
「知識人とは何か」(エドワード・W・サイード著)
最近読んだ本の第2弾は、パレスチナ出身の文学者エドワード・サイードがBBCに残した講演をまとめた有名な知識人論。サイードの著作の中ではこれが一番読みやすいというので、わざわざ日本の実家から送ってもらったもののずっと放った…

自然史博物館がリニューアル
最近ドイツニュースダイジェストに書いた記事を転載します。フンボルト大学のこの自然史博物館は、本当に内容が濃いのでおすすめです。門外漢の私が見ても、かなり興奮したほど。偶然にも私の友達のパートナーがフンボルト大学の教授で、…
紙上添削でドイツ語を学ぶ(1) - 東京駅 –
数日前、私のドイツ語ブログに「東京駅」というテーマで書いた文章を友達のOliverが添削してくれました。とてもためになったので、ドイツ語を勉強している方のためにこれを公開することにしました。 斜線が入っているのが私の書い…

「カラヤンとフルトヴェングラー」(中川右介著)
2日間通った週末のビールフェスティバルの余韻がまだ抜けませんが^^;)、最近読んだ本のこととかも少しずつ書いていきたいと思います。 まずは先月読んだ「カラヤンとフルトヴェングラー」という新書。 フルトヴェングラーとカラヤ…

アイスコーヒーの季節?
8月に入っても涼しい日々が続くベルリンですが、この週末からようやく気温が上がっていくようです。日光を浴びながら、アイスコーヒーやビールを飲める日がそろそろまた来てほしいところ。 写真はクロイツベルクのCafe Cream…

松太郎と朝青龍
小学6年生のとき、友達から借りて夢中になって読んだマンガがある。 ちばてつやの「のたり松太郎」。 80年代の当時は千代の富士の全盛期だった。その頃の私は野球よりも大相撲の方が好きなくらいで、見るだけでなく砂場などで実際に…

海と坂の街、タリン再訪記(3)
旧市街の一番北側のはずれに、こんな記念碑を見つけた。 エストニアの独立に関するものかと思ったが、そうではなかった。 1994年の9月28日の深夜、豪雨の中タリンからストックホルムに向かった客船「エストニア号」は、バルト海…

海と坂の街、タリン再訪記(2)
聖オレフ教会からタリン旧市街を望む(7月18日) タリンの街並みを把握するには、前回ご紹介した展望台以外に旧市街で一番高い聖オレフ教会に上ってみるのがよい。狭い階段を一段一段上っていくのは骨が折れるが、それだけの価値はあ…
ドイツ語ブログのご案内
以前、英語でもブログを書こうと思って試してみたものの、結局続かなかったことがあります。 つい先日、本当に久しぶりに半ば恐る恐るそのページを覗いてみたところ、スパムに荒されることもなく、消去もされずにちゃんと残っていました…

海と坂の街、タリン再訪記(1)
トーンペアの丘にて(7月17日) 海が見える坂のある町、というのが私は昔から好きだ。出身地の横須賀がまさにそういう地だからかもしれないが、旅をしていて印象に残るのも高台から海が望める街であることが少なくない。日本だと長崎…

ウルリヒ・ミューエ死去
Karl-Marx-Alleeにて(7月26日) 先月末、テレビのデジタルチューナーが突然ショートを起こしてしまい、以来テレビが見られない状態が続いているのですが(ただ、それによって不便を感じることはほとんどありません)…

テンペルホーフ空港のいま
Platz der Luftbrücke(2月18日) 今日からタリンの滞在記を書こうと思っていたんですが、前回のテンペルホーフ空港の記事への反響が意外に(?)大きかったので、特異な建築様式によるこの空港内部の様子からま…

テンペルホーフ空港の将来は?
Flughafen Tempelhof(2月18日) ベルリンに空から入る際、テーゲル空港ではなくテンペルホーフ空港を利用したことのある方は果たしてどのくらいいらっしゃるでしょうか。現在、この空港に離着陸する旅客機はわず…

バルトの国より
今週はエストニアのタリンで短い休暇を過ごして来ました。2002年3月にバルト3国をまとめて訪れた際に、タリンはその中でも一番気に入った街でいつか再訪したいなと思っていたのでした。その間のエストニアのEU加盟を経て、街から…

ようやく夏本番のベルリン
Oberbaumbrückeにて(7月16日) 先週までの不安定な天気から一転して、この2日間のベルリンはすさまじいまでの猛暑でした。特に昨日は30度台後半まで気温が上がり、外にいるとそれだけでエネルギーが吸い取られるよ…

ベルリン州議会へようこそ(2) – 名誉市民たち –
Abgeordnetenhaus Berlin(6月23日) ベルリンには、この街に対して特別の功績をあげた人々を「名誉市民(Ehrenbürger)」として称える制度があります。1808年以来、この名誉を受けた人々は総…
ドイツ語の新聞で世界を読む
昨夜ベルリンに戻ってくる際、フランクフルトの空港での待ち時間中私は久々にずっと新聞を読んでいた。最近利用することが多い格安航空会社と違って、ルフトハンザのカウンターでは各種の新聞が読み放題なのがうれしい。 ドイツ語の新聞…
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