですね。というわけで、ベル…

ポツダムのアルター・マルクト広場

Alter Markt Potsdam (2008年12月4日) 先日書いた「ポツダムへの道(1) – もう1つの王宮再建 –」の続きとして、かつて王宮があったアルター・マルクト広場(Alter …

ベルリン・ブランデンブルク空港のいま

人里離れたBBI-Infotowerのバス停(1月18日) 昨年12月、シェーネフェルトに2011年10月末開港予定の新空港の正式名称が、「ベルリン・ブランデンブルク空港」(Berlin Brandenburg Airp…

ポツダムへの道(1) - もう1つの王宮再建 -

ベルリンからポツダムに入る方法は大きく分けて2つある。1つはオーソドックスに鉄道で行く場合だ。モダンなポツダム中央駅で降り、徒歩かトラムでハーフェル川に架かるLange Brückeという大きな橋を越えると、この風景が目…

ちゃりんこ旅日記(4) - 13日目に九州へ上陸 -

11日目は広島。原爆ドームと厳島神社、世界遺産を2つも見学してしまい、贅沢な一日になった。次の日の朝は山口県の東端、岩国市にある錦帯橋に立ち寄った。1673年に作られた錦帯橋は、当時の岩国藩の土木技術の高さを物語っていた…

ちゃりんこ旅日記(3) - 5日目〜11日目まで -

横須賀を出て5日目、滋賀県・彦根から琵琶湖沿いに南下。琵琶湖大橋を渡って大津を通り、ついに京都にたどり着いた。その8月16日は、偶然にも大文字焼きが行われる日であった。京都五山で炎が上がり、お精霊(しょらい)さんと呼ばれ…

ちゃりんこ旅日記(2) - 初日〜4日目まで -

台風9号が過ぎ去った8月12日。旅は幕を開けた。「自転車だけで無事に九州までたどり着けるのだろうか」。 そんな不安や緊張も、青い空と海を見ながら湘南海岸を走り抜けるうちに次第に消えていった。お昼前に小田原に入り、本州で一…

ちゃりんこ旅日記(1) - 旅立ちにあたって -

『ベルリン中央駅』の読者のみなさん、はじめまして。 中村真人の弟、中村洋太です。 現在早稲田大学の3年生で、就職活動を行っているところです。 ぼくは去年の夏に、「ツール・ド・西日本」と題し、自転車で西日本を一周しました。…

ベルリン氷雪模様

最近撮った中から、ベルリンの雪の風景をお届けしたいと思います。1枚目はフリードリヒ通り駅前のヴァイデンダム橋にて。無数に砕けた雪塊が荒涼とした風景を形作っています。 それに比べると、シュロス橋(Schloßbrücke)…

ベルリン・フィルによるシベリウス(交響曲)&ベートーヴェン(ピアノ協奏曲)チクルスの初日を聴いてきました。バラエティーに富んだ、大変充実した内容だったと思います。 冒頭の大オーケストラによるリゲティの「atmosphèr…

九州・山陽紀行(5) - 旅の終わりは奈良と名古屋 -

奈良の友人ジュンさんの家に泊めてもらった翌12月25日の午前中、近くの薬師寺に散歩に出かけた。徒歩数分で奈良の古寺に行けるとは、何ともうらやましい環境だ。一番歴史のある東塔は、残念ながら覆いにかぶさっていて見ることができ…

九州・山陽紀行(4) - 松陰先生の丘 -

旅行から1ヶ月以上経ってしまったので、そろそろこのシリーズはそろそろ終わらせたく、駆け足でいきます(笑)。 12月24日、萩での2日目。宿の裏手に広がる菊ヶ浜の海岸線に沿って駅の方角に歩いて行った。前日と違って素晴らしい…

雪のモアビットを歩く

数日前、ある友達の家に寄った帰り、せっかくだからと少し散歩しながら帰ることにしました。ティーアガルテンの北西に位置するモアビットという地区は、これまであまり紹介したことのないエリアです。U7のMierendorffpla…

橋口譲二さんが案内するホテル・ボゴタ

先日(昨年11月26日)、ベルリンの日独センターで写真家、橋口譲二さんの講演会が開かれました。1980年代から現在に至るまで、橋口さんが撮り続けてきた写真を紹介しながら、自身とベルリンの関わりについて語るという大変興味深…