大分時間が経ってしまいましたが、先月訪れたミュンスターとカッセルのお話をしましょう。
まずはノルトラインヴェストファーレン州の街ミュンスター(Münster)から。
私にとってミュンスターといえば、昔世界史で習ったウェストファリア条約の街というイメージが真っ先に来ます。1648年にミュンスターとオスナブリュックで締結されたこの条約で30年戦争が終結し、領邦の主権が認められた結果、神聖ローマ帝国は事実上死に体と化したのです。「史上初の国際条約」なんていう風にも言われます。旧市街を歩いていたら、この条約締結の350周年を記念したかっこいいマンホールを見つけました。
街を歩いてまずびっくりするのが、自転車の数。これがもう半端じゃないんです。ミュンスター市は以前から環境政策に力を入れている街で、89年からは「自転車の街づくり」を推進しているのだとか。28万という人口の倍の数の自転車があるというから驚きです。旧市街ではほとんど車を見かけることがなく、土地も平坦で自転車用の道路や標識も整備されており、中央駅前の地下には巨大な駐輪場もありました。興味のある方は例えばこちらを読むと、「ドイツで一番自転車にやさしい」というこの街のことがよくわかります。チャリ好きの人にとっては天国のような街なんでしょうね。
旧市街の街並み。ベルリンではこういう風景がまず見られないので、たまに歩くと新鮮に感じられます。正面に見えるのはLambertikircheというゴシックの教会。
次回は、10年に1回しか開催されないミュンスター彫刻プロジェクトの様子を少しご紹介します!
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ミュンスターの旧市街の写真、とても落ち着いた街で美しく撮れていますね。海外でマンホールの蓋をあまりじっくりと見たことがないので、次回以降、ちょっと眼を下に向けてみようと思います。それにしてもかっこいい蓋だ~(^^)b
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この自転車の数、半端じゃないですね。東京みたい。
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>旧市街の街並み。ベルリンではこういう風景がまず見られないので、
そっか、そうなんですね。ちょっと意外です。
戦争の被害に多くの場所があったとはいえ、残ってはいるのかなあ
と思ってました。次行ったときの注意ポイントにしときます!
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本当にすごい数の自転車ですね!
ドイツは比較的自転車が普及していると聞きましたが、Stgt.は自動車会社のお膝元ですし、盆地で高低差がある為か、車が非常に多くて、自転車専用道もほとんどないんですよね。実際、自転車では走りにくいデス。
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>Kaorintanさん
これだけのマンホールは他でもそうそう見られないと思いますよ。
ちなみにベルリンにはこういうのがあります↓
http://berlinhbf.exblog.jp/3935762/
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>Tilさん
僕も東京の放置自転車を思い浮かべました。
まさかドイツで見ることになろうとは・・・
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>Kenさん
ベルリンには19世紀末のアパートなどは普通に見られますが、それ以前のものとなるとニコライ地区に一部再現されているくらいでしょうか。もっともミュンスターの歴史的街並みも、多くが戦後再建したものだと思います。
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>のだめさん
自転車に向いている街とそうでない街ってありますよね。
私の実家の横須賀市は坂が多過ぎて、半分苦行のようなところがありました。ベルリンはどこもほぼ平坦なので本当にいいです!