12月の公演より
例年1月、2月のベルリンの舞台シーンというのは極めて充実しているのだが、今月は自分の懐事情もあって、なかなか思うように足を運べずもどかしい思いをしている。12月は知人の方が急遽行けなくなったチケットで聴かせていただくとい…
「ダヴォス」 BZ Lexikon(142)
暖冬と言われてきた今年の冬ですが、今週に入り本格的に冷え込んできました。外を見ると、今日は雪がしんしんと降っています。1月24日の紙面より。 Lexikon: Davos(ダヴォス) Davos im Kanton Gr…
トラム天国、ベルリン(2)
(BVG-Betriebshof Lichtenberg. 2006年5月14日) (前回のつづき) ベルリンのトラムが電気化してから125周年を迎えたことを記念して、昨年5月に行われたイベントの様子をもう少しご紹介しま…
Am Anfang des Jahres…
久々にドイツ語でエッセーという名の雑文を書いてみました。内容は主に今年の抱負という取るに足りないものですが、もしよかったらお読みください。日本語で好きなことを書く時のように、ドイツ語や英語で文章を書くのももっと楽しくなれ…
中央駅の鋼材落下事故について
ベルリン中央駅にて(1月19日。Photo: Motoi Masubuchi) 先週、大型暴風雨”Kyrill”がベルリンを通過した際に、ベルリン中央駅のファサード部分の鋼材が2本も落下した事故は…
続・ベルリンインタビュー
私の知人で生粋のベルリーナー、メヒティルトさんのインタビュー記事を11月初頭にアップして以来、それっきりになっていましたが(その時の記事はこちら)、昨日彼女に2回目のインタビューをしてきました。今回は壁ができた頃の話、6…
トラム天国、ベルリン(1)
アレクサンダー広場付近にて(2006年5月9日) 近年、トラムと呼ばれる路面電車を再評価する動きが世界的に高まっているようだ。ヨーロッパの中都市以上の多くの街では今でもトラムが活躍しているし、先月はパリのトラムが70年ぶ…
「ヴィルトバート・クロイト」 BZ Lexikon(141)
昨夜ドイツでは強風(Orkan)が吹き荒れ、ベルリンにも大きな爪あとを残していきました。昨日日本からベルリンに戻って来た友達によると、フランクフルトからベルリンへの飛行機が欠航し、電車と車の相乗りを乗り継いで、深夜に何と…
エッシェンバッハの「悲愴」
少し時間が経ってしまいましたが、先週聴いたエッシェンバッハ指揮ベルリン・フィルの「悲愴(チャイコフスキー)」は感動的でした。最近ではあまり聴くことのないような主情的ともいえる演奏で、楽譜に忠実にという演奏とはある意味対極…
アパートの隣人のバースデーパーティー
去年の秋に知り合って以来このブログでも何回かご紹介してきた、私のアパートの隣人ヨアンナ(Joanna)が、今度はバースデーパーティーに招待してくれた(以前の記事はこちらとこちら)。 パーティーは先週末、彼女がバイトしてい…
パラス通りの防空壕 - 天使の降りた場所(17) –
Pallasstraßeの地上防空壕にて(2006年7月21日) シェーネベルクのパラス通りに今もそびえているコンクリート製の巨大な地上防空壕(Hochbunker)の前に私が初めて立ったのは、昨年のワールドカップの決勝…
「請願委員会」 BZ Lexikon(140)
いわゆる受動喫煙(Passivrauch)防止への関心がドイツでも高まる中、一昨日連邦議会の請願委員会でこの議題が取り上げられました。普段は非公開の同委員会ですが、政治家に喫煙者が多いということで、議論が公平に行われるよ…
「ガーナ」 BZ Lexikon(139)
自宅のパソコンにトラブルが発生してしまいました。早く直るといいのですが、しばらく更新が滞るかもしれません。1月11日の紙面より。 Lexikon: Ghana(ガーナ) Bundespräsident Köhler be…
「ドゥルシュバ・パイプライン」 BZ Lexikon(138)
数日前のことですが、ロシアからベラルーシを経由して欧州に供給される石油パイプラインの操業が突如停止され、大きな騒ぎになりました。ドイツは年間の原油輸入の5分の1をパイプラインを通してロシアから調達しているそうです。ちなみ…
ミッテのカフェにて
毎月ベルリンについての小さな記事を連載させてもらっている日本のあるタウン誌に、今月はベルリンのカフェのことを書こうと思い、友達2人に記事に載せる写真のモデルになってもらいました。 彼女たちが手にしているのはミルヒ・カフェ…
ベルリン・スポーツ宮殿 - 天使の降りた場所(16) –
Pallasstraßeにて(2006年10月23日) 映画「ベルリン・天使の詩」の舞台を訪ねるこのシリーズは、またしても間が開いてしまった。それには一応訳がある。これから取り上げる場所というのがドイツの負の歴史と深く関…
「東方三博士の日」 BZ Lexikon(137)
クロイツベルクのFidicinstraßeにて(1月6日) クリスマスを彩っていたもみの木は、1月6日の東方三博士の日を境に街中から姿を消します。このように路上に打ち捨てられたツリーは、清掃業者が片付けにやって来ていつの…
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